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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

八甲田 睡蓮沼の四季

酸ケ湯温泉から十和田湖へ抜ける国道(R103)の途中、
笠松峠をちょっとだけ過ぎたところにある睡蓮沼。

駐車場はないが、道の膨らみに車を止めて、30秒ほど歩くと、
道路からは絶対に見えない素晴らしい光景が目の前に広がる。


本来ならば、タイトルどおり四季の写真を載せたかったが、
真冬は、車で簡単に行くことはできない。

でも、北国の高原では、今回の4枚の写真(4,6,8,10月)で、
十分に、四季が表現できるのだ。

 


睡蓮沼【8月】 
 
2003年8月13日

看板によると、この沼には、スイレン科のエゾヒツジグサが、
沢山自生していることから睡蓮沼と呼ばれている。

それだけでは、何処にでもある普通の沼であるが、
スイレン沼は特別である。
背景に見える、八甲田連峰の五つの頂を、見事に沼に写しているのだ。

ちなみに、写真の真ん中の奥に見える頂が、
主峰の高田大岳(1584m)である。

 

 

睡蓮沼【10月】  

2008年10月8日

10月になると、付近の広葉樹は全て紅葉し、
アオモリトドマツ(オオシラビソ)の緑だけが残る。

どうも、この場所では、すべての樹木が紅葉しないので、
なかなか秋の写真を撮ることができない・・・・・(多分?)。

 

 

睡蓮沼【4月】 
 
2009年4月3日

八甲田の4月は、まだまだ、真冬である。

このように、睡蓮沼は、完全に雪の中である。

その上を、スキーヤーがさりげなく横断していく。

 

 


睡蓮沼【6月】 
 
2012年6月8日

ようやく、春が来た感じである。

しかも、春の夜明けである。

まだ、いたるところに残雪があり、
すぐ横には、水芭蕉の花が咲きはじめている。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 


実は、道路を隔てて反対側の湿原には、
ミズバショウの花の大群落がある。

少し歩くと、それをいとも簡単に、見降ろすことができるのだ。

 


ミズバショウの大群落
 
2012年6月8日

睡蓮沼の反対側には、こんな光景が広がっている。

クリック(拡大)して、ご覧ください。

白い点々は、すべてミズバショウの花だ(多分)。

もちろん、白いもやもやは、残雪である。
 

多くの観光客は、この道の両側に広がる絶景を、
さりげなく見逃している可能性がある。

 

自宅から1時間ちょっとで行ける睡蓮沼は、
我が家に、青森県以外からの来客があると、
必ず案内する絶好の観光スポットなのだ。


しかも、この道は、5月の連休前に訪れると、
道路は、雪の回廊にもなっている・・・

 

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アリのようなカミキリ発見!!

アリに擬態して、身を守る虫は、意外と多い。

クモやカメムシの仲間で、アリに擬態している種は、
良く知られているが、全身が黒っぽいものがほとんどである。


カミキリにも、アリに擬態している種がいるが、
まずは、下の写真から・・・・

 

 
2012年5月21日 だんぶり池・青森

葉っぱの裏側に、赤と黒の虫が見える。

 

 

ムネアカオオアリ(アリ科)
 
2012年5月21日 だんぶり池・青森

何だ、アリか・・・

 

 

今度の赤と黒の虫は、どうだ?


 
2012年5月18日 だんぶり池・青森

上のムネアカオオアリに似てる?

良く見ると、足が太い??

ちょっと、あやしいぞ!!

 

 

 
2012年5月18日 だんぶり池・青森

出てきた!!!

アリじゃなさそうだ?

 

 

 
2012年5月18日 だんぶり池・青森

完全に姿が見えた!!

アカネカミキリのようだ。

 

 

アカネカミキリ(カミキリムシ科)
 
2012年5月18日 だんぶり池・青森

これは間違いなく、アリに擬態している。

 

 


もう一度、ムネアカオオアリ!!

 


2010年6月14日 だんぶり池・青森

このように、写真で拡大して見れば、
アリとカミキリは、全く違う・・・・


しかし、最初の写真に戻って、
遠くで見え隠れするようなときには、
ほとんど区別がつかない・・・・


これが普通の擬態なのだ。

⇒(これ以上は、ミラクル擬態と言う??)
↓   ↓   ↓   ↓
 
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20120111/1/

 

 

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アカスジキンカメムシ 脱皮中

ついに、アカスジキンカメムシが脱皮するのを、
目の前で見ることができた。

 

実は、近くの公園で終齢幼虫を2匹見つけて、
娘の家に持ち帰ったその日の深夜の出来事だった。


一番遅く寝る娘が、大興奮で起こしてくれたのだ!!!

 

この感動に、くどい文章はいらない。

 ⇒【 】内の数字は、撮影時刻です。

 

 


アカスジキンカメムシ脱皮中【23:17】
 
2012年5月24日 ひたちなか市・茨城

隣に、もう一匹の幼虫がいる。

 

 

アカスジキンカメムシ脱皮中【23:19】
 
2012年5月24日 ひたちなか市・茨城

 

 

アカスジキンカメムシ脱皮中【23:21】
 
2012年5月24日 ひたちなか市・茨城

 

 


アカスジキンカメムシ脱皮中【23:22】
 
2012年5月24日 ひたちなか市・茨城

 

 

アカスジキンカメムシ脱皮中【23:28】
 
2012年5月24日 ひたちなか市・茨城

完全に抜けた!!

