早春に咲く花たち④/⑧
今回から紹介する花は、
スプリング・エフェメラルと言うイメージはあまりない。
でもまだ、関東以西では、何となく、
高山植物というイメージが残っている花である。
個人的には、【SEL3】★★★☆☆くらいになると思う。
ハート形の葉を2個つけた姿が、鶴が羽を広げて、
舞うようだと言うことで、舞鶴草という優雅な名前になった。
私の行動範囲では、あまり目に付くことはない。
花びらも、雄しべも純白で、
まるで雪の結晶のように見えることから、
名前が付いたのであろう。
オートフォーカスのカメラでは、
なかなかピントがあわない・・・
葉が放射状に輪生して、車の車輪のように見えるので、
付いた名前だろう。
比較的良く見かける花である。
ホウチャクソウ(ユリ科)
2010年5月30日 西目屋・青森
雑木林などの樹間のひらけた場所に群生する。
宝鐸(ほうちゃく、ほうたく)とは、
寺院建築物の軒先の四隅に吊り下げられた飾りであり、
花が垂れ下がって咲く姿がこの宝鐸に似ることによる。
一見、珍しげの花であるが、結構目に付く。
コウライテンナンショウ(サトイモ科)
2010年6月1日 だんぶり池・青森
高麗天南星と漢字で書くらしい。
この花の仲間を総称して、花の形が舌を出した蝮の姿に似ていることから
マムシグサとも呼ばれが、こちらの方が数千倍、一般的だろう!
いずれにしても、はじめて見た時は、かなり不気味な存在だった。