ヒオドシチョウの幼虫と蛹
今回は、うっとうしい文章は、必要最小限にして、
写真中心の昆虫ブログとなります。
葉っぱが丸坊主に!!
⇒この状態は、おそらく若齢幼虫の仕業!!
写真中央には、多分必死のアワフキ幼虫が・・・
⇒思わず笑ってしまう
ヒオドシチョウ幼虫(タテハチョウ科)
2015年6月3日 座頭石・青森
これが、ヒオドシチョウの終齢幼虫。
⇒もう食べる葉っぱがない!!
ヒオドシチョウ幼虫(タテハチョウ科)
2015年6月3日 座頭石・青森
同じ木の新鮮な葉っぱにもいた。
⇒こっちは、豊富な餌!!
ヒオドシチョウ幼虫(タテハチョウ科)
2015年6月3日 座頭石・青森
アップで撮ると、かなりヤバそうな雰囲気だ。
⇒こんな恐ろしげな雰囲気の幼虫は、
タテハチョウの仲間によく見られる。
このブログでも取り上げた微妙な警戒色だ。
同じ日、既に、蛹化中の個体も発見。
⇒こんな場所で良いのか?
そして・・・・・・・
お気に入りの場所、だんぶり池でも!!
ヒオドシチョウ蛹(タテハチョウ科)
2015年6月7日 だんぶり池・青森
座頭石とは直線で距離で10kmも離れていないと思うが、
気温の差なのだろうか、すでに蛹になっていた。
しかも、さりげなく集団で・・・・
⇒周辺の葉っぱは、食べられてなくなっている。
ヒオドシチョウ蛹(タテハチョウ科)
2015年6月7日 だんぶり池・青森
真ん中に見える個体は、前蛹だろう?
⇒結局、幼虫は1匹も見られなかった。
ヒオドシチョウ蛹(タテハチョウ科)
2015年6月7日 だんぶり池・青森
アップで撮ると、シロサイのような丈夫そうな蛹だ。
⇒このまま、越冬もできそうな雰囲気だが・・・
良く知られているように、ヒオドシチョウは成虫越冬する。
ちょっとだけ不思議なことに、この蛹から羽化した成虫は、
暑い夏を越えて、何と翌年の春まで生き延びるのだ。
そして、成虫越冬した個体が、約1年後に産卵する。
⇒ただし、これだけ沢山の蛹から初夏に羽化した成虫は、
いつのまにか、雲隠れするように姿を消してしまうのだ。
おそらく、休眠状態になっているはずで、そうでなければ、
翌年まで長生きすることなんて、まずできないのだろう。
・・・という訳で、集団羽化の瞬間を撮れるか?
さりげなく楽しみにしていたのだが・・・
⇒6月11日の朝まであった蛹が、
なんと、翌日の12日には、
枝ごと誰かに持ち去られていたのだ。
やっぱり、それはまずいだろう!!!!