忍者ブログ
  • 2017.09
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • 2017.11
恐るべし ジュウジナガカメムシ幼虫集団

まず、下の写真を拡大(クリックして)して、ご覧ください。

真ん中付近に、枯れ葉があります。

 


2012年8月22日 十石峠・長野

まだしつこく枯れ葉擬態の話か? 
と思った方は、残念ながらハズレです。

ほぼ中央部分にある赤く見える三角形の葉っぱのようなものが、
一体、何なのか分かりますか?

 


拡大してみると・・・

 

 

ジュウジナガカメムシ(ナガカメムシ科)

2012年8月22日 十石峠・長野

これは、タイトルにあるように、
ジュウジナガカメムシというカメムシの幼虫集団である。

でも、どうして枯れ葉の上に、しかもよく目立つところに、
こんなに沢山の個体が集まっているのか、ちょっとだけ不思議だ。


(⇒まあ、集団で枯れ葉に擬態していると、言えなくもないが・・・)

 

 

ジュウジナガカメムシ(ナガカメムシ科)

2012年8月22日 十石峠・長野

すぐ近くで、別の幼虫集団が見つかった。

こちらは、人の気配を察知したのか、
多少ルーズな集団になっている。

警戒色を持った草地にいるカメムシ類の集団は、
警報フェロモンに敏感に反応し、すぐにバラバラになるか、
一斉に地面に落下することが多い。

 

 


ジュウジナガカメムシ(ナガカメムシ科)

2012年8月22日 十石峠・長野

彼らは、有毒のガガイモ科(多分イケマ?)の植物の汁を吸うことで、
アサギマダラの幼虫などと同じように、外敵に襲われることはない。

だから、警報フェロモンと警戒色の最強の組み合わせで、
集団で、効率よく(?)外敵からの防御を行っているのだ。

 

 

ジュウジナガカメムシ(ナガカメムシ科)

2012年8月22日 十石峠・長野

この葉っぱには、少し白っぽくなった部分が認められ、
集中的に、激しく吸汁された痕跡と思われる。

そこで、ひとつ前の写真をもう一度良く見てみると、
右側に、完全に干からびたような葉っぱが写っている。

これは、おそらく集団吸汁によるダメージなんだろう。


このブログで、今まで何度かカメムシの集団を紹介してきた。
その中で、ここまで壮絶に、葉っぱを枯らしてしまうような種類はいなかった。
↓  ↓  ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20120808/1/

http://kamemusi.no-mania.com/Date/20101024/1/


ここで、もう一度、今度は最初の写真の葉っぱの状態を見てみると、
寄主植物を枯らしてしまうほどのジュウジナガカメムシの集団吸汁の凄さが分かる。


ただ、何故、彼らがこのような生存戦略を採用することになったのか?
さすが、ちょっとだけ不思議な昆虫の世界である。

 


拍手[17回]

PR
【2012/09/02 06:51 】 | 集合 | 有り難いご意見(0)
<<分断色? 脚のまだら模様 | ホーム | これが保護色だ!! ニイニイゼミ>>
有り難いご意見
貴重なご意見の投稿














<<前ページ | ホーム | 次ページ>>