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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

アイン君

アイン君、今回で5回目の登場である。
(⇒過去の分は、カテゴリー欄の「動物」をクリックしてください)


多分、人間の年齢では、100歳近いんだと思う。


アイン君が人間の言葉を話せたら、聞いてみたいことがある。

「君の長生きの秘訣は、何だ?」

すると、アイン君は、ありきたりな言葉だけど、
こう答えるんだと思う。

「それは、飼い主のおかげだよ!」

 

・・・・・???

 


ちょっとだけ疲れてしまったアイン君
 
2008年10月17日 弘前市・青森

この年に、徳島から弘前へ一家で引っ越し。

このほぼ本州縦断旅行をキッカケに、
アイン君はさりげなく「大の車好き」になってしまうのである。

 

 

かなり疲れてしまったアイン君
 
2009年9月26日 弘前⇒東海村移動中

隣で、びみょおうな顔で寝てるのが、
次女が今でも手放さないタツヤ君(33才)。

 


ちょっとだけ迷惑そうなアイン君
 
2010年1月25日 弘前市・青森

例によって、外は大雪。

毛糸の帽子は暖かいけど、自慢の耳が・・・

恥ずかしいのか、この恰好では、車の外に出たがらない?

 

 

かなり幸せそうなアイン君

2010年11月13日 ひたちなか市・茨城

熟睡中。

どんな夢をみているのか・・・・・

 


不思議な体制で熟睡中のアイン君
 
2007年2月1日 弘前市・青森

何故?

4本の足が一か所に!!

アイン君、ちょっとおもしろい!!!

 

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真冬の虫たちとヤマコウバシの葉っぱ

今の季節、虫の写真を撮るのは難しい。

と言うか、真冬に虫を見つけるのが難しい。

 

いつものように、歩きながら探しても普通は、見つからない。

特に、北国では、林道を歩くこともできないのだ。


今回は、比較的暖かい(?)関東の冬の虫たちである。

 

 

アオゴミムシ(オサムシ科)

2011年1月15日 渡良瀬遊水地・埼玉

日当たりの良い朽ち木を、ひっくり返してみると、
中からあわてて出てきたが、気温が低いので、ヨロヨロ・・・(ゴメン!!)

ゴミムシとは言え、まあ美麗種である。


防御物質を噴射するが、越冬中はどうだろうか?

 

 


ムナビロオオキスイ(ケシキスイ科)
 
2011年1月15日 渡良瀬遊水地・栃木

こっちは、朽木の中でじっとしていた。

光沢のある黒緑色の虫であるが、前翅に4つの黄色い紋がある。


この子は、最初ヨツボシオオキスイとしていたが、
同行した友人ニャオト氏によると、
やや珍しい方のムナビロオオキスイとのことで、訂正します。


 

 

 

トホシテントウ幼虫(テントウムシ科)

2011年1月15日 渡良瀬遊水地・埼玉

上の写真の上下に、ぼんやりと映っていたのが、この子です。

体中に、棘が・・・しかも挑戦的に分岐したトゲだ。

 

どれだけの防御効果があるのかは、不明であるが・・・

まさか、有毒のイラガの幼虫に擬態してるわけではないだろう。

 

 


ヨコヅナサシガメ(サシガメ科)
 
2011年12月15日 東海村・茨城

むしろ、秋から冬にかけての方が、良く目につく。
少なくとも、学生時代には、東京にはいなかったはずだ。

最近北上を続ける侵入害虫である。


おっと間違えた!! 

農業害虫を捕食するので、侵入害虫とは言わないのか・・・


でも侵入益虫と言うのもおかしいか?

 

 


ヒラタアブの一種(ハナアブ科)

2011年12月19日 鹿嶋市・茨城

知る人ぞ知る「里山環境生物学研究所」に、夫婦でお邪魔したときに、
所長自らが造った遊歩道(?)で、さりげなく見つけた。

比較的暖かい日だったので、普通に、飛んでいた。

 ⇒ヒラタアブ類の同定は、標本がないと無理?


真冬に飛んでる虫を見つけると、何故かホッとする!?

