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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

緊急報告 エゾリスとキタキツネ

人を恐れない野生動物(哺乳類!)は、
最近増加傾向にあるのだろうか?

さりげなく1週間の北海道(道南)を旅行をした。

別に珍しいことではないようだが、
今回も、人を恐れない野生動物に出会った。


絶妙のタイミングで、ブログネタが出来たのだ!!!!

 

 


エゾリス(リス科)

2014年6月30日 伊達市・北海道

ふらりと立ち寄った道の駅で、
妻が「木の上で、変な音がする」と小声で叫んだ??

そっと近づいて見上げると、エゾリスがいた。

ちょっとだけ警戒するそぶりを見せたが、
そのまま(多分?)木の実を、齧り続けていた。

 

 

 

エゾリス(リス科)

2014年6月30日 伊達市・北海道

食べ終わると、ゆっくり向きを変えて・・・・

 

そのまま反転して、後ろの幹に飛び移った。

 

 

エゾリス(リス科)

2014年6月30日 伊達市・北海道

一瞬、幹にへばりつくような感じになったが、
まるでムササビのような見事なジャンプで、
反対側の枝に消えていった。


多少とも、我々を警戒していたのだろう。

この瞬間の姿は、ちょっとだけ愛嬌がある!!!

 

 


しかし・・・・・・・もっと、人を恐れない野生動物がいた。

 

 


普通、走行中の車の前を、イタチやタヌキが横切るときには、
助手席のカメラを手に取る前に、あっという間に視界から消えてしまう。

 


キタキツネ(イヌ科)

2014年7月5日 大雪山山麓・北海道

ところが、何故かキタキツネは、悠然と歩いて横切ることが多い。

だから、比較的簡単に写真を撮ることが出来る。


この写真の子は、少なくとも、走ってはいない。

 

 


キタキツネ(イヌ科)

2014年7月5日 然別湖・北海道

何と、車の多い国道でさえも、平気で横断する。

今回も、ブレーキをかけなければ、危ないところだった。


写真は、かなりのズームで撮っているのだが・・・

 

 

 

キタキツネ(イヌ科)

2014年7月5日 然別湖・北海道

それどころか、この子は、横断途中で方向を変え、
車に向かって威嚇(もしかしたら媚を売る?)する。

 

今回の北海道旅行では、エゾシカよりも、
キタキツネの方が、出会いが多かった。

個体数が、増加傾向にあるのだろうか?

ネット情報では、青森でも発見されており、
青函トンネルを歩いて移動したようだ。

 


特に最近になって、野生動物と人間との関係が、
マスコミでも大きく取り上げられるようになった。

改めて、彼らと、どう付き合っていったら良いのかを、
考えさせる場面が続いた・・・・


 

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筑波山のイノシシ

今回は、かなり衝撃!!!

 

筑波山神社へ向かうメイン道路を、車で走行中、
右手の空き地に、2匹の野犬のような動物が見えた。

 


ただ、歩き方が、野犬ではない!!

 


イノシシ(イノシシ科)

2014年5月31日 筑波山・茨城

さりげなく車を停めて、運転席の窓から1枚。

やや小さ目のイノシシの兄弟(多分?)だった。

 

 


イノシシ(イノシシ科)

2014年5月31日 筑波山・茨城

多少警戒したのか、足早に逃げようとしたが・・・

 

 


イノシシ(イノシシ科)

2014年5月31日 筑波山・茨城

思い切りズームで、さらに1枚。

(目と鼻は、ブタそっくり?)



 


・・・・・・問題は、ここからである。

 

 

 

イノシシ(イノシシ科)

2014年5月31日 筑波山・茨城

車のドアを開けて、静かに車を降りてみる。


・・・・・・何と、


その気配に気づいたのか、
こちらに向かって来るではないか!!

じっとこちらを見つめる2匹・・・・

多少ビビったが、相手の目を見ながら、
ゆっくりとカメラを構えて、シャッターを切る。

どうも、尻尾を振っていたようにも見えた。

一体何を考えているのだろうか?

