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さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。 従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。
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この記事は、新ブログへの移行に伴い、写真を最新のものに入れ替えて、
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【ササの葉の一列穴(改訂)】
↓ ↓ ↓
http://sallygenak.livedoor.blog/archives/2019-09-28.html
もちろん、そのまま下にスクロールしていただければ、
元の記事をご覧になることもできます。
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この記事をお読みいただく前に、前ページをご覧ください。
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http://kamemusi.no-mania.com/Date/20150617/1/
ササの葉っぱに見られる横一直線の穴(ササのミシン穴)は、
ホソハマキモドキの幼虫の仕業だとしている複数のブログ記事があり、
ササの新芽の中に産み付けられた卵が春に孵化して、
巻いている葉っぱを食い破って外に出てくるときの穴とされている。
同時に、雌成虫が産卵管を差し込んだ跡が、
葉が開くにつれて大きくなる、ということも言われている。
しかし、いずれの場合も、実際の観察例がなく、
このような仮説は、今日まで実証されてはいない(多分?)。
私がササの葉の穴を観察して感じる最大の疑問点は、
昆虫類の幼虫が、成長するために食べる量にしては、
かなり少ないような気がするのだ。
棒状の展開前の葉っぱの期間は、おそらく1週間程度で、
その後1~2日で完全に開いてしまう。
だから、孵化幼虫の摂食期間も1週間程度しかないだろう。
これまでの仮説では、普通の蛾の幼虫が成長して蛹になるまでに、
食べることが出来る量が圧倒的に少ないのだ。
⇒非常に奇妙なことなのだが、ネット上には、
ホソハマキモドキの幼虫の写真が見当たらい。
個人的には、ホソハマキガ幼虫の仕業ではないことは、
十分考えられるのだが・・・
いずれにしても、これだけ有名な穴を作りだした犯人(多分虫!)が、
おそらく、プロ・アマ含めて、様々な人が探索してきたのだろうが、
いまだに分からないのは、こっちの方がむしろ不思議なくらいだ。
よっぽど暇な人が、かなりの執着心を持って、観察を続けないと、
製造現場に居合わせることが出来ないのだろう。
⇒逆に言うと、穴の製造は、夜間のかなり短かい時間で行われ、
作業の前後には、現場には留まらない、
そんなイメージの真犯人なのだろう。
・・・とりあえず、同じような穴を人工的に作り出してみよう。
前回の記事中の最後の写真(08)は、
展開前の葉に、ラジオペンチで穴を開けた、
というより、側面をこそぎ落としたのだ。
だから、こんな感じがスタートである。
⇒さりげなくネット画像を探してみても、
本物のこんな写真は、見当たらない。
そして、この日から、毎朝ほぼ同じ時間に、
自宅から車で15分のだんぶり池で、
さりげなく観察・撮影を続けた。
やや開きかけてきたが、外側の穴は本物と良く似ている。
この葉っぱは、柄の方から見て、左が内側になるようだ。
(11)処理後3日目
2015年6月10日 だんぶり池・青森
そして、3日目には、このように開いてきた。
穴の周囲の状況は多少違うが、雰囲気は、
前回の自画自賛の写真(2)とそっくりである。
ここで注目して欲しいのは、処理後の日数だ。
なんと、数日でミシン穴が完成してしまうのだ。
⇒これでは、蛾の幼虫が、悠長に食事していたのでは、
全く間に合うことのない時間のような気がする。
(12)処理後11日目
2015年6月18日 だんぶり池・青森
ここまで経過すると、穴の周囲もやや丸みを帯びて、
自然製造物らしくなってきた。
最初の写真(09)のキズを見て、このような食痕を残す虫は?
