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さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。 従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。
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昨年(1914年)、北海道で初めてキタキツネに出会った。
このときは、車内からの撮影だった。
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20140712/1/
今年(1915年)は、八幡平の道路上で、アカギツネに遭遇。
今回も、車内からの撮影しかできなかった。
前方に、イヌのような動物が見えたので、
ハザードを点灯させてゆっくり停車した。
ほぼ同時に、対向車も停止して、
一瞬、時間が止まったような感じがした。
急いでカメラを取り出して、撮影。
少し近づいて、最大ズームで、もう一枚。
明らかに、尻尾が太くて長いので、
痩せた野良犬(?)ではない。
軽く調べたネット情報によると、
本州で見られるキツネは、正式名をアカギツネと言い、
北海道のキタキツネは、亜種としての扱いになるらしい。
⇒アカギツネは、ネコ目イヌ科キツネ属であるが、
カブトムシ目コガネムシ科カブトムシ属のカブトムシほど、
ややこしくはない??
何もせずに、対向車がゆっくり発車すると、
別に怖がる様子もなく、道路際の草地に移動した。
⇒以下の写真と次の2枚は、助手席の娘が、
スマホで撮影したもの。
やはり、ちょっとだけ警戒しているのか?
北海道で出会ったキタキツネと同様に、
娘のカメラを見つめているようだ。
何か、食べ物を投げてくれるのを待っているのか?
⇒キタキツネの場合は、その傾向がかなり強い。
道路上で、このような状況に遭遇したら、
絶対に餌を与えてはいけないと思う。
もちろん、食べ物を投げ与えるようなことはせずに、
そのまま、ゆっくりと通り過ぎたが、
交通事故にあわないことを、祈るばかりだ。
特に夕闇が迫った場合には、かなり危険だ。
という訳で、今年は、幸運なことに、
タヌキとキツネの両方に出会ったことになる。
ついに撮れた!! 野生のタヌキ
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http://kamemusi.no-mania.com/Date/20150524/1/
それにしても、山道で車を走らせていると、最近は、
大型哺乳類に出会うことが、珍しくなくなった気がする。
⇒多分、あまりスピード出さなくなったからだろうか?
いや、もしかしたら前述のように、動物たちの方が、
人間や車を、怖がらなくなったためだとしたら・・・・
特に最近になって、野生動物と人間との関係が、
マスコミでも大きく取り上げられるようになった。
改めて、彼らと、どう付き合っていったら良いのかを、
考えさせる場面が続いた・・・・
そんなに珍しくないのかもしれないが、
少なくとも私が見かけたのは、今回が最初である。
野生のサルが池で泳ぐ!!!
体温に近い外気温の街中から、残雪のある北アルプス方面へ、
車で30分程走ると、ちょっとだけ涼しくなる。
・・・・それでも、まだ暑いのだが。
ニホンザル(オナガザル科)
2015年8月8日 常念岳山麓・長野
小さな池の向こう側に、何やら動くものが・・・
どうやら、右手と右足は、水の中だ。
ニホンザル(オナガザル科)
2015年8月8日 常念岳山麓・長野
近くにいる別のサルも、水中の何かを探してる?
何となく、のどかな風景だが、
水浴びするという雰囲気ではなさそうだ。。
しばらく見てから、その場を離れた瞬間、
「ドボ~ン!!」
という凄まじい(?)音がした。
ニホンザル(オナガザル科)
2015年8月8日 常念岳山麓・長野
おそらく、私の姿が見えなくなって、(隠れていた別のサルが)
水面に張り出した木の枝から、飛び込んだのだろう。
急いで戻って、シャッターを切ったのが、この一枚。
どうも悠然と泳ぐというより、ちょっと必死の表情だ。
⇒水浴びの「ホッとした」顔つきではない??
