緊急報告 早春の虫たち
林道を歩ける日を待ちきれなくて、
そして、少しでも早く【早春】を感じたくて、
息子と娘の暮らす茨城県に来てから、
早くも2週間が経過した。
ひたちなか市内のお気に入りの場所は、
早春の雰囲気になりつつあった。
でも、目につく緑色の葉っぱは、全て常緑樹で、
ようやく下草が緑色になってきたが、
多くはロゼット状態のまま・・・
そんな中で、早春にしか見られない虫を探す!!!
ウスベニスジナミシャク(シャクガ科)
2015年3月10日 ひたちなか市・茨城
公園の日当たりの良いトイレの壁に、
さりげなく静止していた。
良く似た模様のシャクガ類は多いが・・・
旅先なので(?)、ネットで調べてみると、薄紅色ではないが、
春先にのみ出現するウスベニスジナミシャクの可能性が高い。
⇒色彩と模様には、かなり個体変異があるようだが、
出現時期からも、同定には間違いないだろう。
何故、ウスベニという名前が付いたのだろうか?
イモキバガ(キバガ科)
2015年3月10日 ひたちなか市・茨城
この子も、別の公園の建物の壁にいた。
弘前でも、早春に良く見かける蛾なので、
かなりの(?)普通種だと思っていたら、
やっぱり、サツマイモの害虫のようだ。
そういえば、付近はサツマイモ畑が沢山あった。
弘前では、ヒルガオの葉を食べているらしい。
⇒残念ながら、ネット情報では、
成虫で越冬する蛾なので、
晩秋にも見られるとのこと。
ウスキボシテントウ(テントウムシ科)
2015年3月18日 ひたちなか市・茨城
珍品そうな小さなテントウムシも見つかった。
実は、昨年も同じころに見かけたのだが、
夏の活動時期には、出会ったことがない。
近似種に、ムツキボシテントウがいるが、
前翅の模様で、十分識別が可能である。
そして・・・・
ミズバショウ(サトイモ科)
2015年3月18日 ひたちなか市・茨城
夏が来れば思い出す「ミズバショウの花」を発見。
まだ、3月なのに・・・
⇒このミズバショウは、おそらく愛好家によって、
植栽されたものだろう。