・・・と考えたときに、個人的には、
カミキリ類の後食を連想する。
⇒後食で良く知られているのが、マツノマダラカミキリだ。
枯れた松から脱出したカミキリ成虫が、健全な松の若枝を後食すると、
そのときに、マツノザイセンチュウが傷口を経由して侵入し、
被害が急速に拡大してしまうのだ。
カミキリ類は、通常の場合、羽化脱出後に、
後食と呼ばれる枝をかじる行動が見られる。
カミキリがかじるのは、主に1~2年の若い枝で、
まだ緑色が残っていることが多い。
若い枝の方が圧倒的に柔らかくてかじりやすく、
栄養も古い枝より多くあるからだろう。
このような食痕は、結構よく目立ち、
若枝の樹皮がかじりとられて、
白い材部がむき出しになっていることが多い。
ん!・・・カミキリとササ???
すぐに思い付くのは、ベニカミキリだ。
良く知られているように、ベニカミキリの幼虫は、
人家のタケの柵などの中で成長するようだ。
他にも、ササやタケ類を食べるカミキリとして、
有名なのがタケトラカミキリがいる。
・・・別の実験結果も示そう。
今度は2か所の穴だ。
このような複数の噛み痕も、
カミキリの後食によく見られる。
このときは、次の日には、もう展開が始まっていた。
⇒注意深い人ならお気づきだと思うが、
写真(11)と葉っぱの巻き方が、
全く逆である(2種類しかないのだが!)。
この写真を見ると、巻きの内側の部分に相当する穴が、
貫通していない、と言うか塞がっているのだ。
前回の写真(06)の状況に、良く似ている。
これは、ラジオペンチでこそぎ取るとき、
写真(13)の中心部分が、やや不完全にちぎれた結果だろう。
⇒当然、カミキリの後食でも、
全く同じことが起こる可能性もあるはずだ。
(16)処理後11日目
2015年6月9日 だんぶり池・青森
日数が経過すれば、画面右側の穴は、完全に塞がっている。
穴の周囲も白く変色して。やはり、
自然製造物らしくなってきた。
・・・・・
もちろん、カミキリ類以外にも、
写真(09)と(13)のような食痕(キズ)を残す虫は沢山いる。
例えば、チョウや蛾(チョウ目)の幼虫以外にも、
ハムシ類(カブトムシ目)の成虫と幼虫、ハバチ類(ハチ目)の幼虫、
バッタ類(バッタ目)の幼虫や成虫などが、すぐに思いつく。
もちろん、その中には、普通にササの葉を食う虫もいるはずだ。
(17)ササの葉の食痕(本物)
2015年6月19日 白岩森林公園・青森
さりげなく載せたこの写真。
実は、ここまでの原稿を書き上げてから、
いつもの白岩森林公園で、偶然見つけたものだ。
その瞬間、何かしらの大声を出したと思う。
そして、思わず「ガッツポーズ!!」したスクープ写真だ。
⇒食痕としては新しいし、おそらく「ガシガシ!!」と、
短時間の摂食で出来たようだ。
明らかに、小さな蛾の幼虫が時間をかけて、
作りだしたものとは異なると思う。
ただし、残念ながら、誰が食べたのか分からない。
これがカミキリの「後食痕」だとしたら、
かなり大型の種類ということになるだろう。
まさに、上から3番目の食痕で、折れ曲がるくらいの食べっぷりだ。
⇒このまま、普通に葉っぱが開いていけば、
ミシン穴になるのは、明らかだろう。
だから、その場で、開いてみるなんてことは、
思いもつかなかったのだが・・・
私の運命なんて、そんなものだ。
もしかしたら、あと30分早く、この現場を通ったら、
真犯人を取り押さえることが出来たのに!!
⇒いや、数時間前の暗いとき、かもしれないのだが・・・
まあ、これで老後の楽しみが、また増えたと思って気分転換。
かなり長くなってしまったので、
貫通していない穴【タイプB】の再現については、
次回に持ち越します。
追記(20150623)
以下のページが確定しました。
ササの葉のミシン穴の謎【3/3】 もうちょっと解明!!
