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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

早春の美しい虫たち⑥/⑧

十字架を背負う: シロトラカミキリ


タイトルが美麗種となっているが、個人的には、
美麗種=キンキラキンではないと思っている。

本日紹介するシロトラカミキリは、
ドキッとするような独特の白黒模様を持っている。
個人的なイメージとして、西洋の魔術師のような模様である。

美麗種として今回紹介したい。

 

シロトラカミキリ(カミキリムシ科)
 
2011年5月27日 白岩森林公園・青森

おそらく、今回初めて出会ったカミキリである。
家に帰って、名前を調べるまで、
何を隠そう「これは珍品だ!」と密かに期待していた。

実際には、全国に分布する普通種だったのだ・・・・


 

シロトラカミキリ(カミキリムシ科)
 
2011年5月27日 白岩森林公園・青森

かなり遠くから見ても、
第一印象は、「何なんだこの模様は!!」である。


 

シロトラカミキリ(カミキリムシ科)
 
2011年5月27日 白岩森林公園・青森

今年1月にまとめて紹介した「昆虫アルファベット」以来、
文字や数字のように見える模様にかなり敏感になっている。
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20110213/1/


 

シロトラカミキリ(カミキリムシ科)
 
2011年5月27日 白岩森林公園・青森

直線と曲線が巧みに配置された何とも言えないこの模様から、
一体、何種類の文字や数字が読み取れるのだろうか?

アルファベット: B、C、D、E、I、L、M、O、U、W
数字: 1、3、4、8、9

 

 
シロトラカミキリ(カミキリムシ科)
 
2011年5月27日 白岩森林公園・青森

日本全土に分布するが、例によって、
その模様は、地域によって微妙に違うらしい。

ネットで見る限り、この子の模様が一番良い!!

 

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昆虫アルファベット【UVWXY】

続いて、U~Z です。

 


【U:クロテンケンモンスズメ】 自己評価点: ★★★☆☆
2010年8月15日 青森・酸ケ湯温泉

アルファベットの【U】は、どこにでもありそうで、
実は、なかなか見つからない。

この子のが、一番わかりやすいい!


【V:フトスジモンヒトリ】 自己評価点: ★★★★☆
2010年8月11日 秋田・田沢湖

白地に、大きなアルファベットの【V】がよく目立つ。
翅に大きなVの模様のある蛾は、数種いるようである。

 

【W:コエゾゼミ】 自己評価点: ★★★★★

2010年7月28日 青森・酸ケ湯温泉

これは、虫好きな人ならだれでも知っているエゾゼミの【W】
今回は、コエゾゼミから拝借。

逆さにすると「M]になるが、そんな卑怯な手は使わない。
北海道の種名不詳の蛾の「M]に譲った。
 

 
【X:クロジュウジホシカメムシ】 自己評価点: ★★★★★
2003年4月7日 沖縄・石垣島

この【X】も有名である。

ただ、このクロジュウジホシカメという名前にもかかわらず、
白い十字を持っているので、ちょっとややこしい。

  

【Y:ナガメ】 自己評価点: ★★★★☆

2008年6月6日 長野・菅平 

これは、すぐに分かる【Y】である。

そういえば、ナガメ君には、学生時代に、
ずいぶんお世話になったなぁ~。

 

とりあえず終了、RとZが見つかり次第追加します。
 

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昆虫アルファベット【PQST】

続いて、P~T です。 (R: 調査中)

 




【P:サカハチチョウ】 自己評価点: ★★☆☆☆
 
2010年6月6日 青森・だんぶり池

この子の【P】は、かなり微妙である。

ちなみに、サカハチチョウは春型と夏型があり、
ちょっと見たところ別種のようである。
この「P]の字は、夏型のみに見られる。



【Q:アケビコノハ】 自己評価点: ★★★☆☆
 
2010年10月8日 青森・弘前市

実は、見つかりにくい文字として、
最初に予想したのは【Q】の模様であった。

しかし、意外なところで、簡単に見つかった。

このブログに何度も登場したアケビコノハ君の目玉模様・・・



【R:コノハムシ】 自己評価点: ☆☆☆☆☆
 
2011年1月9日 東京・多摩動物園

残念ながら、【R】の文字は、
現時点で、★一つの例も見つからない。

もうひとつ見つからないのが、【Z】である。

そして、この「Z」と「R」で、ふと思い出した。

30年以上前に新入社員として、ある会社に就職したとき、
ZR-512とか、ZR-515、ZR-777、ZR-856とかを
さりげなく思い出す(極端な独り言)・・・・

  

【S:ニシキキンカメムシ】 自己評価点: ★★☆☆☆
 
2005年5月8日 福岡・古処山

この【S】も、多少強引なところもあるが、
世の中、多少は強引に行かないといけない部分もある・・・

大好きなニシキキンカメムシということで、
個人的には、立派な「S」だと思う?!?!



