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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

ついに撮れた!! フトハサミツノカメムシ雄


今回は、なりふり構わずの「自画自賛」をご容赦ください。


道の駅で車中泊した後の2015年5月14日早朝、
安曇野の有名な公園(道路上に案内板が多数!)で発見。

標高の高い場所は、まだまだ雪が残る早春の雰囲気で、
しかたなく、緑の濃い公園に足を運んだのだ。


これが、とりあえずの選択成功・・・【自画自賛その①】

 

 

 

フトハサミツノカメムシ(ツノカメムシ科)

2015年5月14日 安曇野・長野

そして、とっくに花の時期が終わったサクラの葉っぱの陰に、
隠れるように静止していたフトハサミツノカメムシの雄を見つけた。

もちろん、知る人ぞ知る「珍品中の珍品ツノカメ」だ。


普通よりも遅い速度で歩きながら、一瞬通り過ぎた後で、
『・・・ん!?  なんだ!!』
と、後戻りしたときの、感動の出会いだった。

多分、重なり合ったような葉っぱの奥の方にいたので、
普通の虫マニアでは、多分見つけられなかったと思う。・・・【自画自賛その②】

 

実は、まだ自然状態で、雄に出会ったことがなかったのだ。

 ⇒昔は、妻に「今回は、どこに行くの?」と聞かれると、
  さりげなく「ちょっと、フトハサミを採ってくる」と答えていたほど・・・

 ⇒これで、あとはツシマオオカメムシと、キマダラカメムシだけ?!

 

 

 

・・・レンズをマクロに変えて接写!!

まだ気温が高くないのに、比較的活発に動く!!!

 

 

 

フトハサミツノカメムシ(ツノカメムシ科)

2015年5月14日 安曇野・長野

この子が、どれほどの珍品であるかは、以下の事実でも想像できる。

 ⇒ネット上で見かける本種の写真は、
  おそらく、ビーティング採集や夜間の灯火採集、
  晩秋のダムサイトで得たもののようで、
  寄生植物上での生態写真は、ほとんど見かけない。


フトハサミツノは、それほどの希少種なのだ。・・・【自画自賛その③】
 

 

 

 

フトハサミツノカメムシ(ツノカメムシ科)

2015年5月14日 安曇野・長野

巷での噂どおり、やっぱり寄生植物は「サクラ」だった。

 ⇒サクラの枝をビーティングする人は、あまりいないのだろう。


成虫越冬のはずなのに、新鮮な体色がちょっと不思議だ。

 

 

 


フトハサミツノカメムシ(ツノカメムシ科)

2015年5月14日 安曇野・長野

これで、おしりにあるハサミ(?)の形状が、明らかに違う、
Acanthosoma属の4種の雄の写真を、全て撮ったことになる。


もちろん、新種イシハラハサミツノカメムシも含まれる。・・・【自画自賛その④】
↓   ↓   ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20121204/1/


というか、この4種の分布域は、それほど変わらないので、
何故、雄のハサミの形態が明らかに異なる種分化が起こったのかは、
ちょっとだけ不思議だ。

 

 

 

   

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やっぱりいたのか? 茨城のモンキアゲハ


モンキアゲハという白い(!)紋のある、
微妙な名前の黒いアゲハチョウがいる。


基本的に南方系のチョウなので、
まさか、茨城で見ることが出来るとは!!

 

 

 

モンキアゲハ(アゲハチョウ科)

2015年5月6日 鹿島神宮・茨城

家族で4人で、さりげなく鹿島神宮へ行ってみた。

この時期なのに、比較的沢山の虫の写真が撮れたが、
帰りがけに、前方の水たまりで吸水する黒いアゲハを発見。

かすかに、後翅に白い紋が見えた。


残念ながら、尾状突起があるので、
あこがれのナガサキアゲハではない。

・・・でも、明らかに南方系の雰囲気??

 

 

 

モンキアゲハ(アゲハチョウ科)

2015年5月6日 鹿島神宮・茨城

アゲハチョウの中では、最も遅く姿を現す種なので、
茨城の5月6日は、かなり早いと思う。

まあ、利根川の南側は、千葉県の銚子市なのだが・・・


ネット情報では、目撃・採集は、秋田県が北限のようだ。

しかし、土着地は年平均気温が13℃以上の地域とされ、
現在は、新潟~栃木付近と推定されている。

 

 

 

 

モンキアゲハ(アゲハチョウ科)

2015年5月6日 鹿島神宮・茨城

やっぱり、この雰囲気は、ベニモンアゲハに似てる?

モデルは、茨城には、絶対いないのに・・・

この子は、ツマグロヒョウモンと並んで、
温暖化の指標とされ、分布の北限は広がっているのだ。


 ⇒よく知られているように、ツマグロヒョウモンは、
  有毒のカバマダラに擬態しているとされる。

  ただし、ベニモンアゲハやカバマダラは、
  少なくとも北日本には分布していない。

  このような、擬態種とモデル種との関係については、
  様々な説明がされているのだが・・・

 

 

   

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ちょっとだけ不思議な春の蛾 エゾヨツメ

 

春にしか見られない(?)エゾヨツメという蛾がいる。

 

旅先で、暗くなってから、カメラ片手にさりげなく出かける怪しい父娘。

塩原温泉の公共の温泉施設の看板を照らすライトで、最初に娘が見つけた。

 

 


エゾヨツメ(ヤママユガ科)

2015年5月4日 塩原温泉・栃木

・・・ん?!  ヤママユガ科??