 


ちなみに、上記の研究所は霞ケ浦と太平洋に挟まれた丘陵地にあり、
そこは、典型的な里山の風景が広がる場所である。

我が国の昆虫フェロモン研究の先駆けである玉木佳男博士の庭でもあるが・・・


ここに、一本の不思議な木があるのを教えてもらった。

 

 

ヤマコウバシ(クスノキ科)
 
2011年12月19日 鹿嶋市・茨城

この時期、当然、里山の雑木林は、ほとんどが落葉しているのだが、
その中にあって、完全に茶色になった葉がそのまま残っている木があった。

考えてみれば不思議な話で、一体何の意味があるのだろうか?


玉木所長によると、この木は「ヤマコウバシ」というクスノキ科の植物で、
茶色の葉っぱは、春が来るまで決して落ちないとのことであった。


そして、このヤマコウバシの葉は、最近の受験生に引っ張りだこらしい。
その理由は、葉が「落ちない」ことから、受験にも「落ちない」ことになるから??
 

だから、この葉は、今や受験生のお守りになっているらしいのである。

 

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こんなとこ撮ってみました【4】 朝早いのに!!

前回に続いて、4回目の「こんなとこ、撮ってみました」シリーズである。


この4枚の写真は、全て、撮影者の早起きの賜物だと思う!?

タイトルの後の【 】の中の数字は、
デジカメデータから読み取った撮影時刻である。


まあ、特に自慢するほど、朝早くはないが・・・

 

 


精進湖の釣り船(?)【05:11】
 
2007年8月12日 精進湖・山梨

ようやく薄明るくなってきた精進湖に、
目を凝らして見ると、ちょっとだけ不思議な光景が現れた。

何故か、整然と一列に並んだ釣り船!!

 

しかし、釣り船がこんな等間隔に、整然と並ぶか?


 
もしかしたら、学術調査(生態学)?

もしかしたら、警察官(鑑識課)が何かを探してる??

 ⇒でも、左から2隻めの船に、釣りざおのようなものが・・・(ガクッ!)

 

 


日本海(若狭湾)の朝日【05:24】
 
2004年8月7日 若狭湾・京都

丸い太陽が、海面に映ると長細く見えるのは、良くある。

しかし、これは長細くなるにも程がある!!

何で、こんなに長いのか?


夕陽の写真は、ずっと昔からよく撮っていたが、
朝日を撮ることは、偶然が重なったとき以外はなかった。


何を隠そう、この写真が撮れたことがキッカケで、
車中泊をしたときに、夜明け前から起きて、
朝日を撮るようになったのである。


もうひとつの理由は、単に年をとったからであるが・・・

 

 


階段を昇る裸婦(ダリ)【06:13】
 
2005年9月18日 とらまる公園・香川

この公園の中庭には、スペインのサルバトーレ・ダリの彫刻作品
「階段を昇る裸婦ーマルセル・デュシャンに捧ぐ」が展示されている。


しかし、これは、シルエットで見ることをお薦めする。

昼間見る実物は、(個人的には)ちょっと怖いから・・・!?



そして、良く見かけるこのようなシルエット写真は、夕陽がほとんどである。

しかし、これは、朝日なのだ!!!


上の「若狭湾の朝日」の次のチャンスに撮れたもので、
この写真は、ちょっとだけ自信作である。

 

 

青春の光と影【06:47】
 
2011年8月28日 だんぶり池・青森

この光景は、雑木林で普通に見られるが、
撮影技術が未熟で、上手に撮れない。

写真の右半分と左半分の雰囲気が、微妙に違う!!!

実際には、もう少しコントラストがはっきりしていたように思う。

しかも、この光景は、数分間しか持続しない。
 

今は、小鳥の声しか聞こえないが、
もう少しすると、エゾゼミが鳴き出す。

だんぶり池も、この瞬間が、さりげなく良い!!

 

 

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こんなとこ撮ってみました【3】 朝日が昇る!!