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20150623/1/
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【ササの葉の一列穴(改訂)】
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2013年12月に、このブログで、
ササの葉にできる「横一直線の穴」について紹介したが、
当時は、虫の食痕であることは間違いないが、
その種類までは、だれも特定することはできなかった。
ちょっと不思議② ササの葉の食痕
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20131217/1/
それから、1年半たった現在まで、機会があれば、
ササがある場所で、いろいろな状況を想像しながら観察したが、
製造現場に居合わせたり、虫の種類を特定できるような情報は、
いまだに得られていない。
ただ、その間に、新たな発見もあったので、
もう一度、簡単に整理して紹介したい。
(01)ササの葉の食痕 【タイプA】
2013年8月12日 蔦温泉・青森
このタイプが、典型的な横一直線の食痕で、
日本では見た目から「笹のミシン穴」と呼ばれることが多い。
⇒英語圏の国では、これも見た目から、
普通に「マシンガンホール」と呼ばれるらしい。
私は、拳銃の弾痕も見たことないのに・・・
もちろん、葉っぱが開いている状態のときに、
このような特異な食べ方をする虫はいないだろう。
近づいてよく見ると、穴の大きさは、
左から右へ少しずつ大きくなっていることが分かる。
この現象をヒントに、現時点では、穴の製造者(昆虫の幼虫?)が、
展開前の棒状になっているササの新芽を、外側から中心部へ、
普通に食い進んでいくことで出来上がると考えられている。
・・・その証拠写真が、下の写真である。
(02)展開途中のササの葉の食痕 【タイプA】
2015年6月2日 白岩森林公園・青森
このような写真は、ネット上の沢山ある画像の中でも、
見かけたことはない貴重なものだと思う(自画自賛!)。
食痕を伴ったササの葉っぱは、このように展開していくのだ。
⇒穴の数は、8~10個の場合がほとんどなので、
これはまさに、展開前の新芽(?)の時期に、
葉っぱを8~10回巻いていたのだろう。
ただ、まだ柔らかい展開前の葉っぱの外側を食べずに、
葉の内部へと穿孔していくという食べ方が、
個人的には、かなり違和感があるのだが・・・
(03)先端部のないササの葉の食痕 【タイプAの例外】
2014年7月7日 羊蹄山山麓・北海道
さらに不思議なのは、幼虫が中心部分まで到達すると、
その時点で摂食を中止したのか、または、ちょうど満腹したのか、
反対側へ突き抜けることは、基本的にないという点だ。
もし、突き抜けるような食べ方をすると、
葉っぱが展開したときに、穴と穴の感覚が狭くなって、
こんな感じで、先端部分が落下してしまう。
⇒ただ、この写真だけでは、
展開する前に、すでに落下しているのか、
展開後に風などの影響で落下したのかは分からない。
(04)穴が開いていないササの葉の食痕 【タイプB】
2015年6月8日 だんぶり池・青森
ササの葉っぱには、こんな失敗作のような食痕(?)も見られる。
この写真で見る限り、8段ある食痕(?)には、
葉っぱに穴が開いていないのだ。
一体どうやったら、葉っぱを貫通しない食痕ができるのだろうか?
(05)穴が開いていないササの葉の食痕 【混合タイプ】
2013年8月8日 志賀高原・長野
これは、写真(04)の製造者とは違う虫の仕業かもしれないのだが、
こちらも、穴が貫通していない。
しかも穴(?)の大きさも不思議で、
何故か葉っぱの中央部分の方が小さくなっている。
(06)ササの葉の食痕 【混合タイプ】
2013年8月8日 志賀高原・長野
そして、こんなタイプの食痕(?)も、見かける。
明らかに穴が長細くなっていて、しかも右側の穴がふさがっている。
さらに下の部分は、穴がふさがったというよりも、
展開前に何らかの刺激によって、
葉緑素が抜けてしまったようなイメージだ。
これは、同じ虫の仕業ではないかもしれないが、1枚の葉っぱに、
タイプAとBの穴が、同時に存在していることになる。
・・・・そして、肝心の製造者の特定は?
