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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

不思議な緑色の虫たち① オオアオゾウムシ

前項の真っ黒な虫たちも、インパクトがあったが、
今回は、全身が緑色の不思議な虫たちを紹介する。

緑色の虫なんて、その辺の草むらで良く見かけし、
「そんなに不思議なことではないんじゃないの?」
と思う人も、多いかもしれない。

しかし、カメムシやバッタを除けば、
全身が緑色の昆虫は、意外に少ないのである。

 


オオアオゾウムシ(ゾウムシ科)
 
2008年7月18日 霧ヶ峰・長野

遠目で見ると、そこにゾウムシがいるとはとても思えない。

この虫の緑色は、一体、何なんだ!

一瞬「ドキッ!」とするような緑色の綺麗なゾウムシ。


しかも、さりげなく交尾中・・・・・

 


オオアオゾウムシ(ゾウムシ科)
 
2008年7月18日 霧ヶ峰・長野

近くで良く見ると、うす緑色の鱗粉が付いている。

雄も雌も微妙な黄色のサイドラインがあって、
下の雌(?)の方が、ややふっくらしてるようである。


これは、ゾウムシ界の鉄則に反して、かなりの美麗種であり、
ちょっとだけ不思議な雰囲気を持っている虫である。

 

 

オオアオゾウムシ(ゾウムシ科)
 
2011年8月31日 白岩森林公園・青森

この写真は、あまり公開したくなかった。

上のような綺麗なゾウムシも、夏の終わりには、
鱗粉が剥げ落ちて、黒っぽい地肌が見えてしまう。

しかも、何故か、左側の脚の先端が失われている。


これが、生物の世界・・・・・・・・・

 

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