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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

何だ! この真っ黒な虫たちは?

前項のコクチョウもインパクトがあったが、
虫にも、真っ黒な種類が結構いる。

コクチョウ続きで、この機会(?)に、
手持ちの写真の中から、普段あまり見かけない、
ちょっとだけ不思議な黒い虫たちを紹介する。



クロシギアブ(シギアブ科)
 
2011年6月22日 白岩森林公園・青森
 
この微妙な黒さのアブは、真夏になる前の林道で、よく見られる。

特に、沢山の個体が、ヨロヨロと飛び回って、
人にも近寄ってくるので、ちょっとだけイラッとする。

この写真では、真っ黒に写っているが、
実際は、もう少し茶色が強く、あまり好きになれない虫ではある。
 

 

ヒメバチの仲間
 
2010年9月2日 だんぶり池・青森

何かちょっと傾いた感じで、止まっている。

ハチの同定には、全く自信がないが、
サイズ的にも、多分ヒメバチの仲間だろう。

全身真っ黒というわけではなく、
触角と脚に、微妙に白が混ざっている。

 


多分リンゴハマキクロバ(マダラガ科)

 2011年7月21日 大沼・北海道

ウメスカシクロバという近似種がいるらしいが、
こちらは、北海道にはいないらしい。
 ⇒翅脈は、ウメスカシクロバに近いのだが・・・

名前のとおり、リンゴの害虫として、記載されている。

この日はかなり熱い日だったような記憶があるが、
もしかしたら、夏場の直射日光下での活動が、
ある程度制限されてしまうのかもしれない。

 


多分クロセンブリ(センブリ科)

 2011年5月27日 白岩森林公園・青森

春から初夏にかけて、白岩森林公園でもよく見られる。

ヘビトンボに近い種で、幼虫は渓流に棲み、
他の水生昆虫を捕食する肉食性である。

近縁種が数種おり、同定は困難であるが、
青森県内では、クロセンブリとして問題なさそうである。

 


多分ヒメギス(キリギリス科)
 
2010年7月24日 だんぶり池・青森

北へ行くほど、体色は濃くなり、
東北や北海道では真っ黒の個体も多い。

普通、キリギリスやバッタは緑色がメインだろう!!
こんな真っ黒なキリギリスは、ちょっと不気味・・・

 


コガシラアワフキ(コガシラアワフキ科)
 
2011年8月2日 だんぶり池・青森

この子たちも、真っ黒ではなく、やや赤みを帯びている。
特に丸くなった翅の先端は、赤褐色である。

この2匹、仲良く並んでいますが、
一体、何をしてるのでしょうか?


 ⇒ 色々な状況が想像出来ると思うが、実は、
   アワフキの仲間は、このような状態で、交尾している。

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