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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

緊急速報 ヤマアカガエル卵のその後

3日前に、雪解けの様子を見に行っただんぶり

孵化直前のような雰囲気だったヤマアカガエルの卵が、
どうなっているのか気になって、もう一度行ってみた。


池の中に続く雪の塊は、もうなくなっていた。

水の中のあちこちに、遠くから見ると、
異様な雰囲気の黒い塊がある!!

 


 
2012年4月28日 だんぶり池・青森

何だ、これは!

 

 

 
2012年4月28日 だんぶり池・青森

近寄ると、いるいる!!!!

ものすごい数のオタマジャクシの集団だ。

泳ぐというより、何かもがいている感じだ。

 

 

 
2012年4月28日 だんぶり池・青森

別の場所には、少し分散して、
上手に泳ぎまわっている(?)ものいた。

水の中に手を入れてみると、気のせいか、
3日前より冷たくない!


それにしても、ものすごい数だ!!

 

このとき、見つかった天敵(?)は、
以下のカメムシ目の2種と、数種のアメンボだけ。

 


多分コオイムシ(コオイムシ科)

2012年4月28日 だんぶり池・青森

近似種にオオコオイムシがいるらしいが、
この写真では、識別できない。

おそらく、ヤマアカガエルのオタマジャクシが、
越冬開けの重要な餌になっているのだろう。


時間制限なしの食べ放題!!!

 

 

マツモムシの仲間
 
2012年4月28日 だんぶり池・青森

近似種が3種いるようだが、これも、識別不能。

サイズ的にも、オタマジャクシが、絶好の餌!!!?

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 


そして、


・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 


 
2012年4月28日 だんぶり池・青森

残雪の状態はこんな感じで、3日前より、さらに溶けていた。

遊歩道には、かすかに緑色の部分が見える。

 

 

タニシの仲間
 
2012年4月28日 だんぶり池・青森

水が少なく、濁っていないので、
今だから撮れた写真である。

日本に4種いるようだが、種名不詳・・・

 

 

カワニナの仲間
 
2012年4月28日 だんぶり池・青森

同じく、鮮明な写真が撮れた。

ホタルの餌として、知られているが、
こちらも、種名不詳・・・

 

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緊急報告 ちょっとだけ不思議なヤマアカガエル

アイン君の散歩コースの(道路わきや空き地の)雪が溶けて、
ようやく北国にも、春の気配が・・・・


そして、待ちきれなくなって、
先週に続いて、今年2回目のに行ってみた。

 


だんぶり池の林道分岐路
 
2012年4月25日 だんぶり池・青森

確かに、1週間前に比べて、
雪はほとんどなくなっていた。

しかし、まだまだ、冬なのか・・・・・・

 


ヤマアカガエル(アカガエル科)
 
2012年4月25日 だんぶり池・青森

こんな状況で、何かカエルのような声がした??

残雪の上で、何かが動いているぞ!?

というか、飛び跳ねているぞ!!

 

 

ヤマアカガエル(アカガエル科)
 
2012年4月25日 だんぶり池・青森

近寄ると、結構、俊敏に動いている。

本当に、君は、変温動物なのか?


雪の上を飛び跳ねるカエルがいるなんて!!!

 

 

ヤマアカガエルの卵塊
 
2012年4月25日 だんぶり池・青森

しかも、雪解け水が流れ込む小さな池に、
カエルの卵のようなものが沢山見える。

どうも、複数個体がみんな同じ場所に産卵しているようで、
この写真のようなちょっと恐ろしい状況になっている。

 

 

ヤマアカガエルの卵塊
 
2012年4月25日 だんぶり池・青森

普通のカエルは、冬になると冬眠し、
暖かい春になると出てきて交尾後、卵を産む。

しかし、ヤマアカガエルは、普通ではないのだ。


まだまだ、雪があるぞ!!

