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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

カメムシの集団④ ヒメツノカメムシ

多くのカメムシ類は、卵塊で卵を産むので、
孵化した幼虫(兄弟姉妹)が、そのまま、
集団で行動することが多い。

有名なのが、このブログで、何度か紹介した
ヒメツノカメムシの幼虫集団である。

 


(最初は、若齢幼虫だけかと思った・・・)

 


ヒメツノカメムシ(ツノカメムシ科)

2010年6月20日 弘前市・青森

ヤマグワの葉裏で見つけた孵化幼虫の集団。

おそらく1卵塊からの兄弟姉妹の集団だろう。
近くに母親がいて、暖かく(?)見守っている。

 

 


ヒメツノカメムシ(ツノカメムシ科)

2011年7月3日 白岩森林公園・青森

こちらは、少し成長した若齢幼虫の集団。

おそらく、このころになると、
近くに母親の姿は見えなくなることが多い。

 

 

ヒメツノカメムシ(ツノカメムシ科)

2012年7月19日 梵珠山・青森

さらに成長した終齢幼虫の集団。

ツノカメ類に見られる密な集団は、
若齢幼虫だけで、齡が進むにつれて、
次第に分散していくと思っていたのだが、
まさか終齢(5齢)になるまで、
一緒にいるとは!! 

ちょっとだけ驚き!!!

 

 

ヒメツノカメムシ(ツノカメムシ科)

2012年7月19日 梵珠山・青森

このような大集団になると、
1卵塊の姉妹兄弟だけではないはずだ。

多分、すぐ近くの別の卵塊の幼虫が、
合体してひとつの集団になったのだろう。

 

 

ヒメツノカメムシ(ツノカメムシ科)

2012年7月19日 梵珠山・青森

この比較的小さな集団には、
何と、成虫が3匹も混じっている。

幼虫集団は、成虫になるまで、
一緒に生活していたのだ。

そんなに、集団化のメリットがあるのだろうか?

 

 

ヒメツノカメムシ(ツノカメムシ科)

2012年7月19日 梵珠山・青森

ちょっと引いた写真を見ると、同じフレームに3ケ所、
ヒメツノカメムシの集団が確認できる。

しかも、かなり目立つ場所に!


野鳥類は、一体どこを見て、餌を探してるんだ!?!?

 

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