 

 

 

イノシシ(イノシシ科)

2014年5月31日 筑波山・茨城

そして、1~2分後、何事もなかったように、
藪の中に、ゆっくりと消えて行った。

 


日本列島には、大人(?)のイノシシを餌とする捕食者は、
おそらく、人間だけだろう(?)。

だから、彼らが一番恐れるのは、(銃を持った)人間のはずだ。

もちろん、子供のイノシシに対しては、キツネや野犬、
そして、多くの猛禽類などが捕食対象とするのだろうが・・・

 


いずれにしても、ちょっとだけ不思議な、
しかも、かなり衝撃的な光景だった。

    

 

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ニホンザルの親子

マジカル・ムシトリー・ツアー(MMT)とは言え、
見つけたら、虫以外の写真(動物・植物・風景)も、
さりげなく撮っている。

特に、野生の哺乳類に出会ったときは、
結構、夢中でシャッターを押していることに、
ある日、ふと気付いた。

ただ、哺乳類の場合には、出会っても、
カメラを構える前に、茂みの中に逃げ込まれてしまう。

運が良ければ、助手席に置いたカメラで、
車の中から撮ることが出来る。

・・・というか、ほとんどがそのパターンである。

 

今回のMMTでは、2種類の哺乳類の写真が撮れた。

いずれも、ちょっとだけ不思議な出会いだった。

 

 


最初は・・・

 

 

 

安曇野から常念岳登山口へのアプローチ道路。

この道路では、ときどきニホンザルの群れに出会う。


とりあえず、昨年撮った写真から・・・

 


道路のニホンザル

2013年8月7日 安曇野・長野

このように、あまり車が通らないせいか、
集団で、道路上にたむろしてることが多いようだ。

アスファルトの道路面が、足元が悪い藪の中より。
多少でも安定しているからなのだろうか?

しかも、彼らは車をギリギリまで、避けようとしないのだ。

 

 

そして、今年もほぼ同じ場所で・・・



 

ニホンザルの親子

2014年5月29日 安曇野・長野

車を静かに停めて、運転席の窓を開ける。

助手席のカメラを手に取って、さりげなく被写体に向ける。


特に母親を、脅かさないように、ゆっくりと・・・・

 

 

ん!・・・

おかしいぞ!!!

 

 

ニホンザルの親子

2014年5月29日 安曇野・長野

ひょっとして「我、関せず」ではないか?

母も子も、車や人間を全く恐れないのだ。


やっぱり、昨年出会ったのと同じ群れの、
全く人間を恐れないサルたちだったのだろう。

 

 

 

ニホンザルの親子

2014年5月29日 安曇野・長野

改めて写真を見ると、何か、
母親は、遠くを見つめているようで、
すごく良い表情をしてる?!


野生の親子連れのニホンザルが、
これだけ人を恐れないのは、ちょっとだけ不思議だ。

 

 

 

次回予告!


もっと人を恐れない野生動物がいた。

やや衝撃の出会いだ。

 

    

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緊急報告 コクチョウの抱卵


千波湖は、偕楽園の南に広がる小さな湖で、
ジョギングや散歩をしてる人が目立つ。

 

梅の花と市街地の湖

2014年3月3日 千波湖・茨城

梅の名所、偕楽園を訪れる観光客も、
この湖にも立ち寄ることが多いようで、
人が常時いるような、典型的な都会地の公園である。

 

 


コクチョウ(カモ科)

2014年3月3日 千波湖・茨城

そんな湖には、水鳥が沢山いる。

そして、少なくとも千波湖にいるコクチョウは、
人を恐れないことで、有名のようである。

 

 


コクチョウ(カモ科)

2014年3月3日 千波湖・茨城

だから、遊歩道をノコノコ歩いているし、
人が来るところにも、平気で近づいてくる。

 

 


極め付けは、これ!!!!

↓  ↓  ↓  ↓

 

 

コクチョウ(カモ科)

2014年3月3日 千波湖・茨城

お腹の下に、何と!

・・・卵のようなものが見える。

こんな人通りの多い遊歩道のすぐそばに!!!

少しは、ヒバリを見習ったらと思うほど・・・【注1】

 

 


コクチョウ(カモ科)

2014年3月3日 千波湖・茨城

ズームで!!

やっぱり、卵だ。


普通は、浅瀬や島に、草を積み上げて巣を作るようだ。

雌雄ともに抱卵するので、幸か不幸か、
この子たちには、世間の常識が通用しない。


何なんだ!!

