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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

昆虫クイズ【その2】の答え

昆虫クイズ【その2】の答えです。

ある重要な法則とは、アイウエオです。

前回の写真は、昆虫標準和名(図鑑に掲載されている日本名)を、
ア行⇒カ行⇒サ行⇒タ行⇒ナ行(アイウエオ順)と並べてみたものです。

 
こんな正解で、ビックリして飛び上がった方へ:


1987年7月1日【徳島】

ちなみに、この標準和名というものは、昆虫類に限れば、
世界共通の学名とは違って、特に大きな制約がなく、
命名者が比較的自由に名付け親になれるようです。

ですから、
昆虫の和名の世界でも、ちょっとだけ不思議なものがあります。

よく例に出される有名な種類では、

ハムシの仲間で、

  トゲナシトゲトゲという、

一体どっちなんだという種がいます。


さらに、多分その近縁種に、

  トゲアリトゲナシトゲトゲ

という名前の虫までいるようです。
 


こんな正解で、ちょっと怒っている方へ:


1982年8月29日【鳴門】


 


さらには、一体どっちなんだ!と言われそうなのもあります。

たとえば、
  ニセリンゴハマキモドキ【ハマキモドキガ科】
とか、
  ニセコブスジツノゴミムシダマシ【ゴミムシダマシ科】
とか、
ちょっとかわいそうです。

虫だって、プライドがあります。   ・・・・・・多分。

 

 

折角ですので、手持ちの写真の中から、
ユニークな名前の昆虫をひとつ・・・・

このバッタは、名前を

クダマキモドキ

と言います。

 
2005年11月12日【クダマキモドキ】高知・大橋ダム

別に酒を飲んでいる風でもないが・・
全身緑色のスマートなバッタですが、どうして?

そういえば、この子は、
いつも、変な声でぐずぐず鳴いてるかなぁ~

 ⇒ 管(くだ)を巻く: 主に酒に酔った人が、同じことをぐずぐず言う状況

クダマキとは、クツワムシの別名という説もあります。


でも、ときどき、酒を飲んでいないのに、
管を巻く人がいますね・・・・・・・・・・水道屋さんとか。

 

 


明日から、ダムサイトに集まるカメムシを撮りに、東北地方をひとまわりしてきます。
フトハサミツノカメムシねらいです。

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