忍者ブログ

ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

君はヘビか? ベニスズメ幼虫

以前(http://kamemusi.no-mania.com/Entry/17/)に
紹介したアケビコノハの幼虫は、目玉模様を強調しすぎて(?)、
ヘビというイメージは少なかった。


しかし、今回紹介するベニスズメの終齢幼虫は、
どう見ても小型のヘビだ!



 
2010年10月12日 ベニスズメ幼虫 白岩森林公園

普通に葉っぱを食べているときは、
どこにでもいる蛾の幼虫である。
 


 
2010年10月12日 白岩森林公園

頭部を上に持ち上げると、
ちょっとヘビに似てくる。
 


 
2010年10月12日 白岩森林公園

しかし、この子を前から見ると、
まるでヘビである。



 
2010年10月12日 白岩森林公園

前方を空中において、ゆっくり振ると、
ヘビの動作にも似てくる。

このように、小型のヘビに似ることが、
この子の生存の上で、
どれほどの意味をもっているのかは、
詳細なな検討が必要であると思うが・・・

 

しかし、下の写真の擬態の神様、アケビコノハ君と比べると、
ヘビに似ている点では勝っているが・・・

 
2010年10月9日 アケビコノハ幼虫 弘前市

やはり、どうしても、

擬態のスケールの違いを感じてしまう!!!

 

拍手[49回]

PR

野生のキジ

弘前市郊外の我が家近くの空き地で、
ときどき、野生のキジを見かける。


 
2010年6月11日 弘前市

リンゴ畑周辺の雑草地や河原などに、
営巣するらしい。



 
2010年6月11日 弘前市

さりげなく、道路を横切ったり、
近づいても、あわてて逃げるようなことはなく、
比較的人間に慣れているのかもしれない。




 
2010年6月11日 弘前市

メスは、単独で見かけることは少なく、
多くはオスの後を歩く。



 
2010年6月11日 弘前市

キジは、日本の国鳥に指定されているが、
とても不思議なことに、
国蝶のオオムラサキとは正反対の待遇(?)で、
狩猟対象になっている。

調べてみると、キジの仲間は、
狩猟対象として最適であり、
しかも肉が非常に美味である、
・・・・というとんでもない理由で、
国鳥に選ばれたらしい。



 
2010年6月11日 弘前市



そして、日本のキジは毎年、
愛鳥週間や狩猟期間前などの時期に、
養殖された個体が、狩猟対象として、
大量に放鳥されている。

何か、不思議なことが起こっている・・・

拍手[47回]


不思議なホバリング吸蜜

ミツバチやチョウとは違って、
花びらに止まらないで、
空中を飛びながら吸蜜する昆虫がいる。

以前紹介したオオスカシバが有名であるが、
まだ他にも仲間がいる。
 

 
2010年11月7日 ヒメクロホウジャク 宮城・長者原SA

オオスカシバに良く似ているが、
羽が透明ではないヒメクロホウジャクという蛾だ。

見事にホバリングしながら、口吻を花びらに差し込んでいる。

 

 

 
2010年11月10日 ホシホウジャク 東京・夢の島公園

こちらも、同じ仲間のホシホウジャクという蛾である。

10年ほど前までは、こういう写真を撮るのは、
プロまたはプロ級のカメラマンの独壇場であった。

しかし、最近のカメラは、連射機能と自動焦点モードがあり、
こんな写真も簡単に撮れるようになった。

 


 
2010年11月14日 ホシホウジャク 茨城・中郷SA

飛翔能力のある昆虫も、航空機と全く同じで、
離着陸には、かなりのリスクを背負うだろう。

このように、いちいち花にとまらないで、
次から次へと花を移動しながら吸蜜するのは、
かなり効率的であるはずだ。

 


実に、見事に口吻をのばして、
花から離れて、空中吸蜜している。

多摩動物園の昆虫温室で見たハチドリと全く同じである。


この方が、クモやカマキリなどの天敵の攻撃から、
逃げやすいのかもしれない。

 

 


しかし・・・・・・・

 

 

 

実際には、カマキリの攻撃からは逃れられない。
これが、その衝撃の現場写真である。

 