 

 

アカスジキンカメムシ脱皮中【23:31】
 
2012年5月24日 ひたちなか市・茨城

歩いた!!!

 

 

アカスジキンカメムシ脱皮中【23:32】
 
2012年5月24日 ひたちなか市・茨城

上にいるのは、もう一匹の終齢幼虫。

 

 

アカスジキンカメムシ(キンカメムシ科)
 
2012年5月25日 ひたちなか市・茨城

翌日の朝、何事ももなかったように、
こんな感じで平然と、静止していた!!!


⇒(興奮しすぎて、さりげなくという言葉を使い忘れた?)

 


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こんなとこ撮ってみました【12】 動物たち!!

今回で12回目の「こんなとこ、撮ってみました」シリーズ。

全くの偶然に撮れた、動物たちの写真です。

 

 

道路のニホンザル
 
2009年10月15日 仏ヶ浦・青森

北限のニホンザルと言われる下北半島のニホンザル。

道路上でたまに見かけるが、近づくと普通は逃げる。

子供を抱く母親ならば、「なおさら」であるが・・・


しかし、このお母さんは、近づいても全く逃げない!!!


むしろ、遠くにいる子の方が、多少逃げ腰である・・・・


 


道路のニホンカモシカ
 
2012年5月18日 釈迦池・秋田

青森との県境矢立峠を越えて、
国道7号線から釈迦池方面へ数キロ入ったところで、
前方に、ニホンカモシカ発見。

車を急停車させると、じっとこちらを見ていて動かない。


さりげなくカメラを構えた瞬間、道路上を走り出した。

結局撮れたのは、この一枚だけ!!

ニホンカモシカの全力疾走する後ろ姿である。

 


 

道路の寒立馬
 
2010年8月15日 下北半島・青森

寒立馬(かんだちめ)は、下北半島の尻屋崎付近にいる馬で、
ご覧のように、厳しい冬にも耐えられるたくましい体格をしている。

夏は、適当に(?)放牧されているようで、観光客の通る道路を、
平気で歩いているので、車が渋滞することもある。

修正なしでブログに載せられるように、
うまい具合に車のナンバープレートを隠してくれているが、
この写真を撮ったときは、30分程の渋滞であった・・・

 


 

あれ!! 君はワサオ君か?

2011年5月3日 鰺ヶ沢・青森

鰺ヶ沢の海岸で、軽トラの荷台に乗ったワン君発見。
 

車から飛び降りて、海岸へゆっくり走りだしたが、

君はあの超有名なワサオ君ではないか?

いつもは、イカ屋さんの檻の中でしか見ていないが・・・

 

 

 

ワニ君の集い
 
2002年8月14日 別府温泉・大分

娘と二人で行った別府温泉での衝撃!!!


看板によると、大正12年から温泉熱を利用して、
ワニの飼育を始めたようである。

この場所は、ワニ地獄と呼ばれるようであるが、
娘は本当に気絶するような勢いであった。

 

 


飛翔中のハクチョウ
 
2010年4月9日 五所川原市・青森

まあ、さりげなくシャッターチャンス!!

本当に目の前を、優雅に飛んで行った。


おまけの一枚ということで・・・・

 

 

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君は蛾か? 画家だ!!

暗いときに活動する基本的には目立たない蛾の仲間にも、
良く見ると、微妙に綺麗な種がいる。

これから紹介する複雑な(抽象的な?)模様の蛾は、
まるで人間の画家が描いたような雰囲気を持っている。

 

 

オスグロトモエ(ヤガ科)
 
2011年8月15日 乗鞍高原・長野

ちょっと見ると、昔のヤッコ凧の模様に見える。

2匹のオタマジャクシのような模様は、眼状紋のつもりか?


そう言われると、全体が人の顔のようにも見える。

 

 


ギンスジカギバ(カギバガ科)
 
2011年6月29日 白岩森林公園・青森

薄茶色の目立たない蛾である。

でも、良く見ると、真っ白な線で描かれた縁取りの模様は、
ひいき目に見て、人間が描いたように見える??

 

 

シラオビアカガネヨトウ(ヤガ科)
 
2011年6月29日 だんぶり池・青森

この色使いと抽象的な模様は、
アーティスト(?)が描いたように見える。

ちょっと違うかもしれないが、昔、
サイケデリック~~とか言っていたような雰囲気がある。


こんなTシャツがあったら、私は迷わず着ないだろう!

 

 

チズモンアオシャク(シャクガガ科)
 
2011年7月16日 遠軽・北海道

薄緑色の地に、こげ茶色と薄茶色のの縁取り模様。

人が描いた地図に見えるのだろうか?


しかし、個人的には、中心の胴体を含めた模様が、
「ムンクの叫び」をイメージする。

 

 

ウンモンスズメ(スズメガ科)
 
2011年7月13日 上湧別・北海道

薄緑色、緑色、濃緑色、黄緑色の4色(?)の上品な模様。

この模様は、多分(?)日本女性の着物にしても良い!!

 

 


ウスギヌカギバ(カギバガ科)
 
2005年10月30日 帝釈峡・広島

多分3段階に傾けて、3方向に飴細工の飴を垂らしたような模様。

いや、絵筆に、たっぷり絵具をしみ込ませて、
多少躊躇しながら描いた線のような・・・

ちょっとだけ人為的な操作が入ったと思わせる??


蛾は、その名のとおり、良く見ると、なまめかしくも、
翅が透けて見えるのである。

 

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