 

 

ヤマアカガエルの卵塊
 
2012年4月25日 だんぶり池・青森

驚くべきことに、雪や氷で付近が覆われているような寒い頃、
一時的に冬眠から覚めて、水中に卵を産み、
その後、信じられないが、再び寝てしまうようのだ。
(だんぶり池の個体群が、そうなのかは、未確認であるが・・・)

何かもう少しで、卵が孵化し始める雰囲気である。


いくら、競争相手のオタマジャクシがいない時期だし、
恐ろしい捕食者も、まだまだ眠っているとはいえ、
本当に、これで大丈夫なのだろうか?


ちょっとだけ不思議なヤマアカガエル君でした。

 

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水族館【4】 海の中の防御法

水族館で見られる生き物のなかにも、
虫たちと全く同じように、色々な手段で外敵をだまして(?)、
身を守っているものも多い。


でも、何だか何だか、虫とは違う??

 


まずは、背景の中に溶け込むような保護色、
隠蔽的擬態の例からご覧ください。

 

キアンコウ(アンコウ科)
 
2011年12月24日 大洗水族館・茨城

この写真にキアンコウ君が3匹います。

わかりますか?


実は、写真をパソコンで拡大して見るまで、
2匹しかいないと思っていました。

でも、一番手前に、あっと驚くもう一匹が、さりげなく、いた!?


やられた!・・・・・

 

 


ウッディーシードラゴン(ヨウジウオ科)
 
2011年11月24日 大洗水族館・茨城

この子は、隠蔽的擬態なのか? あるいは標識的擬態なのか?

虫の世界では、木の葉にそっくりなコノハムシは、
典型的な隠蔽的擬態の例である。


確かに、上の写真では、体中の突起部分が、
近くに見える海草の葉の付け根(葉柄)に、良く似ている。

 

ところが、この子が単独で、海の中を漂っていたら・・・

明らかに良く目立つが、それは食べ物としてではなく、
海草の「かけら」にしか見えないだろう。


もしかしたら、葉っぱの上では、かなり目立つけれど、
食べ物ではないことをアピールする「鳥の糞擬態」のようなものか?

 

 

ミドリフグ(フグ科)
 
2011年12月24日 大洗水族館・茨城

昆虫の世界では、典型的な警戒色(黒と黄色)であるが、
海の中では、どうなのだろうか?

良く言われるように、鮮やかな色彩の熱帯魚は、
標識的擬態(あるいは警戒色)というよりも、
サンゴの色や形状に合わせた「撹乱色」であるとされている。

外敵から見ると、逆に目立たなくなる隠蔽的擬態になるのかもしれない。


何となく、昆虫の世界とは違う雰囲気の世界ではある。

 

(⇒もちろん、このような派手な色彩は、近くに居る他種との識別の面から、
  同種間の繁殖に関するシグナルとなっている可能性もあると思うが・・・)

 

 


イガグリガニ(タラバガニ科)
 
2011年10月29日 大洗水族館・茨城

こちらは、間違いなく、物理的な防御の典型だろう。

ちょっと見た感じは、かなり堅そうであるが、
一方で、肉食の魚の歯は、予想以上に強靭であるのも確かである。


はたして、どっちが勝つのか?

 

 


メイタイシガキフグ(ハリセンボン科)
 
2011年11月24日 大洗水族館・茨城

こちらは、フグと名前が付いているが、
ハリセンボン科の魚は、基本的に無毒のようである。


君は、フグに擬態(ベイツ型擬態)しているというのか?

 


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アイン君

アイン君、今回で5回目の登場である。
(⇒過去の分は、カテゴリー欄の「動物」をクリックしてください)


多分、人間の年齢では、100歳近いんだと思う。


アイン君が人間の言葉を話せたら、聞いてみたいことがある。

「君の長生きの秘訣は、何だ?」

すると、アイン君は、ありきたりな言葉だけど、
こう答えるんだと思う。

「それは、飼い主のおかげだよ!」

 

・・・・・???

