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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

筑波山のイノシシ

今回は、かなり衝撃!!!

 

筑波山神社へ向かうメイン道路を、車で走行中、
右手の空き地に、2匹の野犬のような動物が見えた。

 


ただ、歩き方が、野犬ではない!!

 


イノシシ(イノシシ科)

2014年5月31日 筑波山・茨城

さりげなく車を停めて、運転席の窓から1枚。

やや小さ目のイノシシの兄弟(多分?)だった。

 

 


イノシシ(イノシシ科)

2014年5月31日 筑波山・茨城

多少警戒したのか、足早に逃げようとしたが・・・

 

 


イノシシ(イノシシ科)

2014年5月31日 筑波山・茨城

思い切りズームで、さらに1枚。

(目と鼻は、ブタそっくり?)



 


・・・・・・問題は、ここからである。

 

 

 

イノシシ(イノシシ科)

2014年5月31日 筑波山・茨城

車のドアを開けて、静かに車を降りてみる。


・・・・・・何と、


その気配に気づいたのか、
こちらに向かって来るではないか!!

じっとこちらを見つめる2匹・・・・

多少ビビったが、相手の目を見ながら、
ゆっくりとカメラを構えて、シャッターを切る。

どうも、尻尾を振っていたようにも見えた。

一体何を考えているのだろうか?

 

 

 

イノシシ(イノシシ科)

2014年5月31日 筑波山・茨城

そして、1~2分後、何事もなかったように、
藪の中に、ゆっくりと消えて行った。

 


日本列島には、大人(?)のイノシシを餌とする捕食者は、
おそらく、人間だけだろう(?)。

だから、彼らが一番恐れるのは、(銃を持った)人間のはずだ。

もちろん、子供のイノシシに対しては、キツネや野犬、
そして、多くの猛禽類などが捕食対象とするのだろうが・・・

 


いずれにしても、ちょっとだけ不思議な、
しかも、かなり衝撃的な光景だった。

    

 

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ニホンザルの親子

マジカル・ムシトリー・ツアー(MMT)とは言え、
見つけたら、虫以外の写真(動物・植物・風景)も、
さりげなく撮っている。

特に、野生の哺乳類に出会ったときは、
結構、夢中でシャッターを押していることに、
ある日、ふと気付いた。

ただ、哺乳類の場合には、出会っても、
カメラを構える前に、茂みの中に逃げ込まれてしまう。

運が良ければ、助手席に置いたカメラで、
車の中から撮ることが出来る。

・・・というか、ほとんどがそのパターンである。

 

今回のMMTでは、2種類の哺乳類の写真が撮れた。

いずれも、ちょっとだけ不思議な出会いだった。

 

 


最初は・・・

 

 

 

安曇野から常念岳登山口へのアプローチ道路。

この道路では、ときどきニホンザルの群れに出会う。


とりあえず、昨年撮った写真から・・・

 


道路のニホンザル

2013年8月7日 安曇野・長野

このように、あまり車が通らないせいか、
集団で、道路上にたむろしてることが多いようだ。

アスファルトの道路面が、足元が悪い藪の中より。
多少でも安定しているからなのだろうか?

しかも、彼らは車をギリギリまで、避けようとしないのだ。

 

 

そして、今年もほぼ同じ場所で・・・



 

ニホンザルの親子

2014年5月29日 安曇野・長野

車を静かに停めて、運転席の窓を開ける。

助手席のカメラを手に取って、さりげなく被写体に向ける。


特に母親を、脅かさないように、ゆっくりと・・・・

 

 

ん!・・・

おかしいぞ!!!

 

 

ニホンザルの親子

2014年5月29日 安曇野・長野

ひょっとして「我、関せず」ではないか?

母も子も、車や人間を全く恐れないのだ。


やっぱり、昨年出会ったのと同じ群れの、
全く人間を恐れないサルたちだったのだろう。

 

 

 

ニホンザルの親子

2014年5月29日 安曇野・長野

改めて写真を見ると、何か、
母親は、遠くを見つめているようで、
すごく良い表情をしてる?!


野生の親子連れのニホンザルが、
これだけ人を恐れないのは、ちょっとだけ不思議だ。

 

 

 

次回予告!


