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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

キイロスズメバチ ちょっと一休み・・・ってか?

スズメバチ類は、ちょっとだけ怖いけど、
これが、なかなかドジ(前回紹介分も!!)で、
結構面白い!!!!

まずは、下の写真を見てください。

 

 

キイロスズメバチ(スズメバチ科)
 
2012年6月8日 だんぶり池・青森

いつものように、だんぶり池近くの林道を、
フラフラあるいていると、多分シャクの花(セリ科)の周りを、
スズメバチが飛び回っている。

 

 

キイロスズメバチ(スズメバチ科)
 
2012年6月8日 だんぶり池・青森

でも、蜜を求めてくる訪花昆虫とは、
明らかに動き方が違う。

手ごろな獲物を探しているのだ。



キイロスズメバチ(スズメバチ科)
 
2012年6月8日 だんぶり池・青森

なんだ、これは!!!!

ちょっと疲れたのか???

後ろ足だけで、ぶら下がってるぞ!!!!

 

 


キイロスズメバチ(スズメバチ科)
 
2012年6月8日 だんぶり池・青森

まるで寝ているようだ。

・・・・・・


でも、なんとなく不安定!!

 

 


キイロスズメバチ(スズメバチ科)
 
2012年6月8日 だんぶり池・青森

落ちた!!!
 

やっぱり・・・・・・・・(ドジ?)

 


(下にピンボケで写っているのが、落下中のドジ子です?!)


⇒当初は、キボシアシナガバチとしていましたが、Nabita氏より、
 キイロスズメバチであるとご連絡いただきましたので、
 種名、タイトル等を訂正しました。



 

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スズメバチ類営巣中 そんなとこで大丈夫? 

普通は、スズメバチやアシナガバチの巣は、
①雨のかからない、②頑丈な場所に造られる。

ところが、今年立て続けに、
①と②の条件が満たされない場所に、
さりげなく営巣するスズメバチ類を見つけた。

 


キボシアシナガバチ(スズメバチ科)
 
2012年5月29日 南湖公園・福島

この条件では、確かに①雨はかからないが、
とても、②頑丈な場所とは言えない。

葉っぱは、虫に食われて穴が開くかもしれないし、
我々人間には、大風が吹くと、どうなるかは、
容易に想像がつく。

何事もなく、無事に夏を過ごしても、
この葉っぱは、秋には落葉してしまうだろう。

巣坊には、産卵された卵も見えるのだが・・・


 


コアシナガバチ(スズメバチ科)
 
2012年5月31日 南会津・福島

こっちは、②は多分OKだが、
①の条件はどうだろうか?

もう少し葉が大きくなってくれば、
雨風は、多少ともしのげそうであるが・・・

⇒当初、キボシアシナガバチとしていましたが、Nabita氏のご指摘により、
 コアシナガバチに訂正しました。


 

ムモンホソアシナガバチ(スズメバチ科)
 
2012年5月20日 だんぶり池・青森

これは、如何にも拙いだろう!!

真夏になってからも、このような状態で、
完全な葉っぱが残っているとは、ちょっと考えづらい。

 


キボシアシナガバチ(スズメバチ科)
 

2012年6月6日 小泉潟公園・秋田

これは、一見具合が良さそうであるが、
やはり、夏を過ぎれが、葉っぱは枯れてしまいそう。

しかも、よく見ると、すぐ奥にはクモの巣が見える。

どっちが先に作り始めたのかは、
全く分からないが・・・

⇒当初は、アシナガバチの仲間としていましたが、Nabita氏より、
 キボシアシナガバチであるとご連絡いただきましたので、
 種名タイトルを訂正しました。

 

これが、まさに、
いろいろな意味での「昆虫の世界」なのだろうか?

 

 

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今年のミズバショウ

南北に長く、高低差も十分(?)ある日本列島では、
ミズバショウの咲く時期と、花の大きさの違いが、ちょっとだけ不思議だ。

 

尾瀬ヶ原(標高1400m)では、夏が来れば思い出すと歌われるが、
ミズバショウの咲く時期は、5月下旬から6月上旬である。

一方、青森県の梵珠山の麓付近の沼地では、
雪解けと同時に、4月下旬には、もう咲きはじめる。

 

 

ミズバショウ(サトイモ科)
 
2012年5月29日 駒止湿原・福島

昭和村の駒止湿原には、4月下旬から、
ところどころに、残雪が見える中で、
ショウジョウバカマやタテヤマリンドウ、
リュウキンカなどと一緒に、咲いている。

撮影当日は、花は終わりかけている雰囲気だった。

 

 

ミズバショウ(サトイモ科)

2012年5月9日 梵珠山・青森

登山口あたりに、比較的大きな花が咲いている。

そういえば、青森県のミズバショウは、
何故か、みんな大きい花を咲かせる・・・?

ここも、花が終わりかけている?!

 

 

ミズバショウ(サトイモ科)
 
2012年5月1日 芝谷地湿原・秋田

今年になって、新たな昆虫の宝庫を見つけた。

弘前から国道7号線を秋田方面に走って、
大館市内に入ったところにある湿原で、
国の天然記念物に指定されている。

この湿原にも、ミズバショウの花が咲いていた。

 

 

ミズバショウ(サトイモ科)
 
2012年6月8日 睡蓮沼・青森

標高1000mの睡蓮沼のミズバショウは、
この時が満開(?)のようだった。

道路を隔てて、反対側の谷筋にある湿原にも、
ミズバショウの大群落があり、道路から見降ろすことができる。

http://kamemusi.no-mania.com/Date/20120614/1/

 


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コガタノミズアブ  何だ! その可哀そうな名前は! 

