君は一体何組?? 鳥の糞か?!
今月は、ブログ開設時の原点に戻って、
想定読者は、虫好きの高校生!!!
私の基本的な撮影スタンスとして、
いつからか(?)、歩きながら、
目についた虫だけを撮っている。
自然状態での虫たちの姿を、できるだけ、
ありのままに、写真に撮りたいからだ。
今回は、お気に入りの場所を歩きながら、
緑色の葉っぱの上で、さりげなく見つけた、
ちょっとだけ不思議な虫たち・・・・
彼らは、一体何組なのか、すぐに分かりますか?
⇒ページ最後に、まとめて正解を載せましたが、
もし、軽く全問正解したら、あなたは、
かなりの虫マニアです。
触角も、6本の脚も、全く見えない楕円形!
体色、模様、形状、サイズ的にも、
この子は、鳥の糞に擬態してるのだろう。
葉っぱに、隙間なくピッタリ張り付いている。
脚が見えないし、雰囲気が上の子に似ている。
この子も、鳥の糞擬態?
この子は、脚が見えるが・・・
どちらかというと、やっぱり、鳥の糞??
この子は、鳥の糞には見えない。
ただし、4種類とも、カメムシ目っぽい。
・・・回答・・・
(以下を読もうとする方は、この時点で、間違いなく虫マニアです)
①クロヒラタヨコバイ(ヨコバイ科)
⇒ヒラタヨコバイと言う名前ほど、
もっと言えば、ヒラタカメムシほど、
平たくないような気がするのだが・・・
でも、ヨコバイにしては、かなり平たいのだろう。
②ミミズク幼虫(ミミズク科)
⇒やはり、この形態と静止姿勢は、
ある程度の物理的な防御手段と考えられる。
体のどこも、掴みどころがないので、
徘徊性のクモやカマキリ、アリなどから、
十分に身を守れているようだ。
③ヤナギカワウンカの仲間(ヒシウンカ科)
⇒この子は、多少コケの生えた植物の樹皮にいた方が、
保護色として、より目立たなかったと思う。
ただ、鳥の糞擬態であれば、こんな感じで、
葉っぱの上の方が効果的だろう。
④ムネアカアワフキ(トゲアワフキ科)
⇒体は光沢のある黒色で、胸部のみ赤色である。
この色の組み合わせは、よく目立つので、
警戒色(警告色)と考えられるが、
野鳥類の餌としては、小さすぎるかもしれない。
という訳で、4種全てカメムシ目の昆虫でした。