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ちょっとだけ不思議な虫たち ビークマーク
ビークマーク(beak mark)という専門用語がある。

日本語では【くちばしの跡】という意味だが、
チョウが、鳥に襲われたときに出来た、翅が破れた部分のことを言う。

以前このブログで、色々な虫たちの持つ目玉模様について、
予測されるその役割を、5回に分けて細かく検討した。
その中で、このビークマークについても、疑問点も含めて紹介した。
↓  ↓  ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Entry/73/

ただこのときは、自分で撮った写真がなかった。


それ以来、注意深く探してはいたが、ようやく、
翅が破れているチョウの写真を、数枚撮ることができた。

普段は(多分?)絶対シャッターを押すことのない被写体である。

でも、子供のころに、昆虫採集したことのある人なら、
このような翅の破れたチョウは、誰でも見たことがあると思う。

 

 


ヒカゲチョウ(タテハチョウ科)

2012年9月27日 東海村・茨城

後翅の半分近くが破れてなくなったヒカゲチョウ。
おそらく、鳥のくちばしで突かれて出来た破れ跡である。

この部分には、目玉模様があったはずである。


こんな写真は、ビークマークを意識して撮らない限り、
あまり公開されることはないと思う。

 

 

クロヒカゲ(タテハチョウ科)

2012年8月28日 小泉潟公園・秋田

こちらは、典型的なV字のビークマークを付けたクロヒカゲ。

2枚の翅の同一場所が、きれいに破れているので、
おそらく、翅を閉じて静止しているところを、
少し大きめの鳥が、そこにあった目玉模様を狙って、攻撃したのだろう。

 

 

クロヒカゲ(タテハチョウ科)

2012年8月28日 小泉潟公園・秋田

そして、このような状態になって、生存しているということは、
翅の端っこにある(胴体から離れた場所!)目玉模様が、
鳥の攻撃をその部分に誘導し、見事に攻撃から逃れた結果である。

 

 

クロヒカゲ(タテハチョウ科)

2010年7月22日 酸ケ湯温泉・青森

正常なクロヒカゲには、これは、別の場所で撮った写真であるが、
まさにV字型に破れた位置に、目玉模様があるのだ。

この眼状紋が、間違いなく、この子の命を救ったのだ。

翅は、みすぼらしくなってしまったが・・・・・

 


ただ、この写真のように、左右対称にビークマークが付いた個体は、
一体どのような状況で、鳥の攻撃を受けたのだろうか?

この位置に左右対称のビークマークが付くのは、
くちばしで攻撃する鳥が、チョウが翅を閉じて静止しているときに、
アタックした場合に限られる。

はたして、どのような鳥が、翅を閉じて静止しているチョウを、
背後から攻撃するのだろうか?

一般的には、チョウが小鳥に襲われるのは、飛んでいるときだと思う。
翅を閉じて静止しているチョウを、小鳥が背後から襲うことは、
あまりないような気がするのだが・・・・

 

 

というわけで、
9月のブログ開設2周年記念で、連続9回(隔日!?)に渡って、
さりげなく行ってきた「ちょっとだけ不思議な虫たち」シリーズは、一応終わります。


ただ、不思議だと思ってるのは、私だけ??!?!


 


拍手[19回]

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【2012/09/30 16:24 】 | 擬態 | 有り難いご意見(0)
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