[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。 従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
完全変態をする虫たちは、成虫と幼虫で、
全く異なる姿かたちをしている。
極論すれば、それ以外にも、
生息場所、食べ物、移動手段などが違って、
通常の分類方法からすると、全くの別種である。
だから、野外で、それぞれを見つけたときには、
独自に名前を覚えておかないといけない。
覚えるべき種類が、2倍になるのである。
今回は、ベニスズメ親子である。
まず、幼虫から・・・・・
ベニスズメ幼虫(スズメガ科)
2010年10月20日 白岩森林公園・青森
この姿だけ見ると、普通のイモムシで、
我々人間は、それほどヘビ似てるとは思わない。
ベニスズメ幼虫(スズメガ科)
2010年10月20日 白岩森林公園・青森
ただ、頭部を空中において、ゆっくり振ると、
背中の目玉模様と、爬虫類によくある不気味な色が、
十分すぎるほど、ヘビを連想させる。
ただし、このように小型のヘビに似ることが、
生存の上で、どれほどの意味を持っているかは、
詳細な検討が必要であると思うが・・・
ベニスズメ幼虫(スズメガ科)
2010年10月20日 白岩森林公園・青森
小鳥たちが、自分の卵やヒナがいる巣に向かって、
恐ろしいヘビが近づいてくるのを経験すると、
ちょっと小さいが、蛇のような姿や色を見て、
どんなに恐怖心を掻き立てられるのか、十分想像できる。
そして、この子の親も、独特の雰囲気をもっている。
虫の名前は、当然成虫(親)の特徴で付けられる。
だから、何故ヘビに似た幼虫が、ベニスズメなのか?
と思う人もいるかもしれない。
⇒ヨモギの花穂そっくりのハイイロセダカモクメ幼虫も、
その(幼虫の)姿かたちにちなんだ和名は、
残念ながえら付けられていない
実は、この子の親は、蛾の世界でも、
あまり類を見ないピンク色なのだ。
ベニスズメ成虫(スズメガ科)
2011年7月7日 豊浦森林公園・北海道
グロテスクなヘビそっくりの幼虫が、
成虫になると、こんな綺麗なピンク色の
ジェット機になるとは・・
これが、典型的なショッキングピンク!!!!??