 
2010年11月10日 ホシホウジャク 東京・夢の島公園

東京・新木場公園で、「カマキリが花にいるな」と、
カメラを構えると、突然ホシホウジャクが飛んできた。

そして、ホバリングする間もなく、
あっという間に、一撃で捕獲されてしまった。

残念ながら、これは明らかに、
カマキリの射程距離内でのホバリングだったのだろう。

本当にカメラのシャッターを切る間もなくの、
一瞬の出来事であった。


 
2010年11月10日 ホシホウジャク 東京・夢の島公園

伸びきってしまった口吻が、なんとも哀れであるが・・・

しかし、この出会いは、カマキリの方から見ると、
ホシホウジャクが飛んでくるのを、
予期していたようなタイミングの捕獲で、
見事という他はない。

 

拍手[45回]


ちょっと不思議な岩木山

ときどき、虫以外の写真を!!

残雪の岩木山、最高です。


徳島市から、弘前市に住居を移してから、
アイン君と散歩中に、岩木山を眺めることが日課となった。

近くに山が見える環境に住んだことが今までなかったので、
毎日、山の変化を見るのが楽しい。


そして、ある日、ふと気が付いた。

岩木山って、雪がないとちょっとなぁ~

富士山のイメージも同じで、
山頂付近に残雪がないと、
何か間が抜けたようになるのか?

 

 

 
2010年4月29日 岩木山スポーツ公園から

ここから見る残雪の岩木山が、素晴らしい。
月に1~2度は、訪れる場所。

しかし、この残雪がなくなると、
岩木山は、ちょっと恥ずかしい。

 

 
2010年8月6日 岩木山スポーツ公園から

ちなみに、残雪がないと、こんな感じで、
どこにでもあるような、
単なる丘のようにも見えてしまう。

 

 

 
2010年4月9日 ベンセ沼付近から

ひとつ上の写真の、ちょうど反対側から見た岩木山。

どこから見ても、裾野が長く見えるのが特徴である。
これも、残雪が効果的である・・・・(何が基準なの?)

 


 
2010年5月5日 岩木山神社付近から

岩木山には、一面のリンゴの花も似合うが、
残雪の岩木山と桜も、普通に良く似合う。

でも、なかなか写真を撮るポイントが見つからない。

 


 
2010年5月6日 鶴舞橋から

全くもって、写真が下手糞であるが、
なんとなく好きなイメージである。

春霞の中、残雪の岩木山と咲きはじめの桜。

 

岩木山は、多分、青森県西部のどこにいても、
晴れていれば、見えると思う。

車で長期間、旅をすることが多い。
帰り道、東西南北どこから家に向かってきても、
ふと、岩木山が見えてくる場所がある。

そこまで来ると、「あぁ~もうすぐ家だ・・・・」と感じる。
 

拍手[46回]


ちょっと不思議なガガンボの長い足

以前にも(9月20日)紹介した足の長いガガンボ君。

例によって、種名までは分からないガガンボの写真がある。
ちょっとだけ不思議な恰好しているので、
氏名不詳で、ご容赦ください。


それにしても、何故なんだろうか?
あまりにも足が長すぎて、少し持て余し気味に、
葉の上に静止するときの格好が、なかなか笑える。
(ちょっと上から目線?)


以下の写真は、フォーカスが微妙です。
是非、拡大してご覧ください。

  
2010年8月5日 だんぶり池

驚くべきことに、前足1本でぶら下がって、
さりげなく体を支えている。

なんとも不思議な光景だ。

一体、何が不満で、こんな格好してるんだ!!

 

 

 
2010年8月21日 だんぶり池

こちらは、5本の足を巧みに使って、
葉と葉の間に、見事な静止状態。

右前足と中足の伸びきった感じも良いが、
左前足と中足の微妙にクロスした雰囲気が、
さりげなく絶妙である。

 一体、何が面白くて、こんな格好してるんだ!!


 

 
2010年8月25日 だんぶり池

この体制での、ぶら下がり静止状態は、
よく見かける。

でも、何か足がこんがらがってないか?

一体、どうしちゃたんだ、こんな格好して!! 


 

 
2010年8月5日 だんぶり池

このガガンボ君は、今までの最高!!!

なんと、右前足が、つかんでいるのは、
クモの糸のようである。

よく見ると、左後足も先端部が、中途半端である。
近くにクモの糸がみえるが・・・・!!


やっぱり、このガガンボ君に拍手です。
↓ ↓ ↓

拍手[49回]