【T:エダシャクの一種】 自己評価点: ★☆☆☆☆
 
2010年8月18日 青森・白岩森林公園

これは、強引に、すぐに分かる【T】である。

もうちょっと適当なものがありそうだが、
探すのが、予想外に難しい。

 

(つづく)
  
 

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昆虫アルファベット【KLMNO】


続いて、K~O です。

 


【K:ヒトリガ】 自己評価点: ★☆☆☆☆
 
2010年9月8日 青森・白岩森林公園

アルファベットの【K】は、どこにでもありそうで、
実は、なかなか見つからない。

かろうじて、この子の模様の中に、強引に読み取った。

ちなみに、ヒトリガとは、後翅のオレンジ色からきたという説と、
昆虫類に良くみられる『飛んで火に入る夏の虫』からきた、
という説があるらしい。

 

【L:エルモンドクガ】 自己評価点: ★★★★★
 
2010年8月11日 秋田・田沢湖

白地にアルファベットの【L】の模様のある翅を持ち、
それが名前の由来にもなってる五つ星確定の一種。

タテハチョウの仲間で、エルタテハという種類もいるが、
この子の方が、衝撃度は、はるかに大きい。

 

【M:シロオビヒメエダシャク】 自己評価点: ★★☆☆☆
 
2010年6月24日 北海道・俱多楽湖


早朝の北海道俱多楽湖で撮った蛾であるが、
色々調べても、なかなか種名が分からなかった。

黒い翅の太い白い線に、いろんな文字が含まれているが、
ちょっと反則気味で、【M】を見出した。

この蛾の撮影時には、まだ薄暗い早朝に、
不気味なアオバトの鳴き声がずっとしていて、
なんか、ちょっとだけ怖かったのを覚えている。

 

【N:シロスジベッコウハナアブ】 自己評価点: ★☆☆☆☆
 
2010年9月20日 青森・だんぶり池


大型の良く目立つ山地性のハナアブであるが、
残念ながら【N】の文字は、かろうじて見つかる。

幼虫は、スズメバチ類の巣に寄生して育つと言われている。
その不思議さに免じて、この分かりにくい「N]でご容赦。

 

【O:エゾシモフリスズメ】 自己評価点: ★★☆☆☆
 
2010年8月15日 青森・酸ケ湯温泉


これは、すぐに分かる【O】リングである。
酸ケ湯温泉のトイレの壁に止まっていた。

ちなみに、朝早い道の駅や駐車場のトイレは、
蛾の撮影には、非常に便利である。

 

 (つづく)
 

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昆虫アルファベット【FGHIJ】

続いて、F~J を紹介します。 




【F:タテハモドキ】 自己評価点: ★☆☆☆☆

2011年1月9日 東京・多摩動物園

学生のころは、タテハモドキはギリギリ奄美大島でしか
見られなかったが、最近は温暖化の影響もあるのか、
鹿児島や宮崎では、普通に見られるとのことです。

もちろん今回の写真のように、東京でもある場所では、
普通に見られますが・・・
しかも、翅に見られる【F】の文字は、ちょっと無理がある??

  

【G:クロトラカミキリ】 自己評価点: ★★★☆☆

2010年8月11日 秋田・田沢湖

日本の里山で、普通に見られるトラカミキリの仲間だが、
ふと写真を見ると、何と探していた【G】の文字が・・・・

ちょっと、感動!!!!

⇒当初はエグリトラカミキリの一種としていましたが、
 Nabita氏のご指摘により、種名タイトルを、
 クロトラカミキリに訂正しました。

 



【H:キベリアシブトハナアブ】 自己評価点: ★★★★☆

2010年9月2日 青森・だんぶり池

日本各地で普通に見られるハナアブの仲間には、
背中にカタカナの「エ」に似た模様のある種類が多いが、
それを90度回転させると、さりげなく【H】になる。

  

【I:ミドリカワゲラの一種】 自己評価点: ★★☆☆☆

2010年6月13日 青森・白神

白神山地の入り口でみつけたミドリカワゲラの仲間。

この時期には、カワゲラ類が目立つが、
背中に【I】の文字がはっきりあるのは、
この子だけだった。

 

【J:アカタテハ】 自己評価点: ★☆☆☆☆

2010年7月15日 青森・だんぶり池
 
だんぶり池では、日当たりが良い場所で、
早春から晩秋まで、普通に見られるチョウ。

ちょっと、無理があるとは思うが、
翅の中央部に、大きな【J】が見える!!!

幼虫は、イモムシでなくケムシであるのが、
実は、ちょっとだけ不思議である?!


 (つづく)

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