ベストショット
謹賀新年
今年もよろしくお願いいたします。
昨年9月に、当ブログをさりげなく開設して、
早くも4ヶ月が過ぎました。
そろそろネタ切れか?
という巷の声もなんのその!
まだまだ続きます!!
突然ですが、昨年のベストショットを、
昆虫と植物の各一点ずつ、
再掲載させてください。
これからも、こんな写真が撮れたらと思っています.
さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。 従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。
謹賀新年
今年もよろしくお願いいたします。
昨年9月に、当ブログをさりげなく開設して、
早くも4ヶ月が過ぎました。
そろそろネタ切れか?
という巷の声もなんのその!
まだまだ続きます!!
突然ですが、昨年のベストショットを、
昆虫と植物の各一点ずつ、
再掲載させてください。
これからも、こんな写真が撮れたらと思っています.
日本語で単に【擬態】という場合には、
目立たなくさせるような【隠蔽的擬態 Mimesis】と、
よく目立つようにする【標識的擬態 Mimicry】の、
相反するふたつの概念を含んでいる。
つまり、枯れ葉のようなコノハムシも、
ハチのようなカミキリムシも、英語では、
【Mimesis】と【Mimicry】と区別されるのに、
日本語ではいずれも【擬態】と呼ばれる。
日を改めて、詳しく紹介する予定であるが、
それらは、明確に区別される用語なので、
使用の際は注意が必要である。
アケビコノハの場合には、不思議なことに、
これらのふたつの機能を、
幼虫と成虫で見事に使い分けている。
この子は、とてつもなく素晴らしい役者なのである!!
成虫の写真が撮れたので、約束通り再登場!!
アケビコノハ君です。
2010年10月13日 アケビコノハ終齢幼虫 弘前市
アケビの葉っぱを食べているときや、
歩いているときはこんな感じで、
よくみられる普通の蛾の幼虫である。。
ところが、静止しているとこは、こんな状態で、
背中だけを持ち上げ、目玉模様を強調した、
典型的なこの子の静止パターンである。
鳥のような捕食者が見ると、こんな感じになるのか?
いずれにしても、目玉模様が強調され、
ヘビに似せた【標識的擬態 Mimicry】の典型とされる。
しかし、成虫は全く違う。
まるで枯れ葉が落ちているようである。
こちらは、【隠蔽的擬態 Mimesis】の典型である。
そして、この後がすごい!
写真を何枚か撮っていると、突然飛び立った。
11月下旬の夕方で、かなり気温がさがっているのに、
元気に飛び去ってしまった。
着陸した付近の芝生を懸命に探したが、
本物の枯れ葉に混ざって、再発見は困難であった。
そして、数分後、突然飛び立つ寸前のワンショットである。
あわててシャッターを切ったので、
下手糞な写真であるが・・・
突然、翅を広げて、鮮やかな目玉のような模様が見える。
こちらは、典型的な目玉模様の提示パターンである。
何故、君は、こんなことができるんだ。
だんぶり池周辺で、カメムシの写真を撮っていると、
小学生くらいの子供のいる家族連れとよく出会う
小さい子供のうちから、自然に親しむことは、
非常に良いことだといつも思っているので、
このような親子が来るとちょっとうれしい
しかし、彼ら親子は、当然のことであるが、
赤いトンボは全てアカトンボだと言う
・・・ちょっと気にして、会話を盗み聞き(?)する・・・
赤いトンボは、皆同じように見えるが、
よく見ると、違っていることに気づくようだ
もちろん、話がややこしくなるので、
その親子に話しかけることはしないが・・・
だんぶり池で普通に見られるアカトンボは、
以下の5種類のようである。
ただし、捕まえて胸の模様を見たりしないと、
この5種類を区別するのはかなり難しい。
何を隠そう、私もミヤマアカネとノシメトンボしか、
ちょっと前まで、区別できなかった。
とりあえず、翅の先端部から少し内側にある
褐色の帯が良く目立つ目印になり、
他のアカトンボとの判別はたやすい。
胸部側面には、目立った模様はない。
アカトンボ類の中では大型で、
ミヤマアカネとは違う位置(翅の先端部分)にある、
黒褐色の斑紋がよく目立つ。
ただし、その斑紋の大きさには変異があり、
中にはほとんど消失している個体もあるので、
注意が必要ではあるが・・・
以下の3種は、翅に褐色の帯がない。
2010年7月30日 アキアカネ
日本で、最も普通に見られるアカトンボである。
狭義にはこの種だけを赤とんぼと呼ぶことがある。
ナツアカネと区別ポイントは、胸の模様であり、
ちょっと写真では分かりにくいが、
側面の黒いスジが斜めに切れる。
2010年7月21日 ナツアカネ
アキアカネを若干寸詰まりにしたような体型をしている。
アキアカネと区別ポイントは、胸の模様であり、
ちょっと写真では分かりにくいが、
側面の黒いスジが直角に切れる。
2010年8月3日 マユタテアカネ
雌にも雄にも、顔面の額の部分には、
眉班(ビハン)と呼ばれる黒色の斑点がふたつあり、
それが和名の由来となっている。
雌には翅の先端部分に、褐色の斑紋がある個体があるが、
ノシメトンボとは、顔にある眉班の有無で区別できる。
しかし、だんぶり池でたくさんのアカトンボを見ていると、
種類がどうのこうのというより、個人的には、
どんだけ、カエル(オタマジャクシ)がいるのかと、
ふと思う・・・。