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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

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昆虫アルファベット【ABCDE】

今回から数回に分けて、アルファベットの持ち主を、紹介していきます。

ムシ君達の模様の中に、かろうじて(?)見出した【昆虫アルファベット】が、
いったいどの部分にあったのかを、もう一度ご覧ください。

そこで、最初から言い訳ですが、
全ての写真が、それを目的に撮ったものではありません。

残念ながら、種類によって、完成度(自己満足度)が、かなり違います。
自分でも満足できないものも、多数含まれているため、
自己評価点を、星印(黒星1個~5個)で記載しました。

今後も写真を撮り続け、全て「五つ星★★★★★」になるよう、
写真を入れ替えていく予定です。
 


   

【A:シラフシロオビナミシャク】 自己評価点: ★★★★☆
 
 2010年8月23日 青森・だんぶり池

真夏の朝、だんぶり池で、ヒラヒラ飛んでるのを良く見かける。
白く目立つ模様が特徴的であるが、後で写真を見たとき、
胴体部分に、鮮やかな【A】の文字を発見!!!!

ただし、【A】 の文字がこれだけ鮮やかに見えるのは、
この子だけかもしれない。

 

【B:ジョロウグモ】 自己評価点: ★★★☆☆
 
2010年10月14日 青森・弘前市

夏から秋にかけて、もっとも目立つクモであるが、
名前は女郎に由来すると一般的には考えられている。

黄色と赤と黒の模様の中に、【B】が見える。



【C:クロアゲハ】 自己評価点: ★★★★☆
 
2010年8月8日 宮城・長者原SA

黒いアゲハチョウの仲間では、
比較的普通に見られるはずであるが、
何故か、だんぶり池では見かけない。

翅の表裏とも黒色で、裏面には後翅外縁に、
見事な【C】の赤斑が並ぶ。



【D:アカスジキンカメムシ幼虫】 自己評価点: ★★☆☆☆
 
2010年9月30日 福島・飯坂温泉

大変美しいカメムシ(の5齢幼虫)である。
金属光沢の黒っぽい銅色の体一面に、
真っ白な【D】の模様が印象的である。

成虫は緑色の体色に赤い帯模様が綺麗で、
まるで別種のようであるが、
良く見ると幼虫時代の模様が残っている。

 

【E:ゴマダラオトシブミ】 自己評価点: ★☆☆☆☆
 
2010年7月18日 青森・だんぶり池

黄褐色の地に黒い斑点があるのが普通であるが、
かなり色彩変異が多くまるで別種のように見えることもある。
このような色彩変異の中で、胸部に【E】の文字を発見。

このなんとも優雅なオトシブミという名は、
母親が子供のために作った葉巻(ゆりかご)の形からきているが、
巣造りの様子なんかを、また別の機会に紹介したい。

 (つづく)

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昆虫クイズ【その7】の答 昆虫アルファベット


まず、下の写真をご覧ください。

これが、私の手持ちの写真で見つけた「昆虫アルファベット」です。
⇒ RZが、さりげなく抜けていますが・・・・

(クリックすると、ちょっとだけ大きくなります )

 




そして、この写真をヒントに、
2月1日の問題の写真を、見比べてください。
 


  


と、言う訳で、前回のクイズは、
②の歩く(WALK)が、正解でした。

ちなみに、この写真の4種類のムシ君はすべて、
カメラを近づけると、翅があるにも関わらず、
歩いて逃げようとした(はずです)。




 

そして、とりあえず、今回が最後の【昆虫クイズ】ということで、
この答えを見て、多少とも、感動していただいた方に、
以下の写真を捧げます。

 
【1991年8月9日】 鳥取・大山

 次回から、昆虫アルファベット特集です。
 

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何なんだ! この模様は!!

普通に、どこでも見かけるムシ達も、
よく見ると、不思議な模様をしていることがある。

今回は、そんなムシ君達を、軽く紹介する。

 
【セスジナミシャク】

2010年9月2日 青森・だんぶり池

昔、テレビで見た演歌歌手が来ていた着物の柄に似ている。
しかし、ちょっと古すぎるか・・・

  

【ジョロウグモ】

2010年10月9日 青森・弘前市

チョイワル系のお兄ちゃんが着てそうなTシャツの模様。
これは、「新しいか?」と思ったら、すでに流行遅れ・・・

 


【ヒメシロモンドクガ幼虫】

2010年7月25日 青森・だんぶり池 

何で、ここまで凝りに凝ったカッコしなければならないのか?
この姿を見て、捕食者が、ちょっとだけビビル・・・

 

【シロオビアゲハ幼虫】

2011年1月9日 東京・多摩動物園

これは、どう見ても、カラオケのマイクじゃん!!
今はこんなマイクなんて、骨董屋行くか・・・

 


【トホシテントウ幼虫】

2011年1月15日  栃木・渡良瀬遊水地

自分の身を守るにしても、これはちょっとやりすぎ!!
まだ、イラガ類幼虫のトゲトゲの方が、可愛げがある・・・


 

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水族館にも不思議な生き物が・・・

弘前に住んでいて、寒い~寒い~冬の間は、
さりげなく「水族館」「動物園のチョウの温室」に行くのがベスト!!