今回で、3回目の「こんなとこ、撮ってみました」シリーズである。

 


年のせいもあって、早起きする機会が増えた。


早起きは三文の徳である。


第一に、

日の出を見ることができる。


次に

朝焼け見ることができる。


そして、最後に

直接、肉眼で太陽を見ることができる。


(さりげなく、みんな同じだが・・・・・)

 

これをみると、地球って凄いな! と思う。

 

以下の写真のタイトル後の【 】内の数字は、
デジカメデータから読み取った撮影時刻である。

 


日本海のだるま太陽【05:21】
 
2007年4月29日 弓ヶ浜・鳥取

珍しく日本海(美保湾)から昇ってくる「だるま太陽」

 

日本海と言えば、普通は、夕陽である。


だるま太陽は、まあ貴重である。


だから、日本海から昇るだるま太陽は、さらに貴重である。


車中泊後の熱々のコーヒーを、夫婦で飲みながら、
必死にカメラを構えて、ようやく撮れた一枚。

 

 

ある日の朝焼け【05:52】
 
2006年9月10日 徳島市・徳島

徳島市内でも、ちょっと早起きすれば、自宅から
ときどき「ドキッとするような朝焼け」が見られた。

電線と家並みが写っているのが、愛嬌であるが・・・


やっぱり、人間以外の動物が、こんな光景を見ると、
どんな反応を示すのか・・・いつも気になっている。


↓     ↓     ↓

http://kamemusi.no-mania.com/Date/20111129/1/


 


衝撃の朝焼け【06:19】
 
2004年8月10日 猪苗代湖湖畔・福島

猪苗代湖からの「朝もや」が立ち込めて、
あたり一面が、紫色に染まっている感じ。
 

この色具合は、かなり衝撃であった・・・

忘れられない瞬間である。

 

 

切れ目から朝日【04:22】
 
2010年4月9日 鰺ヶ沢・青森

道の駅で車中泊した後、竜飛岬に向けて車を走らせた。
薄明るくなった東の空に、防風林の切れ目から、
真っ赤な太陽が顔を出しところだった。

道路に車を止めて、ちょっとだけ感動しながら、
カメラを構えていた。

太陽が、完全に昇りきるまで、わずか数分の出来事だった。

 

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ちょっとだけ不思議なアブ君 ベッコウウハナアブ類

昔は、全く気にも留めなかった存在であったが、
アブもそれなりに面白い。

まず、黄色と黒の成虫は、ハチに似ているので、
ベイツ型擬態の典型とされているが、面白味に欠ける。

むしろ興味深いのは、幼虫時代である。

彼らは、ここでは書ききれないほど、多種多様な環境で生活しており、
当然それに応じて、食べているものも、実に様々である。


ちょっとだけ不思議なアブたちの2回目は、
ベッコウハナアブの仲間たちであるが、
幼虫は、なんとスズメバチの巣の中に入り込むのである。

 


シロスジベッコウハナアブ(ハナアブ科)
 
2010年9月20日 だんぶり池・青森

だんぶり池の林道で、オトコエシの花の蜜を舐める綺麗な大型のアブ。

この幼虫は、土中にあるクロスズメバチの巣の中にいる。

ネット情報によると、スズメバチの活動が盛んな時期には、
幼虫は、巣から捨てられた成虫の死体などを食べているが、
営巣末期になり巣の勢いがなくなると巣の内部に侵入して、
スズメバチの幼虫を襲って食べてしまうということである。
 

どうして、ハチの巣の中に入り込むことが出来るのだろうか?

まさか、母親がハチに擬態しているので、ハチの巣の中に、
さりげなく入れるなんてことはないと思うが!!!

 

 

ニトベベッコウハナアブ(ハナアブ科)
 
2010年9月2日 だんぶり池・青森

この子も、オレンジ色と黒の綺麗な大型のハナアブである。

そして、幼虫は、キイロスズメバチの巣に寄生するようである。


多分ある程度の苦労をして、ハチの巣の中に入り込むのだと思うが・・・・

いったん入り込んでしまえば、あとは、こんなに安全で、
食べ物が簡単に入手できるような場所は、他には、ないだろう。

 

 

クロベッコウハナアブ(ハナアブ科)
 
2011年10月20日 東海村・茨城

だんぶり池では、見たことのない黒いハナアブであるが、
ちょっとだけ恐ろしげで、一種独特の雰囲気を持っている。

この子も、ベッコウハナアブの仲間なので、
ハチの巣に寄生するのだろうか?

まだ、詳しい生態は、明確には確認されていないようである。

 


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