ニホンザル(オナガザル科)
2015年8月8日 常念岳山麓・長野
写真には、写っていないが、4本の足を交互に動かして、
いわゆる「犬掻き」と言う泳ぎ方だろう。
小さな池を、ほぼ横断する感じで、泳ぎ切った。
やっぱり、かなり暑かったので、水に飛び込んだのか?
それとも、単に「猿も木から落ちた」だけなのだろうか?
弘前市内の自宅から、車で15分ほどの、
通い慣れた「だんぶり池」の林道でも、
まだまだ、不思議なことに出会う。
ふと前方に、何かの気配を感じて、立ち止まると、
切り出した材木の上に、大きな鳥がいるのが見えた。
最初は、かなり気を使って、そっと近づいたが、
鋭くとがった嘴が見えて、ちょっとビックリ。
そして、木の葉の影に身を隠しながら、
震える手で(?)、シャッターを切った。
ターゲットの鳥は、付近の様子を、
かなり気にしているような仕草だった。
少し移動すると、完全に目が合ってしまった。
すぐに、飛んで逃げてしまうかと思ったが、
全く、そんな気配はなかった。
背景のボケ具合を見てお分かりのように、
ズーム機能のないマクロレンズで撮っているので、
その距離は、わずか数メートルしかない。
こんな至近距離で、猛禽類の写真を撮れるのは、
動物園でも、なかなかチャンスはない(?)
⇒幼鳥で、まだ飛べないのか?
怪我でもしてるのか?
とも、思ったのだが・・・・
ゆっくりと、回り込むように近づいても、
目をそらすことなく、首を回しながら、
じっと、私を見つめている。
この写真を見て、妻は言った。
「切ないくらい可愛い!!」
もちろん、そんな目で見つめられたら、
おじさんだって、メロメロになってしまう。
⇒この子が雌なのかどうか、全く分からないが・・・
ちょっと待て! この子は猛禽類だぞ!
しかも、以前のブログで、
動物の目は本当は怖いという記事を書いた。
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20150226/1/
⇒やっぱり、目だけを見ると、ちょっと怖い?
帰り道に、もう一度その場所に行ってみると、
約10メートルほど離れた空き地に、
凛々しい猛禽類らしい後姿が見えた。
今度はズームレンズで撮影!!
⇒良かった!!! 飛べるんだ!!?
さりげなく調べたネット情報では、
①虹彩は、成鳥は暗褐色で、幼鳥は濁った黄色。
②蝋膜(ろうまく)は、成鳥は黄色で、幼鳥は灰色。
とのことで、写真で見る限り、幼鳥ではなさそうだ【注】。
ただし、完全に性成熟するまでに、2~3年かかるようで、
やっぱり、この子は「美少女!!」だったのだ・・・・多分?
【注】虹彩:角膜と水晶体の間にある薄い膜。
瞳孔の大きさを調節して、
網膜に入る光の量を調節する役割を持つ
簡単に言えば、目の色。 ⇒黒色
蝋膜:猛禽類などの上くちばしの付け根を覆う肉質の部分。
谷川岳の「一の倉沢の出会い」へ通じる車道が、
ここ数年間、通行止めが続いていて、今年も、
ロープウェイ駅の駐車場でUターンする羽目に!!