東京にある「葛西臨海水族館」は、軽く遠いが、
土日の高速1000円ならば、何かの行事と引っかけて、
まあ、比較的簡単に行ける。


今回は、水族館で見たちょっとだけ不思議な生き物を、
ガラス越しに撮ったデジカメ写真で紹介する。

 

 【リーフィー シードラゴン】

2010年9月25日 葛西臨海水族館

予備知識なしに、この子に出会ったら、
(もちろん出会うことは絶対にないと思うが・・・)
どう見ても海藻(海草?)にしか見えないだろう。

昆虫の世界でも、良くみられる隠蔽的擬態の典型であるが、
説明文には、
「海藻にカムフラージュすることは、
 自分の身を守るだけでなく、稚魚や小さな甲殻類などの
 餌を待ちかまえるのにも、都合がいい」
とあった。

この姿で、肉食系なんだ!

 

【マイワシ】

2010年9月25日 葛西臨海水族館

説明文には、
「1匹では弱い魚も、群れをつくることで、
外敵から身を守ることができます」
とあった。

アメリカの有名な17年ゼミのようなイメージなのか?
それとも、集団が一つの大きな生物のように見えるのだろうか?

ちなみに、子供のころから大好物(?)の「シラス干し」は、
もう少し小さい頃のマイワシの稚魚だそうです。

人間にとっては、これこそ『一網打尽』の典型ではないか・・・

 


【ナポレオンフィッシュ】

2010年9月25日 葛西臨海水族館

この魚は、有名な「ナポレオンフィッシュ」である。
標準和名が「メガネモチノウオ」と言うそうで、
若魚時代に目の周りに黒い模様が出ることに由来している。

ちなみに、「ナポレオンフィッシュ」の由来は、
コブ状に発育した頭の形が将軍帽を連想させるかららしい。

それにしても、ちょっとキモイ!

 

【イカ食事中】

2010年9月25日 葛西臨海水族館

自分と同じくらいの大きさの獲物を捕えたイカ!!!!

と、思ったら、水族館の職員が冷凍のイワシ(?)を、
定期的に与えている可能性の方が高い????

夜、海岸沿いの道を走行中、遠くの海に、
かなり明るい光を放つ漁船の集団が見えることがある。
なんとなく風情がある「イカ釣り船」の灯りだが、
その灯りのもとでは、こんなことが起こっていたのか?

 


【クラゲ】

2010年9月25日 葛西臨海水族館

別に毒がない種であれば、綺麗なペットとして、
家庭内の水槽でも飼育できそう・・・・

それにしても、見れば見るほど、
ちょっとだけ不思議な生物だ。
 

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不思議なツーショット

さりげなく林道を、虫を見ながら歩いていると、
ちょっと不思議なツーショットが撮れることがある。

一回シャッターを押すと、2種類の昆虫の写真が撮れるので、
ちょっと得した気分になる(??)



【バッタとナナフシ(いずれも種名不詳の幼虫)】

2003年4月5日 沖縄・与那国島

実は、この下手糞な写真は、
センター下にいるバッタ幼虫を狙ったものである。

後で確認したときに、すぐ上に、
ナナフシの幼虫が、さりげなく写っていたという訳である。

それにしても、このナナフシの幼虫は、さすがである。
隠蔽的擬態の代表であるナナフシの真骨頂である。

撮影者(私)が、見つけられなかったことに、
ちょっとだけ、不思議な驚きを感じる。



【クマゼミとアブラゼミ】
 
2006年8月6日 徳島・板野郡

昔、住んでいた徳島の家の近くの公園に、毎年、
本番近くなった「阿波踊り」の最終練習をしている集団がいる。

その公園は、聞きなれた「太鼓や笛」の音にも負けじと、
この時期、多分数10匹のクマゼミが、
ものすごい音量で、シュワシュワシュワ!!!と鳴いている。

木陰のベンチのすぐそばの木に、
まるで、両方とも聞こえないかのように、
メス2匹(多分?)が、全てを超越したかのように、
平然と、並んで止まっていた。



【シデムシとケムシ(ドクガ類の幼虫)】
 
2010年7月4日 北海道・厚間林道

このシーンは、多少の衝撃があった。
シデムシは、死体しか食べないはずだが・・・・

お互いに、引くに引かれぬという感じで、
にらみ合っているように見えた。

カメラを構えていても、
2匹の張りつめたような雰囲気が伝わってきて、
風の音も、川の流れる音も聞こえなくなるような、
そんな緊張感が漂っていた(ホントか?)。

多分、数分間は、このまま静止していたと思う。

結果は、・・・・・・・・



【ザトウムシの一種(オスとメス?)】
 
2010年10月12日 青森・白岩森林公園

別種のツーショットでない可能性もあるが・・・・

仮に、オスとメスだったとしても、
この後どうやって、長い足がお互いに、
こんがらないように交尾するのか、非常に、興味深い。

いろいろと、想像すると、比較的楽しい(?)




⇒ 番外編!!

【ミズヒキとキンミズヒキ】

2010年9月2日 青森・だんぶり池

色の違うだけのような2種類の花が、
名前も似ているのに、実は全くの別種である。
しかも、科が違う!

ミズヒキ: タデ科、ミズヒキ属

キンミズヒキ: バラ科、キンミズヒキ属

だんぶり池で、混生している場所を発見し、
これは珍しいとしゃしんを撮りまくったが、
残念ながら、あまり珍しい現象ではなさそうである。

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