忍者ブログ

ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

だんぶり池で見つけた虫たち ハムシ科②

だんぶり池で見つけたハムシの仲間(その2)である。

 

しかし今回登場するハムシ君は、いずれも、
名前が「ちょっとだけである。

もちろん、????なのは、名付け親であって、
ハムシ君たち、本人(本虫?)ではない。

 


017 キイロクビナガハムシ(ハムシ科)
 
2011年6月5日 だんぶり池・青森

赤いハムシなのに、キイロクビナガハムシという。

ややこしいことに、アカクビナガハムシという種も別にいる。


しかし、この子は、キイロだ!!

 

 

018 アトボシハムシ(ハムシ科)
 
2011年5月29日 だんぶり池・青森

写真のように、黒い紋が2個ある個体が多い。

後ろに黒いホシがふたつあるハムシなので、
アトボシハムシという名前が付いたのだろう。


しかし・・・・


 

018 アトボシハムシ(ハムシ科)
 
2011年5月25日 だんぶり池・青森

まるで別種のように見えるこの子も、アトボシハムシなのだ。

頭の後ろにもうひとつの黒いホシがあるので、
どう見ても、アトボシではない・・・


 


019 スゲハムシ(ハムシ科)
 
2011年5月24日 だんぶり池・青森

上の種と同様に、見た目がまるで別種のような、
色の違う個体が、同じ場所に共存する。


今回は、交尾中の写真が撮れたので、一枚の写真でOK(?)。

もちろん、以前紹介したように、雄と雌で色が違うのではない!!
↓  ↓  ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20110604/1/


 


020 ムナグロツヤハムシ(ハムシ科)
 
2010年6月18日 だんぶり池・青森

ムナグロ?
頭は黒いけど、胸は黒くないぞ!

(大丈夫です!! 多分同定は間違いないと思います)


この子たちも、色の変異が大きくて、
まるで別種のよう見える場合があるらしい。

ちなみに、ネット情報によると、

  全身赤褐色
 ② 頭部だけ黒いもの、
 ③ 名前の通りに胸部と頭部が黒いもの、
 ④ 翅に白っぽい部分のあるもの、

などがいるようで、写真の子は②のタイプに相当する。

 

拍手[22回]

PR

だんぶり池で見つけた虫たち ハムシ科①

今回は、だんぶり池で見つけたハムシの仲間(その1)である。



011 アカガネサルハムシ(ハムシ科)
 
2011年5月24日 だんぶり池・青森

まるで宝石のような美麗種である。

何処にでもいる普通種であるが、
見かけると、必ず写真を撮ってしまう。

 


012 クルミハムシ(ハムシ科)
 
2011年6月23日 だんぶり池・青森

この同定も、間違いないだろう。

クルミの葉っぱで発見され、
メスのお腹が異常に大きくなる。

 


013 ヨモギハムシ(ハムシ科)
 
2011年10月11日 だんぶり池・青森

ヨモギの葉っぱで発見。

ネット上でも、メスのお腹が大きくなっている写真が多い。

 


014 フジハムシ(ハムシ科)
 
2011年5月31日 だんぶり池・青森

この子も、赤と黒の上品な(?)ハムシである。

その名のとおり、フジの葉っぱを探すと、簡単に見つかる。

 

 

015 ヤナギルリハムシ(ハムシ科)
 
2011年6月3日 だんぶり池・青森

成虫も幼虫も、その名のとおり、ヤナギの葉っぱを食べる。

全身がルリ色の、綺麗なハムシであるが、
残念ながら、小さいのが唯一の欠点(?)・・・

 

 

016 ヒメジンガサハムシ(ハムシ科)
 
2011年6月3日 だんぶり池・青森

ヨモギの葉っぱの裏側で見つけた。

他のジンガサハムシ類と違って、
ジンガサ(?)の部分は不透明である。

君は、何かに擬態してるのか?
 

拍手[19回]


こんなとこ撮ってみました【5】 夕日が沈む!!

今回で5回目の「こんなとこ、撮ってみました」シリーズである。

 

昼間の太陽は、明るすぎて、直接眼で見ることはできない。

何故、明け方と夕方には、真っ赤な太陽を直接見ることができるのだろうか?


  ⇒朝や夕方は、太陽の高度が低いので、
   光が大気の層を斜めに(より多く)通過することになる。

   そのため、波長の短い青系統の光は、大気により散乱され、
   人の目には届きにくくなる。

   一方、波長の長い赤系統の光は、あまり散乱されないので、
   明るすぎることがない赤い太陽を、人の目で直接見ることができるのである。

   もし、仮に、万が一、この現象がなかったら、
   朝晩の車の運転は、絶対にできないだろう????

   ちょっとだけ不思議な自然の仕組みに、感謝!?