夏が近づいて、気温が上がってくると、
嫌な(大嫌いな!)アブの季節がやってくる。

ただ歩いているだけで、必ずアブが飛んできて、
顔のまわりを、不気味な羽音を立てて飛び回るのだ!!

特に、車の場合は、ひどい!!

だんぶり池でも、白岩森林公園でも、特に白神山地周辺では、
車を停車させると、何十匹というアブがやってくるのだ。

(⇒実は、運転中に、車に入ったアブに気を取られて、
  車を側溝に落としてしまったことがあるのだ!)

 

こんな前書きで始まったが、なんと、
だんぶり池に、ちょっとだけ綺麗なアブがいた。

 


 
2012年6月8日 だんぶり池・青森

いつものように、カメラ片手に、
林道を、フラフラあるいていると、オヤ~!!!


世の中に、こんなに綺麗なアブ君がいたのか?


自宅に帰ってから、名前を調べると、
この不思議な色のアブ君、名前は、
何と「コガタノミズアブ」というのだ。

これでは、いくらアブでも、あまりにも可哀そうすぎる!?


どうして、この特徴的な黄緑色にちなんだ名前を、
付けてもらえなかったのか?

(⇒分類する人が、標本しか見ないから・・・・に1票) ゴメンナサイ

 

 

コガタノミズアブ(ミズアブ科)

2012年6月8日 だんぶり池・青森

図鑑によると、(ただの)ミズアブの体長は15mm、
コガタノミズアブのそれは13mmで、確かに、2mmほど小さい。

でも、わざわざ「コガタノ」というほど、小さくはない!


例によって、このような体色を持つ昆虫は、
死ぬと、色が変わってしまうようだ。

個体差もあるのかもしれないが、
図鑑で調べると、体色は黄褐色と黒色となっていた。

 

いずれにしても、まるで蛍光ペンのような鮮やかな黄緑色は、
他の昆虫類でも、あまり見かけない。

とにかく、ドキッとするような色あいである。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 


(ページが余ったので、ついでに!!??)

かなり可哀そうな名前だけど、ちょっとだけ不思議な虫たち。

どんな虫か見てみたい方は、その名前で検索すれば、
簡単に写真を見ることができます。

 

キムラチビコブツノゴミムシダマシ(ゴミムシダマシ科)

 ⇒長い2本のツノがある小さな甲虫。生きてるところを見てみたい。

 

ニセクロホシテントウゴミムシダマシ(ゴミムシダマシ科)

 ⇒微妙な色使いの小さなテントウムシのような甲虫。


オオコクワガタ(クワガタムシ科)

 ⇒オオクワガタとコクワガタとの間で生まれた雑種。まぁ~いいか?

 

まだ、他にも!
キバネニセハムシハナカミキリ、クズノチビタマムシ、メクラチビゴミムシ・・・・・・

 

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一本の桜の木に、4種のカメムシが!!

白河市にある南湖公園は、日本最古の公園と言われている。

国道に一番近い駐車場の真ん中に、
そんなに大きくない一本の桜の木がある。

その木で、4種類のカメムシをほぼ同時に発見した。

 

最初に見つけたカメムシには、ちょっとビックリ。

 

アカスジキンカメムシ(キンカメムシ科)
 
2012年5月29日 南湖公園・福島

まさか? と言う感じで、アカスジキンカメムシが、
小さな葉っぱの真ん中に、陣取っていた。

5日前に、父娘で大騒ぎしながら脱皮の瞬間を見た興奮を、
さりげなく思い出させてくれた。
↓   ↓   ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20120608/1/


 

 

チャバネアオカメムシ(カメムシ科)

2012年5月29日 南湖公園・福島

そして、そのすぐ隣には、
それこそ、どこにでもいるチャバネアオカメムシが!!

軽く体を動かしながら、私も撮ってよ! と誘っている。

しかたがないので、一枚だけ・・・

 

 

クサギカメムシ(キンカメムシ科)
 
2012年5月29日 南湖公園・福島

さらに、その横には、これも果樹害虫の
クサギカメムシが見え隠れしている。

まあ、この子も、一枚だけ・・・


 


でも、ここで終わっては、面白くもなんともない。



 


カメムシの仲間の幼虫
 
2012年5月29日 南湖公園・福島

最後に、見たこともないカメムシの幼虫がいた!!


クチブトカメか、ツノカメの終齢幼虫だろうか?


それにしても、福島県の5月末である。

この時期に、なんで終齢幼虫がいるのだ?

カメムシの仲間で、幼虫越冬するのは、そんなに多くないはずだ。

 

成虫で越冬した親が産んだ卵からの幼虫だろうか?

 

現在、ネット上で、種名を調査中であるが、
「この子ではないだろう!」というものばかりで、
なかなかピッタリのものが見つからない。


と言うわけで、情報収集も兼ねて、
中途半端な状態で掲載しました。

もし何かコメントがありましたら、是非お願いします。
 

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