もっと人を恐れない野生動物がいた。

やや衝撃の出会いだ。

 

    

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マジカル・ムシトリー・ツアー カメムシ③

(前回のつづき)

このシリーズの写真を見てお気づきのように、
私の基本的なスタンスとして、いつからか(?)、
歩きながら、目についた虫だけを撮っている。

自然状態での虫たちの姿を、ありのままに、
できるだけ妨げないように撮りたいからだ。


というわけで、、倒木や石をひっくり返したり、
ビーティングやスイーピングはしない。

だから、緑色の葉っぱの上にいる虫たちが、
被写体になることが、比較的多いことになる。

このスタンスは、野鳥類が餌である虫を探す場合と、
ちょっとだけ似ている(と思う)。


そんな視線で、自然状態の虫を探していると、
多くの虫たちは、捕食者の餌とならないように、
様々な工夫をしていることに気付く。

 

 


シマサシガメ(サシガメ科)

2014年5月31日 筑波山・茨城

昔は、もっともっと良く見かけたような気がする。

もしかしたら、生息環境が良く似ているヨコヅナサシガメの影響か?

 

 


ヤニサシガメ(サシガメ科)

2014年5月31日 筑波山・茨城

こっちは、マツの木で良く見かけるサシガメ。

成虫を見るのは、かなり久しぶりか。

 

 


チャバネアオカメムシ(カメムシ科)

2014年5月31日 筑波山・茨城

クサギカメムシと並んで、果樹害虫の代表。

この子の放出する匂いは、かなり強烈で、
少なくともアリに対しては、強い防御効果を持っている。

 

 


ナシカメムシ(クヌギカメムシ科)

2014年5月31日 東海村・茨城

良く探せば、桜の木でたまに見かけるが、
今回は、なぜか下草で発見・・・

桜の木を見上げて探すと、葉っぱの裏にいることが多い。

 

 


ホシハラビロヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)

2014年5月31日 東海村・茨城

クズで良く見かけるヘリカメで、
近縁種のただのハラビロヘリカメムシより、
個体数は、だいぶ多いような気がする。

 

 


クヌギカメムシの仲間(クヌギカメムシ科)

2014年5月31日 東海村・茨城

上からの写真では、区別しにくい近縁種3種がいる。

その場で捕まえて、交尾器を見ればすぐ分かるのだが、
最近は、可哀そうなので、それもしなくなった。

 

 


アカヘリサシガメ(サシガメ科)

2014年6月2日 滝川渓谷・福島

今回のMMTでは、サシガメ科だけで、
5種を撮影したことになる。

この子が、一番見る機会が多い種類だったが、
最近はヨコヅナサシガメに抜かれたか???

 

 


アカスジキンカメムシ幼虫(キンカメムシ科)

2014年6月2日 五色沼・福島

キンカメムシ科では、最も普通種。

幼虫集団を見かけることが多いが、
成虫に出会うことは少ない。

 

 

オオヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)

2014年6月2日 五色沼・福島

大型のヘリカメで、個体数も多い。

歩き方も、悠然としてカッコイイ!?

逆に言うと、ドンクサイのか!!

 

        

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マジカル・ムシトリー・ツアー カメムシ②

(前回のつづき)

MMT中は、基本的には、道の駅で車中泊する。

最近は、どこにでもコンビニがあって、
立ち寄り湯やスーパー銭湯も、結構目立つようになった。

それでも、3日に1回は、
ネット環境のあるビジネスホテルに泊まる。


今回のMMTで、カメラのシャッターを押した回数は、
SDカードの記録から、4231回。

もちろん、その場ですぐに削除したのもあるので、
パソコンに残された写真は、約3000枚だ。

その中から、今回は26種類のカメムシの写真を、
日付順に、紹介していることになる。

 

 


アカアシクチブトカメムシ(カメムシ科)

2014年5月29日 常念岳山麓・長野

俗に言う「珍品」のカメムシである。

年に1回でも出会えれば、良しとするレベルだ!

 

 

 

多分オオツマキヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)

2014年5月29日 常念岳山麓・長野

写真だけでは、ツマキヘリカメムシと識別不能だが、
北日本では、圧倒的にオオツマキヘリカメムシが多い。

長野県では、どうなんだろうか?

 

 

 

エゾアオカメムシ(カメムシ科)

2014年5月30日 荒船山・群馬

直射日光を斜めから浴びて光沢があるので、
最初は、ツヤアオカメムシのように見えたが、
膜質部は、明らかに茶色に見える。

 

 


ムラサキナガカメムシ(ナガカメムシ科)

2014年5月30日 荒船山・群馬

普段は、見逃してしまいそうな、小さなカメムシ。

今回が、初撮りである。

 

 


セアカツノカメムシ(ツノカメムシ科)

2014年5月30日 荒船山・群馬

大型ツノカメのなかでは、最も普通種だろう。

でも、何となくツノカメは気品がある?

