アシグロツユムシの羽化
ヤママユの劇的な写真が撮れた同じ日、偶然にも、
ツユムシの羽化の瞬間を、撮影することができた。
羽化途中のため、完全に同定はできないが、
幼虫の脱皮殻の脚の色や、触角の白紋などから、
この個体は、アシグロツユムシと推定した。
アシグロツユムシ(キリギリス科)
2011年8月31日 07時57分 白岩森林公園・青森
朝の8時前、ヨモギの花穂の先端近くで、
遠くからかなり目立つ場所で、脱皮中のツユムシを発見した。
完全に抜け出した翅の部分が、膨らむ前の風船を連想させる。
2011年8月31日 07時58分 白岩森林公園・青森
中脚と後脚がもう少しで抜け出せそうな瞬間である。
劇的なのは、あの細長い触角がピンっと張って、
強引(?)に、引き抜こうとしている瞬間である。
アシグロツユムシ(キリギリス科)
2011年8月31日 08時24分 白岩森林公園・青森
前の写真から、わずか30分ほどで、
このように、後翅が完全に膨らみ、
前翅は、さあこれから!という感じである。
長い触角は、パーフェクトに抜き出されている。
アシグロツユムシ(キリギリス科)
2011年8月31日 08時28分 白岩森林公園・青森
アらに数分後、前翅が膨らみ初めている。
右の後脚は、完全に伸びきっていないのか、
弓なりになっているのが、リアルである?
アシグロツユムシ(キリギリス科)
2011年8月31日 08時31分 白岩森林公園・青森
前・後翅ともに伸びきって、胸の黒い点々も鮮明になってきてた。
こんな無防備な状態のときに、外敵(鳥)に襲われなかったのは、
カメラを構えた人間が近くにウロウロしていたからだろうか?
ちょっとだけ不思議である。