⇒これまで写真で見てきたように、
「ササの葉のミシン穴」と言っても、
基本的に、タイプAとBの異なる形状があるので、
製造者が、別々の虫である可能性の方が高い。
そして、突然ですが・・・・
(07)ゴマダラカミキリ(カミキリムシ科)
2012年7月28日 酸ヶ湯温泉・青森
あまり上手く撮れていないが、「大あご」に注目だ。
この「大あご」の形状ならば、棒状のものを、
両サイドから挟みつけるように「ガブリ!」と噛んで、
片側を、四角に「こそぎ取る」ようにしたら・・・
そのときには、下の図のような食痕を残すだろう。
l l
l l
l _l
l l_ ←こんな感じで!
l l
l l
l l
そして、衝撃の写真???
(08)ササの葉の人工的な穴 ⇒【タイプA】??
2015年6月10日 だんぶり池・青森
上の方で自画自賛しながら紹介した写真(02)と、
さりげなく、同じ状況・雰囲気になっている。
ただし、この「ササの葉のミシン穴」は、
私がある手段で、人工的に作り出したものである。
もしかしたら、ササのミシン穴の製造者は、
これまで容疑者リストにあがっていなかった、
カミキリの仲間の可能性もあるのではないか??
⇒詳細は次回に!!!
追記(20150620)
以下のアドレスが確定しました、
ササの葉のミシン穴の謎【2/3】 ちょっとだけ解明
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20150620/1/
早春の安曇野は、残雪の北アルプスの遠景が素晴らしい。
たったそれだけの理由で、ほぼ毎年訪れる。
もちろん、日本のほぼ中央に位置するので、
なによりも、色々な虫に出会えると、
勝手に思い込んでいるのも多少はあるのだが・・・
⇒何故か、今年の約2週間の『信州MMT』では、
比較的珍しい数種の生物に出会う事ができたのだ。
左端に見える山が蝶ケ岳。
昔は、高山チョウが沢山いるから、と思っていたのだが、
白馬岳と似たような感じで、山頂下の残雪が、
遠目に、真っ白なチョウに見えるから付いた名前らしい。
⇒確かに、そう言われれば、チョウに見えなくもないが・・・
そして、この場所に行く途中に出会ったのが、野生のタヌキ。
ずっと写真に撮りたかった哺乳類である。
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20150524/1/
この場所は、毎年必ず訪れる。
今では、「もう一度登ってみよう」という気力もないが、
学生時代には、ここから見える山の頂上から、
この梓川を見ていたはずだ。
そして、物凄い数のハルニレフクフシに遭遇したのは、
撮影地点のすぐ近くの公園であった。
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20150605/1/
道の駅で、車中泊した後の午前5時過ぎ、
田植え前の水田に写る朝焼けの常念岳。
この場所は、私のお気に入りのひとつで、
他のカメラを持った人も、ときどき見かける撮影スポットだ。
それから、約1時間後に、スギ近くの公園の桜の木で、
フトハサミツノカメムシの見事な雄成虫に出会ったのだ。
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20150520/1/
残雪の白馬岳も素晴らしい。
・・・残念ながら、トピックス写真は撮れなかった。
そして、帰りにほとんど毎回立ち寄る谷川岳で・・・
この辺りから見ると、残雪の北アルプスの雰囲気だ。
谷川岳は、特に一ノ倉沢周辺で遭難事故が相次ぎ、
昔は「魔の山」と呼ばれていたのだが、
最近は、登山者の数も減ったこともあって、
あまりニュースにはならないようだ。
そんな怖い山の山麓で、「幻のヘビ」を見つけたのは、
この写真を撮ってから、わずか1時間後のことであった。
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20150608/1/
カメラ片手に、林道をブラブラ歩いていると、
「おや! 何だこれは?」
というような光景に出会うことがある。
・・・今回も!!
多分マダラクチカクシゾウムシ(ゾウムシ科)
2015年5月13日 安曇野・長野
木の芽のように見えるが、何か不自然だ。
こんな感じの「虫えい」もあるし・・・
多分マダラクチカクシゾウムシ(ゾウムシ科)
2015年5月13日 安曇野・長野
近づいて、ようやくゾウムシ的な体型(?)を確認。
体長5mm程度の小さなゾウムシであるが、
写真だけの同定は難しそうである。
⇒とりあえず、多分マダラクチカクシゾウムシとしたが、
ネット上の写真をさりげなく見比べるてみると、
ネット写真の方も結構間違ってる(誤同定)可能性もありそうだ。
マダラクチカクシゾウムシ(ゾウムシ科)
2015年5月13日 安曇野・長野
さらに、別角度から・・・
静止する場所(背景の色?)は、やはりここがベストだった?
