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  • 2017.07
枯れ葉擬態 キンイロエグリバ


枯れ葉に隠蔽的擬態する蛾は、多くのグループ(科?)で、
独自に進化してきたようだ。

今回のキンイロエグリバは、常夜灯に来ているのを良く見かける。

 

 

キンイロエグリバ(ヤガ科)

2013年8月31日 矢立峠・秋田

でも、こんな感じで、建物の壁に止まっているのを見ても、
初めて見た人は「本当に枯れ葉に擬態してるの???」と思うかもしれない。

 

 

それでも、枯れ葉が沢山ある場所に、静止していたら、
私ごときには、絶対に見つけることはできないだろう。


しかし、緑色の葉っぱの上では、簡単に見つかる。
・・・・と言うか、偶然見つけると、ちょっとだけ感動!!

 


キンイロエグリバ(ヤガ科)

2013年9月9日 矢立峠・秋田

赤丸の中にある枯れ葉が、実は、キンイロエグリバなのだ。

真昼間に葉っぱの上で堂々と静止しているのを見つけると、
目立ちにくくする隠蔽的擬態というよりも、むしろ、
良く目立つ「非食物擬態」としか思えない。
↓  ↓  ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20130818/1/

 

 


キンイロエグリバ(ヤガ科)

2013年9月9日 矢立峠・秋田

確かにこんな色合いの枯れ葉は、
緑の葉っぱの上に、沢山落ちている。

多分捕食者(野鳥類?)も、人間(私?)も、
この子たちを、普通に一度は見つけるのだ。

だが、少なくとも捕食者は、すぐに無視して通り過ぎる。
(人間は、シャッターを雄のだが・・・・)

 

 


キンイロエグリバ(ヤガ科)

2013年9月9日 矢立峠・秋田

でも、ここまでパーフェクトに似せるなら、
緑の葉っぱに擬態(⇒普通の隠蔽的擬態)して、
しかも、正しく緑の葉っぱの上にいる方が、
より捕食者に発見されにくくなるはず??


??

??


いやいや、そうではないと思う。

緑色の葉っぱに完璧に擬態する虫たちは、
静止する背景を間違えてしまうと、逆に、
よく目立って、捕食者の餌食となる可能性が高いのだ。

緑色の葉っぱが1枚だけ、目立つ場所に落ちていることは、
枯れ葉の場合とは違って、自然状態では基本的にないからだ!!

捕食者は、1枚だけ落ちてるそんな状況を、決して見逃さないだろう。

 

緑の葉っぱの上で、より目立ってしまう枯れ葉に擬態する方が、
 1)いったん捕食者が発見するが、
 2)それが食べ物でないことを認識して、
 3)無視して通り過ぎる、
ことになるので、擬態の完成度はかなり高くなければならない。

だからこそ、より食べられにくくなっているのだと思う。

捕食者が、上記1)、2)、3)の段階を全てクリアしてこそ、
それが「非食べ物擬態」「ミラクル擬態」になる理由なのだ。





 

   

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【2014/08/06 06:30 】 | 擬態 | 有り難いご意見(0)
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