 

 


スコットカメムシ(カメムシ科)

2014年5月30日 荒船山・群馬

冬季、家屋に浸入する不快害虫とされる。

ここ数年、晩秋のダムサイトで見る限り、
発生量は、かなり多いようだ。

 

 


ビロードサシガメ(サシガメ科

2014年5月31日 筑波山・茨城

サシガメの仲間で、一番好きな種類だが、
まあ希少種だと思う。

この写真では、色が良く出ていないが、
名前のとおり、微妙なビロード色は秀逸である。

 

 


エビイロカメムシ(カメムシ科)

2014年5月31日 筑波山・茨城

ススキの葉で良く見かける種類だが、
そういえば、最近見る機会が少なくなった。



(つづく)

        

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マジカル・ムシトリー・ツアー カメムシ①


今年(2014)の5月22日から6月5日まで、
約2週間のMMTに、ひとりで出かけた。

今回は移動距離がいつもより長いので、
主として幹線道路を、車で走りながら、
林道や森林公園などを見つけては、ハンドルを切って、
適当(適切な!)な場所に車を停め、その前後を、
10分から30分程度歩いて、見つけた虫の写真を撮った。


そして、このブログでは、初めてのことになるが、
今回のMMTで、26種類のカメムシの写真が撮れたので、
1種1枚ずつの写真を、日付順に3回連続で紹介したい。

 

 

 

エサキモンキツノカメムシ(ツノカメムシ科)

2014年5月24日 金沢市・石川

つい最近、春の珍事⑧で紹介したハート紋のツノカメ。
↓   ↓   ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20140527/1/


やっぱり、ツノカメの仲間は、見つけるとちょっと嬉しい・・・

 

 


オオメカメムシ(ナガカメムシ科)

2014年5月24日 金沢市・石川

名前のとおり、目の大きなカメムシ。

容姿に似合わず、小昆虫をとらえて、体液を吸汁する。

ただ、植物からも吸汁するのが、ちょっとだけ不思議だ。

 

 


ヨコヅナサシガメ(サシガメ科)

2014年5月24日 金沢市・石川

この子も、春の珍事②で紹介した。
↓   ↓   ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20140506/1/


以上3枚の写真の撮影地は、
金沢市の中心部にある山の公園である。

全くの個人的な感想であるが、やっぱり、
外来種は、都会の公園で見つけることが多いかも?

 

 


ヨコヅナツチカメムシ(ツチカメムシ科)

2014年5月25日 津山市・岡山

車中泊した道の駅のトイレの灯りに来ていた。

良く見かける普通のツチカメムシよりも、
一回りも二回りも大きい(変な日本語?)。

この子の写真撮影は、今回が最初である。

 

 


ナガメ幼虫(カメムシ科)

2014年5月27日 大垣市・岐阜

同じ場所で撮った成虫は、すでに紹介した。
↓   ↓   ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20140614/1/

アブラナ科の植物からしか吸汁しないはずのナガメ幼虫が、
1枚のクズの葉っぱに複数いた、という衝撃の写真である。

 

 


ブチヒゲカメムシ(カメムシ科)

2014年5月27日 大垣市・岐阜

クズの葉っぱで見つけた成虫と幼虫。

成虫が一緒にいなかったら、おそらく、
幼虫の同定には、かなり苦労しただろう。

 

 


マルカメムシ(マルカメムシ科)

2014年5月27日 大垣市・岐阜

クズの葉っぱの常連。

というか、クズでしか見たことがない。

 

 


 スカシヒメヘリカメムシ(ヒメヘリカメムシ科)

2014年5月27日 大垣市・岐阜

普段は、さりげなく見つけても、
シャッターを押すことがないカメムシ?

 

 


ジュウジナガナガカメムシ(ナガカメムシ科)

2014年5月29日 常念岳山麓・岐阜

赤、白、黒の典型的な警戒色のカメムシ。

この子の幼虫は、有毒植物イケマから大集団で吸汁する。

以前、このブログで紹介したことがあるので、
衝撃の写真をもう一度ご覧ください。
↓   ↓   ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20120902/1/



(つづく)

         

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