コガタノミズアブ 何だ! その可哀そうな名前は!
夏が近づいて、気温が上がってくると、
嫌な(大嫌いな!)アブの季節がやってくる。
ただ歩いているだけで、必ずアブが飛んできて、
顔のまわりを、不気味な羽音を立てて飛び回るのだ!!
特に、車の場合は、ひどい!!
だんぶり池でも、白岩森林公園でも、特に白神山地周辺では、
車を停車させると、何十匹というアブがやってくるのだ。
(⇒実は、運転中に、車に入ったアブに気を取られて、
車を側溝に落としてしまったことがあるのだ!)
こんな前書きで始まったが、なんと、
だんぶり池に、ちょっとだけ綺麗なアブがいた。
いつものように、カメラ片手に、
林道を、フラフラあるいていると、オヤ~!!!
世の中に、こんなに綺麗なアブ君がいたのか?
自宅に帰ってから、名前を調べると、
この不思議な色のアブ君、名前は、
何と「コガタノミズアブ」というのだ。
これでは、いくらアブでも、あまりにも可哀そうすぎる!?
どうして、この特徴的な黄緑色にちなんだ名前を、
付けてもらえなかったのか?
(⇒分類する人が、標本しか見ないから・・・・に1票) ゴメンナサイ
コガタノミズアブ(ミズアブ科)
2012年6月8日 だんぶり池・青森
図鑑によると、(ただの)ミズアブの体長は15mm、
コガタノミズアブのそれは13mmで、確かに、2mmほど小さい。
でも、わざわざ「コガタノ」というほど、小さくはない!
例によって、このような体色を持つ昆虫は、
死ぬと、色が変わってしまうようだ。
個体差もあるのかもしれないが、
図鑑で調べると、体色は黄褐色と黒色となっていた。
いずれにしても、まるで蛍光ペンのような鮮やかな黄緑色は、
他の昆虫類でも、あまり見かけない。
とにかく、ドキッとするような色あいである。
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(ページが余ったので、ついでに!!??)
かなり可哀そうな名前だけど、ちょっとだけ不思議な虫たち。
どんな虫か見てみたい方は、その名前で検索すれば、
簡単に写真を見ることができます。
キムラチビコブツノゴミムシダマシ(ゴミムシダマシ科)
⇒長い2本のツノがある小さな甲虫。生きてるところを見てみたい。
ニセクロホシテントウゴミムシダマシ(ゴミムシダマシ科)
⇒微妙な色使いの小さなテントウムシのような甲虫。
オオコクワガタ(クワガタムシ科)
⇒オオクワガタとコクワガタとの間で生まれた雑種。まぁ~いいか?
まだ、他にも!
キバネニセハムシハナカミキリ、クズノチビタマムシ、メクラチビゴミムシ・・・・・・