翅を閉じて止まってるのに!!

 ⇒ヤママユガ科では珍しく、翅を閉じて止まることが多い。

 

何処に四つの目がある?

 ⇒後翅の裏面は、斑紋が目立たない。

 

 


軽く、手で触ってみると・・・飛んだ!!

 

 


エゾヨツメ(ヤママユガ科)

2015年5月4日 塩原温泉・栃木

翅を開くと、まさにヤママユガだ!!


特有の(?)薄茶色の後翅に、青色の目玉模様がある。


 ⇒個人的には、目玉模様は大好きなのだが、
  この子の模様は、色が素晴らしい。


しかも、白い「T字型」のアクセントが秀逸だ。


 ⇒このスポーツ用品にあるようなイメージのマークは、
  最初の写真のように、裏面からもハッキリ見える。


  

 

 

エゾヨツメ(ヤママユガ科)

2015年5月4日 塩原温泉・栃木

通常は青く見える目玉模様は、見る角度によって、
このように、真っ黒に見えてしまうのだ。

しかも、普段は翅を閉じて止まることが多いようなので、
目玉模様は、前翅の下に隠れている訳ではない。


飛び立つときには、見えるはずだが・・・

 

 

 


エゾヨツメ(ヤママユガ科)

2015年5月4日 塩原温泉・栃木

確かに、この写真は、クスサンやヤママユと同じ雰囲気だ。


このブログで何度も紹介しているような、
一般的な目玉模様とは、微妙に異なる機能があるようだ。
↓   ↓   ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20150214/1/

 

    

 


 

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ちょっとだけ不思議な春のカミキリ(キマダラカミキリ)


個人的な感想だが、特に大型のカミキリは、真夏のイメージだ。

 


・・・・もちろん、例外もある。

 

 

キマダラカミキリ(カミキリムシ科)

2015年5月1日 県民の森・茨城

まだまだ、ほとんど飛んでいる虫を見かけない森林公園。


さりげなく、カメラ片手に歩いていると、
如何にも珍品臭(?)がするカミキリを見つけた。

 

何で、この時期に・・・?

 

 

 


キマダラカミキリ(カミキリムシ科)

2015年5月1日 県民の森・茨城

図鑑によると、成虫の活動時期は、6~8月となっている。

でも、まだ5月になったばっかり・・・


この子は、さりげなく早生まれ・・・(多分)


 ⇒早速、ネットでも調べてみると、
  成虫越冬する個体もいるようなので、
  もしかしたら、早生まれではないかも!?
  

 

 

 

キマダラカミキリ(カミキリムシ科)

2015年5月1日 県民の森・茨城

それにしても、この模様!!!

クヌギやコナラの樹皮に良く似ている。


君は、こんなところにいてはダメだろう。

 

 

 


キマダラカミキリ(カミキリムシ科)

2015年5月1日 県民の森・茨城

雄の触角はかなり長い!!!


触角の長さを強調して、撮影しようと思ったが、
・・・結果は予想できる。


こんな写真しか撮れなかった。

 

 

    

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ちょっとだけ不思議な緑色の桜


これは春の珍事??

茨城の5月に、さりげなく咲く桜を発見。


しかも、花の色は、ありえない「うす緑色」!!!

 

 


出し惜しみするわけではないが・・・

 

 


2015年5月1日 七ツ洞公園・茨城

ほとんどの花は、普通に見られたピンク色だった。

だから、最初に見たときには、やや遅咲きの桜の品種か?
という感じだった。

 

 

 

・・・・そして、


下の写真、もちろん、修正はしていない。

 

 

 


不思議な緑のサクラ

2015年5月1日 七ツ洞公園・茨城

多少微妙だが、普通の桜の色ではない!!!

どちらかと言うと、やっぱり緑色(薄緑?)だろう。


このような「うす緑色の花」は、数株程度しか見られず、
ほとんどの花は、最初の写真のように、普通のピンク色だった。

 

 

 


帰宅後、早速ネット検索。

 


緑色の桜の花は、御衣黄(ギョイコウ)というらしい。


花の色が高貴な貴族の衣裳の萌黄色(もえぎいろ)に近いため
そのイメージから、御衣黄という名前が付いたようだ。

 


・・・・萌黄色か?!

 

 


御衣黄サクラ(バラ科)

2015年5月1日 七ツ洞公園・茨城

花が咲いた時は緑色のようだが、
左側の株のように、色はだんだん薄くなって、
その後、右側のように、黄緑色から黄色っぽくなるようだ。

何故か、中心部は、常に筋状に赤くなっている。




今年は春から縁起が良い!!!

 

 

 


  

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