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分断色? 脚のまだら模様

今回紹介するのは、不自然な(?)まだら模様の脚を持った虫たちである。

いずれも武器を持ったり、体液が不味い訳ではないようなので、
このような「まだら模様」は、良く目立つが、警戒色の範疇には入らない。

また、特に有毒種に擬態(ベイツ型!)していることもなさそうである。

 


ジョロウグモ(ジョロウグモ科)

2011年9月26日 小泉潟公園・秋田

このクモは、黄色と黒の鮮やかな縞模様なので、
以前のブログでは、無毒の警戒色をもった虫たちとして紹介した。
↓  ↓  ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20110826/1/

今回は、ちょっとだけ不思議な「しま模様の8本の脚」に注目し、
一体、何でこんな模様になっているのかを、改めて考えてみたい。


とりあえず、普通の状態では、よく目立つのは間違いない。

しかし、このような「まだら模様」は、分断色と呼ばれ、
逆に、目立たなくする保護色の範疇に入るとされることがあるのだ。

現在では、分断色とは、
体の形と無関係な斑紋を、体の輪郭に接するように持つこと』
と定義される。

このような分断色を持つ虫たちが、
太陽がギラギラと輝き、光と影が交差するような環境にいるとき、
視覚で獲物を探す捕食者は、虫の輪郭が検出しにくくなって、
非常に見つけにくくなると考えられているのだ。

 

 

マダラカマドウマ(カマドウマ科)

2011年7月25日 酸ケ湯温泉・青森

色使いはちょっと異なるが、この子の斑紋パターンは、
上のジョロウグモに、何となく似ている。

こちらは、やや薄暗い場所を好むようであるが・・・

 

 


多分モエギザトウムシ幼体(マザトウムシ科)

2012年8月2日 芝谷地湿原・秋田

この子は、白と黒で分断された、長い脚を持つ美少女のイメージである。
ネット情報では、どうも大人(成虫)になると、
似ても似つかない「がち親父」に変身してしまうようだが・・・

多分、鳥などの捕食者が、真上から見ると、
白黒の同心円の中心に、胴体部分があるはずなのだが、
捕食者の注意は、脚の白黒に、向いてしまうのだろうか?

 

エサキヒメコシボソガガンボ(コシボソガガンボ科)
2011年6月29日 白岩森林公園・青森

この子の色彩パターンは、上のモエギザトウムシに似ている。
あたかも、どちらかが擬態しているようにも見えるほどだ。

これも確かに、単一色彩の背景では、よく目立つ模様だ。

だが、光と影が交差する木漏れ日の中にいたらどうなのだろうか?

 

 


アシグロツユムシ(キリギリス科)

2010年8月10日 東海村・茨城

この子のような雰囲気になってくると、何処にいても、
いわゆる保護色のイメージの方が強い。

そして、この子の場合も、一様な背景ではなく、
光と影が強烈な環境にいると、分断色の効果が表れてくる?

 

といい訳で、今回紹介した虫たちの(脚の)まだら模様は、
分断色というには、やや微妙であった。

次回、本来の意味の分断色について、詳しく紹介したい。

 

 

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【2012/09/05 08:40 】 | 擬態 | 有り難いご意見(0)
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