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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

だんぶり池で見つけた虫たち テントウムシ科

今回は、だんぶり池で見つけたテントウムシの仲間である。

可愛らしい容姿に似ず、基本的にテントウムシは肉食であり、
こんな仮定は全くナンセンスであるが、
もし、テントウムシがいなかったら、植物はアブラムシだらけになってしまうだろう。

 

027トホシテントウ(テントウムシ科)
 
2010年7月8日 だんぶり池・青森

このブログで、ちょうど1ヶ月前に、
トゲトゲ幼虫が、本当にツルツル成虫の子供なのか?
というような写真を紹介した。
↓   ↓   ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20120313/1/

体中に、挑戦的に分岐したトゲを持っているが、
意外とマンガチックな越冬中の幼虫だった。

この写真の何処にでもいそうなテントウムシが、その母親(?)である。


この写真では分かりにくいが、真っ赤な体に、
大きな黒い星が10個あるのが名前の由来であるが、
私には、胸の部分が黒いので、星が11個あるように見える????

 

 

028ナミテントウ2紋型(テントウムシ科)
 
2010年8月3日 だんぶり池・青森

ナミテントウという名も、どこはかとなく(?)可哀そう。

そういえば、ナミアゲハという名前の子もいたな・・・


昔は、単に、アゲハチョウとかテントウムシとか言ってた(?)

 

 


028ナミテントウ紅型(テントウムシ科)

2010年8月3日 だんぶり池・青森

全く違う種のように見えるが、上と同種である。

もちろん、交尾もするし、正常な子供も生まれる。

その他に、大別すると、だんぶり池では、
まだ見つけていないが、4紋型と斑型の2つの型がある。


このような例は、ミナミアオカメムシなど数種で見られるが、
これほどまでに異なったタイプがあるのは、ナミテントウだけでだろう。

 

 

029カメノコテントウ(テントウムシ科)
 
2011年8月2日 だんぶり池・青森

成虫も幼虫も、ハムシ類の幼虫を食べる日本最大のテントウムシ。

この写真では、縮こまって(知事困って)いるようで、
全くもって、その迫力は感じられない。


いずれにしても、赤と黒の模様は、良く目立つ。

黒が地なのか、赤が地なのか、全く分からないが・・・・
 

ついでに言えば、
どこが亀の甲のように見えるのかも分からないし・・・

 

 

030ヒメカメノコテントウ(テントウムシ科)
 
2011年7月1日 だんぶり池・青森

まあ、確かに、カメノコテントウの小さいやつであるが・・・

こちらは、普通にアブラムシ類を食べる。


この子も、斑紋に色々なタイプがあるようだが、
だんぶり池で見つかるのは、このノーマル(?)パターンのみである。

 

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だんぶり池で見つけた虫たち オトシブミ科

だんぶり池付近の林道でも、新緑の美しい頃に、
若葉を見事に巻いてゆりかごを作るオトシブミの仲間が大活躍する。

(現時点で、完璧なほどに、季節外れであるが・・)

 

この仲間は、特異な産卵行動が原因で、
みんな身体が大きくなれないのか??

でも、近寄って良く見てみると、微妙に美しい種が多い。

 

 

021 ゴマダラオトシブミ(オトシブミ科)
 
2011年5月31日 だんぶり池・青森

だんぶり池では、比較的良く見つかる。

黄橙色の体に、黒い水玉模様があって、
小さいながら、良く目立つからだろうか?

クリやナラの葉っぱを巻いて、ゆりかごを作る。

 

 


022 ウスアカオトシブミ(オトシブミ科)
 
2011年5月31日 だんぶり池・青森

微妙なオレンジ色のオトシブミ。

植物は、ウツギだろうか?

だんぶり池では、そんなに大きないと思う。

 

 

023 ウスモンオトシブミ(オトシブミ科)
 
2011年7月5日 だんぶり池・青森

体色のベースは黄褐色のようであるが、
前翅の後半部と周縁が濃褐色のオトシブミ。

前種に比べると、さりげなく美しい。

 

 

024 ムツモンオトシブミ(オトシブミ科)
 
2011年6月3日 だんぶり池・青森

真っ黒な体に、薄黄色の紋がふたつある。

でも名前は、ムツモンオトシブミ???


しかも、カメラを近付けたら、
一瞬翅を広げて、視界から消えた・・・手ぶれ!!

 

 

025 オトシブミ(オトシブミ科)
 
2011年9月4日 だんぶり池・青森

ただのオトシブミ。

ナミアゲハやナミテントウのように、
ナミオトシブミとは決して言わないと思う???

だんぶり池では比較的多く見られる。

 

 

026 ヒゲナガオトシブミ(オトシブミ科)
 
2011年6月3日 だんぶり池・青森

名前のとおり、ヒゲは長いが、
首(?)の方が、ちょっと長そうである。

でも、長いのはオスだけ。

ゆりかごを作る雌がこれでは、邪魔くさい??

