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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

ついに撮れた!! 野生のタヌキ


虫の写真を撮ろうとして、林道を車で走っていると、
さりげなく他の動物に出会うことがある。

そんなときは、慎重に車を停めて助手席のカメラを手にするが、
運が良ければ(相手がすぐに逃げなければ!)、何枚か撮影できる。


これまでに、野生の哺乳類にはしばしば遭遇したことがあるが、
撮影に成功し、このブログで紹介した種類は、以下の7種類である。

エゾシカ、キタキツネ、エゾリス、ニホンザル、
ニホンカモシカ、イノシシ、テン・・・

  


ところが、ずっと気になっていた野生のタヌキには、
写真はおろか、出会ったこともなかったのだ。
 
   ⇒交通事故にあったタヌキは、よく見かけるのだが・・・


そして、今回の信州MMTで・・・

 

 

 


タヌキ(イヌ科)

2015年5月10日 安曇野・長野

最初に見つけたときには、「またアライグマか?」と思った。

カメラを向けても、逃げないし・・・・

 

 

・・・と、思った瞬間??

 

 

タヌキ(イヌ科)

2015年5月10日 安曇野・長野

肩の部分に黒い三角形の模様が見えた。

確か、これはタヌキの証拠?

 

よく似ているアライグマは、アライグマ科なので、
分類学上は、大きな違いがあるはずなのだ。

なのに、遠目には、どっちか判断できないほど良く似ている。

 

 

・・・しょうがない! 逃げるとするか?!

そんな感じで、動き出して、ようやく横からのショット・・・

 

 

 

タヌキ(イヌ科)

2015年5月10日 安曇野・長野

横から見ると良く分かるのだが、
肩の三角形の黒い模様が、はっきり見えるし、
尻尾は短く、リング状の模様もないので、
間違いなくこの子はタヌキだろう。


野生のタヌキに出会ったのは、これが最初だった。

 

 

人間に慣れているのか、あるいは性質なのか、
タヌキの行動は、予想外にゆっくりしている気がする。

 

 

・・・だから

 

 

 

タヌキ(イヌ科)

2015年5月10日 安曇野・長野

タヌキは、夜に道路を横断しているときに、
偶然通りかかった自動車のライトに照らされると、
動けなくなってしい、交通事故に遭う件数が非常に多いとされる。

特に高速道路では、事故死する動物の約4割がタヌキと言われているほどだ。


個人的には、一般道路では、イタチが多いような気がするのだが・・・


また、イリオモテヤマネコやツシマヤマネコのように、
離島にも車が増えて、大きな問題になっているようである。


イヌやネコなどの哺乳類に限らず、このようなロードキルの問題は、
昆虫類にも、昔から指摘されており、昆虫学会で、
ずいぶん前のことであるが、講演を聞いたことがある。

彼らにとって、どんな天敵よりも、車の方が怖いのかもしれない。

 

 

 

 


 

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