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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

ちょっとだけ不思議な鳥 コクチョウ

もう10年近く前、水戸の偕楽園にある千波湖で、
初めて野生のコクチョウに出会った。

そのときまで、恥ずかしながら、
近くに白っぽいヒナが泳いでいたこともあり、
コクチョウ(黒鳥)は、ハクチョウ(白鳥)の
突然変異で出来たと思いこんでいた。

 ⇒軽くネットで調べてみると、
  コクチョウは、世界に6種いるハクチョウ属の一種で、
  原産地は南半球(オーストラリア)とのことである。

 


コクチョウ(カモ科)
 
2002年3月22日 千波湖・茨城

千波湖は、偕楽園の南に広がる小さな湖で、
ジョギングや散歩をしてる人が多く、
沢山いる水鳥も、人間を恐れることはないようである。
 
コクチョウは、オオハクチョウなどのように渡りを行わず、
季節や環境の変化により近距離移動を行う漂鳥なので、
おそらく一年中見られるのだと思う。

 


コクチョウ(カモ科)
 
2002年3月22日 千波湖・茨城

ちょっと信じられないような事実だが、写真で見る限り、
ヒナ鳥の羽毛は白色で、逆にくちばしが黒色なのである。

それが、かなり不思議なことに、成長するにつれて、
羽毛は黒くなり、逆に、くちばしは赤色へと変わっていくらしい。

何とかして、その変わる瞬間(?)を見たいものである。

 

 

コクチョウ(カモ科)

 
2006年3月26日 千波湖・茨城

それから、4年後、同じ場所で、またコクチョウに出会った。

今度は、少し大きめのヒナが、一羽だけいた。

コクチョウのつがい(夫婦)は、一生の間、継続すると言われる。

 


コクチョウ(カモ科)

 
2006年3月26日 千波湖・茨城

妻がじっと見てるので、ヒナがちょっと恥ずかしがって、
お母さんのお尻の下にに隠れようとしてるが、
これでは、お母さんの方が、逆に、恥ずかしいかも・・・

 


コクチョウ(カモ科)

 
2011年12月20日 ひたちなか市・茨城

そして、昨年末、娘のマンションの近くの名もない池で、
偶然にも、多数のカモや、数羽のハクチョウに混じって、
2羽の(多分カップルの)コクチョウを発見した。

水戸市にある千波湖から、数kmしか離れていない市街地で、
まさか、こんな場所に! と言うような池である。

 


コクチョウ(カモ科)

2011年12月20日 ひたちなか市・茨城

やっぱり、人を恐れないようで、平気で近づいてくる。

あまり寄り添ってはいないが、ある程度の距離を保持して、
ゆっくりと泳いでいるので、おそらく夫婦なのだろう。

このときは、ヒナの姿は、見当たらなかった(まだ生まれていない?)。


ちょっとだけ、鳥インフルエンザが心配であるが・・・


  ⇒2~3年前から、鳥インフルエンザの流行の兆しがみられ、
   あちこちの水鳥の住む池に、なるべく近づかないように、
   との看板が立てられている。
 

 

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