ニホンザルの親子
マジカル・ムシトリー・ツアー(MMT)とは言え、
見つけたら、虫以外の写真(動物・植物・風景)も、
さりげなく撮っている。
特に、野生の哺乳類に出会ったときは、
結構、夢中でシャッターを押していることに、
ある日、ふと気付いた。
ただ、哺乳類の場合には、出会っても、
カメラを構える前に、茂みの中に逃げ込まれてしまう。
運が良ければ、助手席に置いたカメラで、
車の中から撮ることが出来る。
・・・というか、ほとんどがそのパターンである。
今回のMMTでは、2種類の哺乳類の写真が撮れた。
いずれも、ちょっとだけ不思議な出会いだった。
最初は・・・
安曇野から常念岳登山口へのアプローチ道路。
この道路では、ときどきニホンザルの群れに出会う。
とりあえず、昨年撮った写真から・・・
このように、あまり車が通らないせいか、
集団で、道路上にたむろしてることが多いようだ。
アスファルトの道路面が、足元が悪い藪の中より。
多少でも安定しているからなのだろうか?
しかも、彼らは車をギリギリまで、避けようとしないのだ。
そして、今年もほぼ同じ場所で・・・
車を静かに停めて、運転席の窓を開ける。
助手席のカメラを手に取って、さりげなく被写体に向ける。
特に母親を、脅かさないように、ゆっくりと・・・・
ん!・・・
おかしいぞ!!!
ひょっとして「我、関せず」ではないか?
母も子も、車や人間を全く恐れないのだ。
やっぱり、昨年出会ったのと同じ群れの、
全く人間を恐れないサルたちだったのだろう。
改めて写真を見ると、何か、
母親は、遠くを見つめているようで、
すごく良い表情をしてる?!
野生の親子連れのニホンザルが、
これだけ人を恐れないのは、ちょっとだけ不思議だ。
次回予告!
もっと人を恐れない野生動物がいた。
やや衝撃の出会いだ。