 

そんなことが分かってから、下の4枚の写真を見てください。

 

 

瀬戸内海に沈む夕陽

2004年1月31日 与島SA・香川

瀬戸中央自動車道の与島SAは、隠れた夕陽ポイントであり、
その時間は、何故か若いカップルも多い。

西の空が真っ赤になるような夕焼けは、
これから危険な夜が来る信号にも、なっているはずであるが・・・

 

 


夕陽と船団
 
2004年1月31日 与島SA・香川

この写真は、同じ場所から撮ったお気に入りの写真である。

わずか、数分間のシャッターチャンスであった。


夕陽に向かって進んでいく船団よりも早く、
太陽が、あっという間に沈んでいく・・・・

 

 


小豆島に沈む夕陽
 
2004年6月5日 淡路島・兵庫

淡路島には、南北に走る神戸淡路鳴門自動車道という
そのまんまの名前の自動車専用道路(?)があって、
徳島に住んでいたころ、しばしば利用した。

その道路にある室津PAは、島の西側付近にあり、
瀬戸内海が見える夕陽の絶景ポイントになっている。

本州に車で出かけたときには、夕陽が沈む時間に、
この場所に居られるように時間調整をしたこともある。

 

 


眉山に沈む夕陽
 
2002年5月20日 徳島市・徳島

徳島市内の川内町というところにあった昔の会社の屋上から、
ときどき夕陽が沈むのを、(勤務時間後に)さりげなく見ていた。

吉野川を挟んで反対側に、眉山という有名な(?)山があって、
そこに沈む太陽が良く見えたのである。

いつも同じ場所から夕陽を見ていると、
季節ごとに、沈む場所が違っていて、面白かった。

 

拍手[21回]


だんぶり池で見つけた虫たち カミキリムシ科②

だんぶり池で見つけたカミキリ(その2)である。

種名の前の数字は、種類数を示す。


(⇒現時点で、カミキリムシ科は、10種である)

 

006 アトジロサビカミキリ(カミキリムシ科)
 
2011年6月3日 だんぶり池・青森

これは、間違いなく、鳥の糞に擬態している?

ただ、残念ながら、この写真のように、
葉っぱの上で見かけることは少ない。

 

 

007 クロハナカミキリ(カミキリムシ科)
 
2011年5月31日 だんぶり池・青森

やや北方系の真っ黒なカミキリで、
だんぶり池でもときどき見かける。

ベッコウバチに擬態しているのかもしれない。

 

 

008 ヨツスジハナカミキリ(カミキリムシ科)

2011年7月24日 だんぶり池・青森

おそらくだんぶり池で、最も普通なカミキリだろう。

私は間違えないが、とりあえず、スズメバチに擬態している?

 

 

009 アカハナカミキリ(カミキリムシ科)
 
2010年7月21日 だんぶり池・青森

全国何処にでも、沢山いるカミキリである。

しかも、白い花にいると、良く目立つ。

 

 

010 ヒメヒゲナガカミキリ(カミキリムシ科)
 
2011年8月28日 だんぶり池・青森

名前のとおり、触角がファインダーからはみ出るほど長い。

近似種が多いようであるが・・・

 

拍手[20回]


だんぶり池で見つけた虫たち カミキリムシ科①

自宅から車で西へ軽く10分程度走ると、
弘前だんぶり池という「トンボ以外の虫も沢山いるところ」がある。
   ↓   ↓   ↓   ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20101007/1/


その場所を知ってから約2年になるが、雪がない時期には、
一週間に数回、周辺の林道に、虫の写真を撮りに出かける。

 

昆虫採集をしなくなって(標本を作らなくなって)、
運命的昆虫撮影者同盟【運昆同】を設立してから、
早くも10数年が経過した。

正式な記録には当然ならないが、何かの参考にはなるかもしれないので、
だんぶり池周辺で確認された虫たちを、順次紹介していきたいと思う。

 

当然、標本もないし、ほとんどが、写真だけでの同定である。

種名が確実でないものには、名前の前に「多分」を付けた。
また、それすら分からないものは、「○○の仲間」とした。

いずれにしても、カメムシ以外の虫に関しては、
同定のポイント(基準?)が、撮影時には、分からない場合が多いので、
種名が明確に分かるような撮り方をしていない。

一応、怪しいものは、友人のニャオト氏に、写真の確認をしてもらったが・・・

 

 

001 ホソツツリンゴカミキリ(カミキリムシ科)
 
2011年8月2日 だんぶり池・青森

やけに細いカミキリで、だんぶり池では、この個体のみ発見。

成虫も幼虫も、有毒のイケマ(ガガイモ科)を食べるらしいので、
おそらく外敵に襲われにくいと思われる。

 


002 シロトラカミキリ(カミキリムシ科)
 
2011年5月27日 だんぶり池・青森

比較的目立つカミキリで、幼虫はブナの倒木などで育つ。

だんぶり池では、あまり多くないようだ。

 


003 トゲヒゲトラカミキリ(カミキリムシ科)
 
2011年6月3日 だんぶり池・青森

良く似た仲間が多いカミキリであるが、
多分、これは間違いないだろう。

このように、葉っぱの上にいるのは、珍しいかも?


⇒当初、エグリトラカミキリとしていたが、Nabita氏のご指摘により、
 トゲヒゲトラカミキリに訂正しました。



 


004 コブヤハズカミキリ(カミキリムシ科)
 
2010年9月2日 だんぶり池・青森

背中に真っ黒な目玉があるような、
このちょっと変わったこのカミキリも、
だんぶり池では、比較的良く見かける。

 

 

005 ノコギリカミキリ(カミキリムシ科) 

2010年7月21日 だんぶり池・青森

ノコギリの由来は、ギザギザの太い触角である。

手で掴むと、ノコギリのような音を出すが、
音の出所は、触角ではないようである。

 

拍手[19回]