おそらく、もう再開しないような予感がするのだが・・・
と言いつつ、手前の無料の駐車場に車を停めて、
付近をカメラ片手に歩いてみる。
・・・そして、幸運は忘れた頃にやってきた
シロマダラ(ナミヘビ科)
2015年5月17日 谷川岳山麓・群馬
道路上に、見慣れないヘビを発見。
⇒縦縞ならば、普通のシマヘビなのだが、
この子は、見事な横縞(?)だ。
そして、こんな状況でヘビに出会うときは、
たいてい「ロードキル」の個体なのだが、
どうやら、この子は元気そうで、外傷は全く見られない。
ただ、何故か、近づいても逃げることはしないので、
何らかの打撲性のショックを受けているのか、
あるいは、早朝の気温が低いこともあるのかもしれない。
シロマダラ(ナミヘビ科)
2015年5月17日 谷川岳山麓・群馬
ネット検索の結果、この子は「シロマダラ」という名前で、
巷では『幻のヘビ』と呼ばれるほどの珍しい種類のようだ。
日本固有種で、全国に分布しているのだが、
生息密度がかなり低いからか、捕獲はもちろん、
目撃情報でさえも非常に少ないようで、
見つかると「ちょっとしたニュースになる」ほど(!!)だ。
名前のシロマダラは、「何で?」という感じなのだが、
幼蛇の時は、白が鮮やかに見えるので、そこから来ているらしい。
⇒分布域が広いのに、希少性があるのは、
無理矢理こじつけて、昆虫でいうと、
フトハサミツノカメムシの場合と良く似ている。
どんな生態や生活史なのか、非常に興味深い。
シロマダラ(ナミヘビ科)
2015年5月17日 谷川岳山麓・群馬
ネット情報では、この子は、毒を持っていないのだが、
外敵に襲われると、毒蛇(多分マムシ?)のように威嚇するか、
あるいは、擬死行動を行うとされている。
⇒多少とも興味深い情報なのだが、
逆に、そんなことで騙される捕食者が、
本当にいるのだろうか?
・・・という訳で、
写真撮影時は、そんな珍品のヘビとはつゆ知らず、
とりあえず、道路際の草むらに追いやったのだが、
元気でいて欲しい・・・・
虫の写真を撮ろうとして、林道を車で走っていると、
さりげなく他の動物に出会うことがある。
そんなときは、慎重に車を停めて助手席のカメラを手にするが、
運が良ければ(相手がすぐに逃げなければ!)、何枚か撮影できる。
これまでに、野生の哺乳類にはしばしば遭遇したことがあるが、
撮影に成功し、このブログで紹介した種類は、以下の7種類である。
エゾシカ、キタキツネ、エゾリス、ニホンザル、
ニホンカモシカ、イノシシ、テン・・・
ところが、ずっと気になっていた野生のタヌキには、
写真はおろか、出会ったこともなかったのだ。
⇒交通事故にあったタヌキは、よく見かけるのだが・・・
そして、今回の信州MMTで・・・
最初に見つけたときには、「またアライグマか?」と思った。
カメラを向けても、逃げないし・・・・
・・・と、思った瞬間??
肩の部分に黒い三角形の模様が見えた。
確か、これはタヌキの証拠?
よく似ているアライグマは、アライグマ科なので、
分類学上は、大きな違いがあるはずなのだ。
なのに、遠目には、どっちか判断できないほど良く似ている。
・・・しょうがない! 逃げるとするか?!
そんな感じで、動き出して、ようやく横からのショット・・・
横から見ると良く分かるのだが、
肩の三角形の黒い模様が、はっきり見えるし、
尻尾は短く、リング状の模様もないので、
間違いなくこの子はタヌキだろう。
野生のタヌキに出会ったのは、これが最初だった。
人間に慣れているのか、あるいは性質なのか、
タヌキの行動は、予想外にゆっくりしている気がする。
・・・だから
タヌキは、夜に道路を横断しているときに、
偶然通りかかった自動車のライトに照らされると、
動けなくなってしい、交通事故に遭う件数が非常に多いとされる。
特に高速道路では、事故死する動物の約4割がタヌキと言われているほどだ。
個人的には、一般道路では、イタチが多いような気がするのだが・・・
また、イリオモテヤマネコやツシマヤマネコのように、
離島にも車が増えて、大きな問題になっているようである。
イヌやネコなどの哺乳類に限らず、このようなロードキルの問題は、
昆虫類にも、昔から指摘されており、昆虫学会で、
ずいぶん前のことであるが、講演を聞いたことがある。
彼らにとって、どんな天敵よりも、車の方が怖いのかもしれない。