保護色 背景選択大成功!!!
今までこのブログで紹介した保護色の虫たちの写真は、
ほとんどが、背景選択を間違えて静止しているものであった。
いくら完璧な保護色であっても、背景によっては、
虫の輪郭がはっきりと見えて、逆に目立ってしまうので、
簡単にカメラの被写体になったのだ。
ただし、彼らが正しく背景を選んで静止していれば、
少なくとも我々人間が、彼らを発見することは困難で、
写真に撮られることもなかったのだろう。
今回は、そんな保護色の虫たちが、
正確に背景を選んで静止していた場合の
かなり貴重な写真を紹介する。
彼らだって、本気を出せば、こんな風になるのだ。
とりあえず、下の4枚の写真で、
タイトルの虫が、どこにいるか分かりますか?
ヤマトマダラバッタ(バッタ科)
2013年7月15日 七里長浜・青森
写真の左上の方に、
やや小さ目のバッタがいます。
エゾシロシタバ(シャクガ科)
2013年9月4日 志賀坊森林公園・青森
写真の右下の方に、
下向きに止まっている蛾がいます。
ニイニイゼミ(セミ科)
2011年8月5日 白岩森林公園・青森
写真の右側の方に、
上向きに止まっているセミがいます。
シロスジオオエダシャク(シャクガ科)
2011年8月5日 白岩森林公園・青森
写真のちょうど真ん中に、
小枝を翅で覆うように、
上向きに止まっている蛾がいます。
おそらく、タイトルの虫の名前を見て、
すぐに、その姿が思い浮かばない人は、
この写真で、見つけるのは、難しいと思います。
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なんだ、これで終わりなのか!?
と、思った方!
まだ、まだ、です!!!!
下の2枚の写真については、
虫がいる位置に、黄色丸印を追加しました。
ただ、上の2枚の(最近の)写真の虫については、
次回以降に、他の写真とともに、正解をお知らせします。
ニイニイゼミ(セミ科)
2011年8月5日 白岩森林公園・青森
こんなに近くにいるのに、
撮影現場では、ちょっと目を離すと、
もうどこにいるのか分からなくなってしまいます。
シロスジオオエダシャク(シャクガ科)
2011年8月5日 白岩森林公園・青森
この写真は、飛行中の蛾を見つけて、
着陸地点付近を確認して、近づいて撮ったものです。
この子は、歩きながらでは、絶対に似つけるこできないと思います。