緊急報告 コクチョウの抱卵
千波湖は、偕楽園の南に広がる小さな湖で、
ジョギングや散歩をしてる人が目立つ。
梅の名所、偕楽園を訪れる観光客も、
この湖にも立ち寄ることが多いようで、
人が常時いるような、典型的な都会地の公園である。
そんな湖には、水鳥が沢山いる。
そして、少なくとも千波湖にいるコクチョウは、
人を恐れないことで、有名のようである。
だから、遊歩道をノコノコ歩いているし、
人が来るところにも、平気で近づいてくる。
極め付けは、これ!!!!
↓ ↓ ↓ ↓
お腹の下に、何と!
・・・卵のようなものが見える。
こんな人通りの多い遊歩道のすぐそばに!!!
少しは、ヒバリを見習ったらと思うほど・・・【注1】
ズームで!!
やっぱり、卵だ。
普通は、浅瀬や島に、草を積み上げて巣を作るようだ。
雌雄ともに抱卵するので、幸か不幸か、
この子たちには、世間の常識が通用しない。
何なんだ!!
この無警戒さ(無神経さ?)は!!!
他の野鳥類では、考えられないだろう。
卵の場所を、少し変えているようだ。
通常、4~6個を産卵するようだが、
この巣には3個しかない。
・・・と言うことは、
多少の犠牲者が出ているのだろうか?
確かに、以前紹介したコクチョウ夫婦のヒナの数は、
もっと多かったような気がする。⇒【注2】
人為的にある程度管理された環境で、
怖い経験を一度もしていないと、
こんなにも、生物は、無警戒になるのか?
人間を恐れないのは、まあ分かるにしても、
ここには、卵を狙うヘビやイタチもいないし、
恐ろしい野犬や野良猫もいないようだ。
逆に、このような環境では、
個体数が増え続けてしまう可能性も、
多少あるような気がするのだが・・・
【注1】ヒバリの帰巣方法は、こちら
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20140211/1/
【注2】貴重なコクチョウのヒナの写真は、こちら
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20120123/1/