 


ちょっとだけ疲れてしまったアイン君
 
2008年10月17日 弘前市・青森

この年に、徳島から弘前へ一家で引っ越し。

このほぼ本州縦断旅行をキッカケに、
アイン君はさりげなく「大の車好き」になってしまうのである。

 

 

かなり疲れてしまったアイン君
 
2009年9月26日 弘前⇒東海村移動中

隣で、びみょおうな顔で寝てるのが、
次女が今でも手放さないタツヤ君(33才)。

 


ちょっとだけ迷惑そうなアイン君
 
2010年1月25日 弘前市・青森

例によって、外は大雪。

毛糸の帽子は暖かいけど、自慢の耳が・・・

恥ずかしいのか、この恰好では、車の外に出たがらない?

 

 

かなり幸せそうなアイン君

2010年11月13日 ひたちなか市・茨城

熟睡中。

どんな夢をみているのか・・・・・

 


不思議な体制で熟睡中のアイン君
 
2007年2月1日 弘前市・青森

何故?

4本の足が一か所に!!

アイン君、ちょっとおもしろい!!!

 

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ちょっとだけ不思議な鳥 コクチョウ

もう10年近く前、水戸の偕楽園にある千波湖で、
初めて野生のコクチョウに出会った。

そのときまで、恥ずかしながら、
近くに白っぽいヒナが泳いでいたこともあり、
コクチョウ(黒鳥)は、ハクチョウ(白鳥)の
突然変異で出来たと思いこんでいた。

 ⇒軽くネットで調べてみると、
  コクチョウは、世界に6種いるハクチョウ属の一種で、
  原産地は南半球(オーストラリア)とのことである。

 


コクチョウ(カモ科)
 
2002年3月22日 千波湖・茨城

千波湖は、偕楽園の南に広がる小さな湖で、
ジョギングや散歩をしてる人が多く、
沢山いる水鳥も、人間を恐れることはないようである。
 
コクチョウは、オオハクチョウなどのように渡りを行わず、
季節や環境の変化により近距離移動を行う漂鳥なので、
おそらく一年中見られるのだと思う。

 


コクチョウ(カモ科)
 
2002年3月22日 千波湖・茨城

ちょっと信じられないような事実だが、写真で見る限り、
ヒナ鳥の羽毛は白色で、逆にくちばしが黒色なのである。

それが、かなり不思議なことに、成長するにつれて、
羽毛は黒くなり、逆に、くちばしは赤色へと変わっていくらしい。

何とかして、その変わる瞬間(?)を見たいものである。

 

 

コクチョウ(カモ科)

 
2006年3月26日 千波湖・茨城

それから、4年後、同じ場所で、またコクチョウに出会った。

今度は、少し大きめのヒナが、一羽だけいた。

コクチョウのつがい(夫婦)は、一生の間、継続すると言われる。

 


コクチョウ(カモ科)

 
2006年3月26日 千波湖・茨城

妻がじっと見てるので、ヒナがちょっと恥ずかしがって、
お母さんのお尻の下にに隠れようとしてるが、
これでは、お母さんの方が、逆に、恥ずかしいかも・・・

 


コクチョウ(カモ科)

 
2011年12月20日 ひたちなか市・茨城

そして、昨年末、娘のマンションの近くの名もない池で、
偶然にも、多数のカモや、数羽のハクチョウに混じって、
2羽の(多分カップルの)コクチョウを発見した。

水戸市にある千波湖から、数kmしか離れていない市街地で、
まさか、こんな場所に! と言うような池である。

 


コクチョウ(カモ科)

2011年12月20日 ひたちなか市・茨城

やっぱり、人を恐れないようで、平気で近づいてくる。

あまり寄り添ってはいないが、ある程度の距離を保持して、
ゆっくりと泳いでいるので、おそらく夫婦なのだろう。

このときは、ヒナの姿は、見当たらなかった(まだ生まれていない?)。


ちょっとだけ、鳥インフルエンザが心配であるが・・・


  ⇒2~3年前から、鳥インフルエンザの流行の兆しがみられ、
   あちこちの水鳥の住む池に、なるべく近づかないように、
   との看板が立てられている。
 

 

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