虫たちの親子-23 ミヤマカラスアゲハ
私は、何を隠そう、野外で、
ミヤマカラスアゲハ幼虫を見るのは、
今回が、多分最初である。
・・・しかも、3匹ほぼ同時に!!
だから、お気に入りの白岩森林公園の林道で、
幼虫を偶然見つけたときは、ちょっとだけ感動した。
ミヤマカラスアゲハ幼虫(アゲハチョウ科)
2014年6月21日 白岩森林公園・青森
この子が、人生で初対面の子!!
多分3齢幼虫だと思う。
いわゆる鳥の糞型なのだが、色が不気味?
ミヤマカラスアゲハ幼虫(アゲハチョウ科)
2014年6月21日 白岩森林公園・青森
他のアゲハ類の幼虫と似ているのだが、
ミヤマカラスアゲハ幼虫の尾端にある突起は、
顕著に尖っていることで、識別可能とされる。
⇒この付近では、ミヤマカラスアガハ成虫を、
しばしば見かけるので、多分間違いないだろう。
ミヤマカラスアゲハ幼虫(アゲハチョウ科)
2014年6月21日 白岩森林公園・青森
これまで、一度も行ったことはないのだが、
この形状と静止姿勢は、カラオケのマイク???
このように、上半身(?)を持ち上げて静止するのは、
何らかの意味があるのだと思うが・・・
⇒いちばん考えやすいのが、威嚇行動だが、
この色と形状では、全く迫力がない。
そして、美麗種として有名な成虫は?!
ミヤマカラスアゲハ成虫(アゲハチョウ科)
2010年7月23日 だんぶり池・青森
だんぶり池の渓流沿いの林道を、
キラキラと輝きながら飛んでいる姿は、
この世のものとは思えないほど美しい。
これぞ寒冷地の動く宝石かも・・・
カラオケと同じく、一度も行ったことがないのだが、
写真や映像で見る南米や東南アジアのチョウよりも、
さりげない金属光沢のミヤマカラスアゲハは、
個人的に、「一番好きなチョウなのかな!」と思う。