 

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だんぶり池で見つけた虫たち ハムシ科②

だんぶり池で見つけたハムシの仲間(その2)である。

 

しかし今回登場するハムシ君は、いずれも、
名前が「ちょっとだけである。

もちろん、????なのは、名付け親であって、
ハムシ君たち、本人(本虫?)ではない。

 


017 キイロクビナガハムシ(ハムシ科)
 
2011年6月5日 だんぶり池・青森

赤いハムシなのに、キイロクビナガハムシという。

ややこしいことに、アカクビナガハムシという種も別にいる。


しかし、この子は、キイロだ!!

 

 

018 アトボシハムシ(ハムシ科)
 
2011年5月29日 だんぶり池・青森

写真のように、黒い紋が2個ある個体が多い。

後ろに黒いホシがふたつあるハムシなので、
アトボシハムシという名前が付いたのだろう。


しかし・・・・


 

018 アトボシハムシ(ハムシ科)
 
2011年5月25日 だんぶり池・青森

まるで別種のように見えるこの子も、アトボシハムシなのだ。

頭の後ろにもうひとつの黒いホシがあるので、
どう見ても、アトボシではない・・・


 


019 スゲハムシ(ハムシ科)
 
2011年5月24日 だんぶり池・青森

上の種と同様に、見た目がまるで別種のような、
色の違う個体が、同じ場所に共存する。


今回は、交尾中の写真が撮れたので、一枚の写真でOK(?)。

もちろん、以前紹介したように、雄と雌で色が違うのではない!!
↓  ↓  ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20110604/1/


 


020 ムナグロツヤハムシ(ハムシ科)
 
2010年6月18日 だんぶり池・青森

ムナグロ?
頭は黒いけど、胸は黒くないぞ!

(大丈夫です!! 多分同定は間違いないと思います)


この子たちも、色の変異が大きくて、
まるで別種のよう見える場合があるらしい。

ちなみに、ネット情報によると、

  全身赤褐色
 ② 頭部だけ黒いもの、
 ③ 名前の通りに胸部と頭部が黒いもの、
 ④ 翅に白っぽい部分のあるもの、

などがいるようで、写真の子は②のタイプに相当する。

 

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だんぶり池で見つけた虫たち ハムシ科①

今回は、だんぶり池で見つけたハムシの仲間(その1)である。



011 アカガネサルハムシ(ハムシ科)
 
2011年5月24日 だんぶり池・青森

まるで宝石のような美麗種である。

何処にでもいる普通種であるが、
見かけると、必ず写真を撮ってしまう。

 


012 クルミハムシ(ハムシ科)
 
2011年6月23日 だんぶり池・青森

この同定も、間違いないだろう。

クルミの葉っぱで発見され、
メスのお腹が異常に大きくなる。

 


013 ヨモギハムシ(ハムシ科)
 
2011年10月11日 だんぶり池・青森

ヨモギの葉っぱで発見。

ネット上でも、メスのお腹が大きくなっている写真が多い。

 


014 フジハムシ(ハムシ科)
 
2011年5月31日 だんぶり池・青森

この子も、赤と黒の上品な(?)ハムシである。

その名のとおり、フジの葉っぱを探すと、簡単に見つかる。

 

 

015 ヤナギルリハムシ(ハムシ科)
 
2011年6月3日 だんぶり池・青森

成虫も幼虫も、その名のとおり、ヤナギの葉っぱを食べる。

全身がルリ色の、綺麗なハムシであるが、
残念ながら、小さいのが唯一の欠点(?)・・・

 

 

016 ヒメジンガサハムシ(ハムシ科)
 
2011年6月3日 だんぶり池・青森

ヨモギの葉っぱの裏側で見つけた。

他のジンガサハムシ類と違って、
ジンガサ(?)の部分は不透明である。

君は、何かに擬態してるのか?
 

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だんぶり池で見つけた虫たち カミキリムシ科②

だんぶり池で見つけたカミキリ(その2)である。

種名の前の数字は、種類数を示す。


(⇒現時点で、カミキリムシ科は、10種である)

 

006 アトジロサビカミキリ(カミキリムシ科)
 
2011年6月3日 だんぶり池・青森

これは、間違いなく、鳥の糞に擬態している?

ただ、残念ながら、この写真のように、
葉っぱの上で見かけることは少ない。

 

 

007 クロハナカミキリ(カミキリムシ科)
 
2011年5月31日 だんぶり池・青森

やや北方系の真っ黒なカミキリで、
だんぶり池でもときどき見かける。

ベッコウバチに擬態しているのかもしれない。

 

 

008 ヨツスジハナカミキリ(カミキリムシ科)

2011年7月24日 だんぶり池・青森

おそらくだんぶり池で、最も普通なカミキリだろう。

私は間違えないが、とりあえず、スズメバチに擬態している?

 

 

009 アカハナカミキリ(カミキリムシ科)
 
2010年7月21日 だんぶり池・青森

全国何処にでも、沢山いるカミキリである。

しかも、白い花にいると、良く目立つ。

 

 

010 ヒメヒゲナガカミキリ(カミキリムシ科)
 
2011年8月28日 だんぶり池・青森

名前のとおり、触角がファインダーからはみ出るほど長い。

近似種が多いようであるが・・・

 

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