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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

昆虫クイズ【その3】


昆虫クイズ【その3】です。


今回は、当ブログのメインテーマのひとつである擬態に関する問題です。

以下の3枚の写真の中に、さりげなくある昆虫がいます。
見つけられますか?

 

レベル1:

 
2010年9月24日 茨城・東海村

まさか、こんなところに!
と言うような人通りの多い公園の散歩コースで見つけました。
2匹いますよ





レベル2:

 
2007年9月23日 徳島・眉山

この写真も、人がいっぱいいる場所のお花畑で撮りました。
ちょっとビックリ



レベル33:

  
2010年10月8日 青森・だんぶり池

噂のだんぶり池林道で、本当に偶然発見。
予備知識なしで、これを見つけるとは!!!(自画自賛)





尚、レベル33とは、レベル3のミスタイプではありません。
レベル33の問題は、レベル1の33倍も難しいということです。


そして、この写真の虫との出会いが、

今年一番の衝撃でした!!!


ぜひ、写真をクリックして、拡大してから、
じっくりと探してみてください。

ヒント: ハイイロセダカモクメという蛾の幼虫がいますよ


レベル33の問題が、すぐ分かった方!!!

あなたは、今、ちまたで話題の、
生物多様性に関する由緒正しい「虫マニア」です。

是非クリックして、お知らせください。
↓ ↓ ↓ 

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私のカメムシコレクションの原点 ツノアオカメムシ

 
2005年8月18日 【ツノアオカメムシ】山形・月山



何としても、このカメムシ特集をしてみたかった。

  ツノアオカメムシPentatoma japonica

 日本のカメムシという学名のついたこのカメムシは、
その名のとおり、最もカメムシらしいカメムシと言って良いと思う。
金属光沢の緑色が微妙に綺麗な、比較的大型のカメムシだ。


 
2008年10月8日 【ツノアオカメムシ】青森・浅瀬石ダム



私が、カメムシが好きになったキッカケのひとつが、
このカメムシとの出会いだった。

小学校6年のときに、北軽井沢の照月湖の湖畔で、
白樺の葉っぱの表面にいる大型の綺麗なカメムシを見つけた。

それまでは、トンボばかり採っていた。
(ギンヤンマやオニヤンマも、それなりにカッコ良かったが・・・)

こんなに、カッコ良い虫がいるのかと、
ものすごいショックを受けたことを覚えている。


実は、何を隠そう昨年、照月湖がなくなっているのを知って、
再び、ものすごいショックを受けた。

ナビに載っていなかったので、おかしいとは思っていたが、
ぐるぐる探し回った挙句、近くの農家の人に尋ねると、
さりげなく

「照月湖はずっと前に、埋め立てられて、乗馬クラブになったよ!」

と、かなり衝撃的な答えが返ってきた。

どうしたんだ、一体。

 

 

ツノアオカメムシは、関東以西では山地に見られるが、
比較的個体数は少なく、これまで、数回しか出会うことはなかった。

しかし今年は、何故か豊作(?)で、
青森・岐阜・福島の3か所で見ることができた。


 
2010年8月1日 【ツノアオアカメムシ】青森・だんぶり池


いましたね、10月7日に紹介した、あの「だんぶり池の林道」に!!!
自宅から車で10分のところに!!!

 

 
 


 
2010年9月27日 【ツノアオカメムシ】岐阜・新穂高温泉

 足湯のそばの河原で、アイン君(16歳の愛犬)を散歩中に発見!!!





 
2010年9月30日 【ツノアオカメムシ】福島・岳温泉


同じく、アイン君と散歩中の岳温泉、ふと見ると桜の木に!!!

  ⇒ ⇒ ⇒ 愛犬アイン君については、別の機会に紹介します

 

 

ダムサイト採集旅行から、帰ってきました。
しかし、フトハサミツノカメムシには、出会えませんでした。

まあ、楽しみは後に・・・・・さらに後に・・・
 


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昆虫クイズ【その2】の答え

昆虫クイズ【その2】の答えです。

ある重要な法則とは、アイウエオです。

前回の写真は、昆虫標準和名(図鑑に掲載されている日本名)を、
ア行⇒カ行⇒サ行⇒タ行⇒ナ行(アイウエオ順)と並べてみたものです。

 
こんな正解で、ビックリして飛び上がった方へ:


1987年7月1日【徳島】

ちなみに、この標準和名というものは、昆虫類に限れば、
世界共通の学名とは違って、特に大きな制約がなく、
命名者が比較的自由に名付け親になれるようです。

ですから、
昆虫の和名の世界でも、ちょっとだけ不思議なものがあります。

よく例に出される有名な種類では、

ハムシの仲間で、

  トゲナシトゲトゲという、

一体どっちなんだという種がいます。


さらに、多分その近縁種に、

  トゲアリトゲナシトゲトゲ

という名前の虫までいるようです。
 


こんな正解で、ちょっと怒っている方へ:


1982年8月29日【鳴門】


 


さらには、一体どっちなんだ!と言われそうなのもあります。

たとえば、
  ニセリンゴハマキモドキ【ハマキモドキガ科】
とか、
  ニセコブスジツノゴミムシダマシ【ゴミムシダマシ科】
とか、
ちょっとかわいそうです。

虫だって、プライドがあります。   ・・・・・・多分。

 

 

折角ですので、手持ちの写真の中から、
ユニークな名前の昆虫をひとつ・・・・

このバッタは、名前を

クダマキモドキ

と言います。

 
2005年11月12日【クダマキモドキ】高知・大橋ダム

別に酒を飲んでいる風でもないが・・
全身緑色のスマートなバッタですが、どうして?

