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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

早春に咲く花たち③/⑧

スプリング・エフェメラルと言われる花たちは、
実は、「はかない命」といわれるほど「やわ」ではない。

この仲間は、広葉樹林の雑木林が、本格的な春を迎える前に始動(?)する。
だから、多くの木々が葉を広げる前に、
太陽の光が地面まで届いてくるのを独り占めすることができるのである。

そして、その多くが、虫媒花である。

そういえば、春の早い時期に活動を始める虫の代表である
ハナアブやハナバチ類を良く見かける。

当然、他の花が咲く前なので、これも独り占めできる。

多くは植物体に比べて大柄な花をつけるのは、
花を訪れる昆虫の目を引くためなのかもしれない。
 

今回の花も、【SEL4】★★★★☆である。

 

スズラン(ユリ科スズラン属)
 
2010年5月27日 弘前市・青森

スズランは、北海道の花というイメージがあるが、
弘前市内の民家の庭で、普通に見られる。
これだけ、どこにでもあると、やや興ざめ・・・

でも・・・・花の匂いは、カメムシの匂いの次に好きである。

 


エンレイソウ(ユリ科エンレイソウ属)
 
2010年5月18日 八甲田市・青森

この花も、東北地方では、いたる所で見られるが、
さすがに民家の庭先にはない。

雑木林の中では、一種独特の雰囲気を持つ植物である。

 


ツクバネソウ(ユリ科ツクバネソウ属)
 
2010年5月30日 西目屋・青森

山地の林内や林縁に自生する可憐な花である。

秋に、今はお正月でも、ほとんど見かけなくなったが、
ハネツキの羽子に似た黒紫色の実をつけるので、
この名前が付いたのだろう。

 


チゴユリ(ユリ科チゴユリ属)
 
2010年5月23日 梵珠山・青森

虫を探して林道を歩いていると、やや奥まった木陰に、
小さくて可愛らしい花を見かける。

別角度からの写真の方が良かったかもしれない。

 


サンカヨウ(メギ科サンカヨウ属)
 
2010年5月16日 梵珠山・青森

茎の先に、まあ、どこにでもあるような、
小さな白色の花を数個つける。

花も、まあ、どこにでも見かける。

葉っぱは、フキのような形をしているが、
花は、小さい葉の上に乗っているように見える。

 

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