なんか、必死で演技しているように感じる静止姿勢だ。
擬態に、行動が伴う典型的な例だろう。
ただ、このような隠蔽的擬態とされる例では、
この子の場合も含めて、隠蔽というよりは、
むしろ、逆に捕食者に対して、チラッとだけ確認させて、
後は、「私は、あなたの食べ物ではないのよ!」と無視させる、
そんな効果の方が考えやすいのだ。
このことについては、以下にまとめてあるので、是非ご覧ください。
↓ ↓ ↓
【隠蔽的擬態の虫は、本当にいるのか?】
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20150210/1/
多分マダラクチカクシゾウムシ(ゾウムシ科)
2015年5月13日 安曇野・長野
ちょっと可哀そうだが、葉っぱに移し替えて撮影。
名前の通り、今回の全ての写真で、口を隠している??
それにしても、このゾウムシ君!
葉っぱの上にいれば、普通のどこにでもいる雰囲気なのだが、
ひとたび演技を開始すれば、素晴らしい役者に変身するのだ。
しかも、ある特定の場所に逆さに、口を隠して・・・・
この子には、是非、昆虫界のイグアカデミー賞を!!!
谷川岳の「一の倉沢の出会い」へ通じる車道が、
ここ数年間、通行止めが続いていて、今年も、
ロープウェイ駅の駐車場でUターンする羽目に!!
おそらく、もう再開しないような予感がするのだが・・・
と言いつつ、手前の無料の駐車場に車を停めて、
付近をカメラ片手に歩いてみる。
・・・そして、幸運は忘れた頃にやってきた
シロマダラ(ナミヘビ科)
2015年5月17日 谷川岳山麓・群馬
道路上に、見慣れないヘビを発見。
⇒縦縞ならば、普通のシマヘビなのだが、
この子は、見事な横縞(?)だ。
そして、こんな状況でヘビに出会うときは、
たいてい「ロードキル」の個体なのだが、
どうやら、この子は元気そうで、外傷は全く見られない。
ただ、何故か、近づいても逃げることはしないので、
何らかの打撲性のショックを受けているのか、
あるいは、早朝の気温が低いこともあるのかもしれない。
シロマダラ(ナミヘビ科)
2015年5月17日 谷川岳山麓・群馬
ネット検索の結果、この子は「シロマダラ」という名前で、
巷では『幻のヘビ』と呼ばれるほどの珍しい種類のようだ。
日本固有種で、全国に分布しているのだが、
生息密度がかなり低いからか、捕獲はもちろん、
目撃情報でさえも非常に少ないようで、
見つかると「ちょっとしたニュースになる」ほど(!!)だ。
名前のシロマダラは、「何で?」という感じなのだが、
幼蛇の時は、白が鮮やかに見えるので、そこから来ているらしい。
⇒分布域が広いのに、希少性があるのは、
無理矢理こじつけて、昆虫でいうと、
フトハサミツノカメムシの場合と良く似ている。
どんな生態や生活史なのか、非常に興味深い。
シロマダラ(ナミヘビ科)
2015年5月17日 谷川岳山麓・群馬
ネット情報では、この子は、毒を持っていないのだが、
外敵に襲われると、毒蛇(多分マムシ?)のように威嚇するか、
あるいは、擬死行動を行うとされている。
⇒多少とも興味深い情報なのだが、
逆に、そんなことで騙される捕食者が、
本当にいるのだろうか?
・・・という訳で、
写真撮影時は、そんな珍品のヘビとはつゆ知らず、
とりあえず、道路際の草むらに追いやったのだが、
元気でいて欲しい・・・・