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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

ダムサイト③ バッタもいる!!

晩秋のダムサイトには、快晴の日、カメムシ以外にも、
テントウムシ、ハチ、チョウ、蛾、クモなど、
おそらく成虫越冬する虫たちが、越冬場所への移動途中に集まってくる。

 

今回は、ダムサイトで見つけたバッタの仲間を紹介する。

 

ん!? バッタは成虫越冬だっけ?

 

もし、そうなら、有名な童話「アリとキリギリス」の話がおかしくなる???

軽くネットで調べてみると、日本で見られるバッタの仲間は、
ツチイナゴ、クビキリギスなどごく少数が、成虫越冬するらしい。

だから、越冬場所への移動途中に立ち寄るということではないようだ。

 

なぜ、バッタがダムサイトにやって来るのだろうか?

ただ単に、ダムサイトは温かいから、集まってくるだけなのだろうか?


 

クルマバッタモドキ(バッタ科)

2012年10月20日 浅瀬石ダム・青森

ギリギリで直射日光のあたっているところにいる。

この子は、近づくと逃げるし、結構活発に動いていた。

 

 

アシグロツユムシ(キリギリス科)

2012年10月27日 玉川ダム・秋田

日当たりの良い手すりに止まって、近づいても、逃げない。

産卵前の♀のようである。

これから、産卵場所を探すのだろうか?

 

 

ハネナガフキバッタ(バッタ科)

2012年10月27日 玉川ダム・秋田

この子は、桜の木の幹にいた。

昔は、(と言うか)つい最近までは、
こんなイメージのバッタは、
稲の大害虫のイナゴだと思っていた。

 

 

ミカドフキバッタ(バッタ科)

2012年10月27日 玉川ダム・秋田

この子も、あまり動かない。

最後(?)の日光浴を楽しんでるように見える。

 

 

そして、最後に2枚は、私のお気に入りの写真で、
四国に住んでいたときに、晩秋のダムサイトで撮った写真である。

 

 

トノサマバッタ(バッタ科)

2005年11月12日 大橋ダム・高知

付近には、幼虫の餌となりそうな草はない。

柔らかな土もない。

ダムのコンクリートの割れ目に、お尻を突っ込んで、
さりげなく産卵中である。

近くに雑草地がたくさんあるのに、
なぜわざわざ、ここで産卵するのか、
ちょっとだけ不思議な光景である。

 

 

サトクダマキモドキ(キリギリス科)

2005年11月12日 大橋ダム・高知

実は、この写真を使うのは、2回目なのであるが、
お気に入りの1枚なので、ご容赦を!?

背景の山が、もう少し紅葉が鮮やかならば、良かったのだが・・・


それよりも、この写真で、かなり不思議なのは、
右脚が4本、左脚が2本あることである(嘘)。

 


 

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