そういえば、この子は、
いつも、変な声でぐずぐず鳴いてるかなぁ~

 ⇒ 管(くだ)を巻く: 主に酒に酔った人が、同じことをぐずぐず言う状況

クダマキとは、クツワムシの別名という説もあります。


でも、ときどき、酒を飲んでいないのに、
管を巻く人がいますね・・・・・・・・・・水道屋さんとか。

 

 


明日から、ダムサイトに集まるカメムシを撮りに、東北地方をひとまわりしてきます。
フトハサミツノカメムシねらいです。

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意外と漫画チックな目玉模様 アケビコノハ幼虫





自宅のアケビの葉に、変なイモムシを見つけたので、
ちょっと、カラーマジックでいたずら書きしてみました。

キャンバスが小さくて、しかもピクピクよく動くので、
線が曲がってしまって、
きれいな目玉模様になりませんでした。

本当に、描くのに苦労しました。

良い子は絶対にマネしないでください!!




 


・・・って、すいません。 

・・・・です。



これは、まぎれもなくアケビコノハの5齢幼虫の目玉模様なんです。

黒い瞳の中に、キラリと光る部分も、ちゃんとあります。

ちょっと怖いけど、まるで、少女漫画の主人公の目でしょう!!

 


 
2010年10月8日【青森・弘前市】

同じ個体の正面から見たところです。
やっぱり、漫画チックです。

普通の昆虫の目玉模様といわれているものは、
同心円状の丸い模様が多く、普段は隠されていて、
外敵が接近すると、突然見せます。

この子の目玉模様は、静止状態でいつも見せているので、
模様はリアルになったのかもしれません。

 



同じく、真横から見たところです。

目玉模様は、お腹にあり、
それを強調するように、腹部を持ち上げています。

本物の目玉は左端の頭部です。

 
 


2010年10月8日【青森・弘前市】

これは、別の個体です。

瞳の中のキラリも、全く同じようにあります。

このように、お尻を上げて、目玉模様を強調するようなポーズは、
驚いたて固まってしまったときのものです。

 

 

そして、この子達の親も、かなりユニークな姿をしています。

自宅の庭に3匹の終齢幼虫を確認しているので、
彼らが、無事に羽化したら、また成虫の写真を紹介します。


アケビコノハ君に拍手!!
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どこか懐かしい日本の風景

ブログに昆虫のことばかり書いていると、

「あいつは虫バカだ!」
「かなり偏った考え方をしている」
「家庭をかえりみない」
「食べ物の好き嫌いが激しい」
「床屋に行ったことがない」

とか、いろいろなことを言われそうなので、たまには違う話題も・・・・

日本国内にこだわって、全国各地で、虫の写真を撮り続けていると、
これが日本なんだな~というような、
そして、思わずカメラのシャッターを押してしまうような、
さりげなく美しい風景に出会うことがある。

そんな日本を代表するような(自分で勝手に思い込んでいる)景色を、
今日は5か所、紹介します.。

(秋真っ盛りなのに、何故か春の写真が多い!!)


2010年3月27日【静岡・西伊豆】

早春の西伊豆
ゆっくりと流れる川
川面に咲いたばかりの桜花が写る

土手の先に美女(?)が3人
愛犬はさりげなく水を飲む


2004年5月1日【山梨・小淵沢】

残雪の甲斐駒ケ岳
かやぶき屋根の水車小屋

手前にスケッチブックを持つ若い女性
手軽に写真なんか撮らない


2004年1月31日【香川・瀬戸大橋SA】

瀬戸内海にゆっくりと沈む夕陽
その夕陽を追いかけるように進む船団

思いがけず泣いてしまう


2010年5月2日【岩手・小岩井の農場】

ようやく春がきた小岩井農場
牧場に一本だけ桜の巨木

岩手山の雪も、そろそろ溶けはじめるか


2010年5月6日【青森・鶴舞橋】

日本を代表する桜と松と鶴(鶴舞橋)
ついでに、バックに霞んで見える岩木山

かくれた名所?



このシリーズ好評ならば(一人でも賛同者がいれば)、継続します!!


シリーズ予告:

①日本の湖
②日本の滝
③日本の山
④日本の川
⑤日本の風景
⑥日本の海岸
⑦日本の火山
⑧日本の灯台
⑨日本のお城
⑩日本の露天風呂
⑪・・・・・・・・


乞うご期待!!!!


 

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