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さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。 従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。
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(この項目は、PC操作ミスにより消えてしまったページを、
一部変更して再掲載したものです。)
【アカギカメムシ】 2004年1月12日沖縄・石垣島
南方系のキンカメムシの仲間は、集団になることが多い。
石垣島で出会ったアカギカメムシの集団は、
互いに折り重なるように、くっつき合っていた。
しかもその集団は同じアカメガシワの木の数か所で見られた。
林道には、他にも良く似た環境にアカメガシワの木があったが、
そこにはアカギカメムシの集団はなかった。
もしかしたら、太陽の位置によって、
日陰になることが少ない木を選んでいるのかもしれない。
一方、高知県の室戸岬には、
同じキンカメの仲間のオオキンカメムシが、
集団で越冬する場所がある。
【オオキンカメムシ】2006年2月16日高知・室戸岬
そこは、虫好きならば、誰でも知っている秘密の場所である。
オオキンカメムシは、アカギカメムシとは違って、
互いに重なり合うような集団にはならないようだ。
多くの個体は頭部を内側にして、寄り添っている。
もうひとつアカギカメムシとは違うところがある。
主として、葉の裏側に集団は作られ、
どうやら直射日光を避けている可能性がある。
写真が暗くなりがちであるのも、そのためである。
・・・と、写真撮影テクニックの未熟さを棚に上げてみたりする。
同じ種類の昆虫が、このように集団で生活するというのは、
やはり不思議である。
交尾、産卵、天敵からの防御等、メリットは多くありそうであるが、
逆にデメリットも考えられる。
また、別の機会に紹介したい。