目玉模様のモデル 動物の目は怖い??
虫たちの身体にある比較的大きな目玉模様は、
フクロウやネコの目に似ているので、
野鳥類の攻撃を躊躇させることが出来る。
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http://kamemusi.no-mania.com/Date/20150214/1/
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20150218/1/
獲物を探す野鳥類は、かなり臆病であり、
食べようとした虫たちに、フクロウやネコを連想するような、
大きな目玉模様を、急に見せつけられるので、
あまり本物の目に似ていなくても、十分効果的である。
おそらく、左右対称のおよその場所さえ一致していれば、
どんな模様だって、目玉に見えてしまうのだ。
だから、本物の目の写真を載せて、
ニセの目玉模様と比較する必要なんて全くない。
・・・・けれど、
下の写真が、本物の動物の目である。
やはり、目玉だけを切り取ると、
人間が見ても、気持ちの良いものではない。
⇒あんまり、見つめない方が良いかも?
動物の目の形や、中にある模様(光彩?)は、
当然のことながら、微妙に形が違って、
いわゆる千差万別の世界である。
実際には、動物の(本物の!)目は、
同心円というイメージは、ほとんどないようだ。
上の写真の正体は???
ちょっとだけ可愛い動物たち
左上: ネコ(ネコ科) 弘前市・青森(20140801)
左中: ネコ(ネコ科) 弘前市・青森(20140801)
左下: ネコ(ネコ科) 弘前市・青森(20140801)
右上: イヌ(イヌ科) 弘前市・青森(20100314)
右中: キタキツネ(イヌ科) 知床・北海道(20110709)
右下: クスサン(ヤママユガ科) 碇ヶ関・青森(20080922)
じっと見つめた方は、すぐにお分かりのように、
右下の目は、噂の「蛾の目玉模様」である。
左側の3枚のネコは、自宅付近で見つかる飼い猫なのだが、
全体を見れば、多分可愛らしいのだろう。
もちろん、イヌ(かつての愛犬アイン君)やキタキツネも・・・
しかし、目の部分だけを取り出すと、
どうしても、やや怖いイメージが出てくるようだ。
おそらく、野鳥類にとっても、目だけ見ると、
人間と同じように、恐ろしいのだろう。
⇒今度、多摩動物園に行ったら、昆虫館だけでなく、
たまには、ミミズクやフクロウの写真も撮らないと!!
さらに、こんな目をした動物もいる。
野鳥類の天敵?
左: アオダイショウ 大雪山山麓・北海道(20140705)
右: ホンドテン 白岩森林公園・青森(20120808)
野鳥類にとって、もっともっと怖い天敵は、
おそらく、ヘビかもしれない。
左のアオダイショウ(ナミヘビ科)は、
大雪山山麓で、もうちょっと歩くと、
残雪が残っているようなところで見つけた。
そっと近づくと、こんな写真を撮らせてくれた。
あまりヘビの写真を撮る機会がないのだが、
偶然出会った、このヘビの目は、小さくて、
予想外に、やさしい感じがした。
しかも、左右に分かれて配置されているので、
虫たちが真似をする目玉模様のモデルには、
どうも、なっていないようだ。
野鳥類が、ヘビの怖さを感じるのは、
やはり「細長い体」なのかもしれない。
⇒少なくとも、うちの娘(次女)は、
ゴキブリやケムシは、全く平気なのに、
道路に落ちている縄を見ただけで、
「ヘ!がいる!!」と叫んで、かなり怖がるのだ。
よほど嫌いなのか、「ヘビ」という言葉も発しないで、
ただの「ヘ!」というのだ。
一方、右のホンドテン(イタチ科)は、
あまり野鳥類を捕獲することはないと思うが、
巣の中の卵や、ヒナが狙われそうだ。
この写真は、アオダイショウとは違って、
かなり遠くで撮った写真を、トリミングしたものだ。
⇒目のまわりが黒くなっているのは、
比較的小さな目を、強調してるのだろうか?
ひょっとして、歌舞伎役者が擬態してる???
・・・・蛇足
カエルの目
左: シュレーゲルアオガエル だんぶり池・青森(20101008)
右: ニホンアマガエル だんぶり池・青森(20100612)
カエルの目は、実は、かなり怖いのだ。
何故か、虫たちが真似をする目玉模様は、
どちらかというと、カエルの目に似ている。
⇒カエルが、野鳥類を捕獲することはないと思うし、
むしろ逆に、野鳥類がカエルを食べることが多い??
ということは、
野鳥類は、偽物の「目玉模様」は、物凄く怖がるのに、
カエルの(本物の)目は、全く怖がらないことになる??
ちょっとだけ不思議
・・・蛇足の蛇足
思い付くままに・・・ことわざ・慣用句
『眼力』 ⇒もちろん、私には全くない。
『目を見て話せ』 ⇒それが、なかなか難しい。
『目をそらすな』 ⇒ヒグマに出会ったら、できるだろうか?
『鵜の目鷹の目』 ⇒この際、ノーコメントで・・・
『鬼の目にも涙』 ⇒多分、涙にあふれている。
『眼光鋭い』 ⇒過去に2人くらい出会ったか。
『目玉焼き』 ⇒命名者のセンスに完敗?
『目には目を歯には歯を』 ⇒これは絶対ダメ!
『目は口ほどにものをいう』 ⇒そんな人いる?