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だんぶり池の捕食者【4】

だんぶり池には、脊椎動物の捕食者も沢山いる。

過去に、【1~3】で紹介してきた無脊椎動物の捕食者のように、
捕獲の瞬間をカメラで撮ることはできない。
小さな虫などを、一瞬で飲み込んでしまうからである。

しかし、体の大きなカエルやトカゲなどの捕食者の食べる量は、
これまで見てきたようなクモやアブの比ではないだろう。

今回は、だんぶり池で見られる、そんな大型の捕食者を紹介する。

 

ニホンアマガエル(アマガエル科)
 
2011年5月29日 だんぶり池・青森

だんぶり池の林道を歩いていると、葉っぱの上で、
獲物が来るのを待っている捕食者が目立つ。

一番目立つのが、このニホンアマガエルである。

 
 

シュレーゲルアオガエル(アオガエル科)
 
2010年7月16日 だんぶり池・青森

少し大きめのシュレーゲルアオガエルの個体数も多い。

カエルは、ペットとしての人気もあるようだが、
良く見ると、目は怖い・・・・捕食者の目をしている。

 


ヤマアカガエル(アカガエル科)
 
2010年8月23日 だんぶり池・青森

前2種と比較すると、このカエルの個体数は少ない。

ある場所で、生物の数(個体数)がほとんど変化しないような場合には、
それは、捕食者と被食者のバランスが保たれている証拠であると考えられてきた。

しかし、最近の生態学での研究結果は、意外なものだった。
野外での個体数の変化と、それをもたらした死亡要因を詳しく調べたところ、
天敵による捕食が個体数のバランスをもたらすことは、
あまりないことがわかってきたのである。

 


ツチガエル(アカガエル科)
 
2010年8月23日 だんぶり池・青森

つまり、餌となる種の個体数が増えた場合でも、
天敵は、その増加を抑えるほど効率よく捕食することはなく、
逆に、餌種が減ったからといって、捕食者は食べる量を控えたりはしない。

結局、天敵は餌種の個体数を減らしはするが、
個体数の調節はしないということが分かったのである。

 
 

ニホンカナヘビ(カナヘビ科)
 
2010年7月15日 だんぶり池・青森

現在では、捕食者でも被食者でも、個体数が増えてくると、
餌条件が悪くなるので、過密をさけるように移動・分散するのが一般的で、
その結果、個体数の調節が空間的に生じるのだと考えられている。

自然界では食うものと食われるものの関係によって、
バランスが保たれるという「教科書にも載っているような考え」は、
ほとんどの場合、誤りだということになってしまう。


今年は、青森県の相馬ダムの川沿いに、アカシジミが大発生し、
夕方、山の尾根筋を数キロにわたって群舞して、新聞でも大きく報道された。

ナラ類の葉を幼虫の餌とする「害虫」ではない虫が、
このように大発生した原因は、まだ正式に確認はされていないようだが、
少なくとも、捕食者が制御することは出来なかったのは確かである。

 

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【2011/08/01 07:33 】 | 捕食者 | 有り難いご意見(0) | トラックバック(0)
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