ちょっとだけ綺麗な虫たち カミキリ【2】
(つづき)
カミキリの仲間は、体が硬くて、丈夫なイメージが強い。
そのせいか、カマキリやクモ、カエルなどの捕食者は、
あまり好適な餌としては見ていないのかもしれない。
だから、カミキリが捕獲されている現場に遭遇したことは、
少なくとも私は、(あいまいな記憶だが)ないかもしれない。
今回のシリーズで紹介しているように、カミキリ類の色と模様は、
他の虫たちに比べて、良く目立つ綺麗なものが多い。
いわゆる保護色的な色彩(茶色や緑色だけの)カミキリの種類は、
むしろ少数派なのだろうか?
もしかしたら、オニヤンマやジョウロウグモと同じように、
以前紹介した「無毒の虫たちの警戒色」の範疇に入るかもしれない。
シラホシカミキリ(カミキリムシ科)
2012年6月21日 南会津・福島
小さいが、なかなか綺麗なカミキリである。
胸の部分に印象的な【I】字模様がある。
⇒昆虫アルファベットに追加しようか?
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20110220/1/
ハンノキカミキリ(カミキリムシ科)
2012年6月28日 燕岳山麓・長野
この赤と黒のカミキリは、なかなか美しい。
全国に分布するようだが、やや珍しい種?
この色彩は、かなり警戒色っぽいが、
何かに擬態しているのだろうか?
ヘリグロベニカミキリ(カミキリムシ科)
2012年5月17日 白岩森林公園・青森
胸と翅の黒い紋が、不思議な雰囲気を醸し出している。
もう少し、居場所(背景)を選んでくれれば?!?!
ヤツメカミキリ(カミキリムシ科)
2012年6月20日 芝谷地湿原・秋田
同じ金色でも、次回掲載予定のキンケトラカミキリとは、
全く違うイメージの金色のカミキリ。
あまりにも金色なので、はじめて見つけたときは、ちょっと興奮した。
(つづく)