虫を食べる野鳥類⑪ ウグイス
ウグイスは、日本で人気投票すれば、
おそらく「有名な鳥ベスト3」に入る鳥だろう。
(私の予想:スズメ・カラス・ウグイス?)
しかし・・・
その翅の色は、一般的に呼ばれるウグイス色ではなく、
多少とも緑褐色が混じった、くすんだ灰色だ。
もしかしたら、昔の人は、このくすんだ灰緑色を、
もともと、ウグイス色と言ったのかもしれないが・・・
しかし少なくとも、今は違う!!!
(⇒前回、メジロの記事をご覧ください)
こんな基本的な間違いが起こった原因を軽く調べてみると、
ネット情報では、
「近くでウグイスがホー ホケキョと、
鳴いているのを聞いた人が、
梅に止まるメジロを見て、ウグイスと勘違いした」
ことによるとされている。
これ、本当なのだろうか?
さらに、「梅にウグイス」という有名な言葉がある。
この言葉に関しても、ちょっとだけ不思議な間違いがある。
実際に、「梅にウグイスが止まることは、ほとんどない」らしいのだ。
これも、本当なのだろうか?
この写真の黄色丸印の中に、全く偶然に、
飛び立つ瞬間のウグイスが写っている。
ウグイスの食性は、いわゆる雑食とされているが、
夏場は主に小型の昆虫、幼虫、クモ類などを捕食し、
虫がいなくなる冬になると、植物の種子や木の実なども食べる。
そして,、これが・・・・・
獲物(蛾?)を捕獲した瞬間の貴重写真。
時間があるときには、(待っていれば、)こんな写真が撮れる。
多分、獲物を狙って、くるっと向きを変えた瞬間。
近くに写ってる葉っぱには、食痕があるが、
食べられてしまったのか、虫はいないようだ。
【追記】
記事アップ後、大学時代の友人から、コメントがあった。
ウグイスの体色は、一般的に言われるメジロとは違う「ウグイス色」で良いのでは?
また、ウグイスは、梅の木にも止まるが、
花の時期(早春!)には、ホーホケキョと鳴けないので、
知らない人は、ウグイスとは思わないのかもしれない。
と、言うわけで・・・
虫のブログなのに、鳥の写真ばっかりで、
虫の写真がほとんどなかった2月も、
あっという間に終わってしまった。
昔の人は、
「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」
と言って、この時期が、
あっという間に過ぎてしまうことを、
うまく言い表した。
少なくとも、虫好きから見ると、
逆に、長い長い冬の期間なのだが・・・
⇒次回から、普通の虫のブログに戻ります。