この無警戒さ(無神経さ?)は!!!

他の野鳥類では、考えられないだろう。

 

 


コクチョウ(カモ科)

2014年3月3日 千波湖・茨城

卵の場所を、少し変えているようだ。

通常、4~6個を産卵するようだが、
この巣には3個しかない。


・・・と言うことは、
多少の犠牲者が出ているのだろうか?

 

 

 


コクチョウ(カモ科)

2014年3月3日 千波湖・茨城

確かに、以前紹介したコクチョウ夫婦のヒナの数は、
もっと多かったような気がする。⇒【注2】


人為的にある程度管理された環境で、
怖い経験を一度もしていないと、
こんなにも、生物は、無警戒になるのか?


人間を恐れないのは、まあ分かるにしても、
ここには、卵を狙うヘビやイタチもいないし、
恐ろしい野犬や野良猫もいないようだ。

逆に、このような環境では、
個体数が増え続けてしまう可能性も、
多少あるような気がするのだが・・・

 

 

【注1】ヒバリの帰巣方法は、こちら
    ↓  ↓  ↓
   http://kamemusi.no-mania.com/Date/20140211/1/

【注2】貴重なコクチョウのヒナの写真は、こちら
    ↓  ↓  ↓
   http://kamemusi.no-mania.com/Date/20120123/1/

      

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信州のニホンザルとニホンカモシカ

最近、人間との関係が微妙な2種類の野生動物に出会った。

いろいろと、考えさせる問題を含んでいる???

 


まずは、ニホンザルの群れ・・・

安曇野から常念岳・蝶ケ岳へのアプローチ道路で出会った。

 


ニホンザル(オナガザル科)

2013年8月7日 安曇野・長野

簡易舗装(?)された山道を、車で走っていると、
前方にニホンザルの群れを発見。

20mほど手前に車を止めて、フロントグラス越しに撮影した。


でも、全く逃げる様子がない。

 

 

しかたがないので、ゆっくり走って通過すると、
その奥には、こんな光景が・・・

 

ニホンザル(オナガザル科)

2013年8月7日 安曇野・長野

ほとんどのサルが、道路上でくつろいでいる。

道路にいると、なんか良いことがあるのだろうか?

 

車を走らせると、それなりに距離をとって、離れていく。


 

 

ニホンザル(オナガザル科)

2013年8月7日 安曇野・長野

さらに進んでいくと、別の集団が・・・


日光いろは坂や三国峠とは違って、
ここは、そんなに車が通るようなところではない。

別に餌をねだっている様子はないが、
人間(車)を、全く恐れないようだ。

 

 


ニホンザル(オナガザル科)

2013年8月7日 安曇野・長野

クラクションを鳴らすと、ちょっとびっくりして、
のろのろと移動した。

この集団は、人間を危険なものとは認識していないようだ。

そうかと言って、餌をくれる対象ともみなしていないらしく、
車に近づいてくることもない。

どうも、まだ人間とは、微妙な関係にあるようなので、
我々にできる唯一のことは、(偉そうなことを言うが)、
このようなサルの群れに、決して餌を与えないことだと思う。

 

野生のサルが、人間の子供が持つ食べ物を奪い取っていく様子が、
テレビのニュースなどで、ときどき見かける。
最初は、観光客が、面白がって餌を与えていたのだろうが、
サルにとってみれば、ちっとも攻撃してこない人間が、
おいしい食べ物をもっていることを、すぐに学習するだろう。

 

また最近、収穫直前の畑の作物を食い荒らす野生動物が増えているようだ。

サル以外にも、クマ、イノシシ、シカ、最近ではアライグマがそうだし、
都会のカラスも、簡単に食物が手に入る方法を学習したのだろう。

 


 


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翌日、志賀高原で、別の野生動物に出会った。

 

ニホンカモシカ(ウシ科)

2013年8月8日 志賀高原・長野

道路のすぐ横の茂みの奥から、
かなり警戒して、こちらを見ている。


この子は、シャッターを押した直後、
あっという間に姿を消した。

ニホンカモシカは、サルと違って、かなり用心深いのだろう。

 

 


ニホンカモシカ(ウシ科)

2013年8月8日 志賀高原・長野

ちょっと走った先の、開けたところで、
別の個体を見つけたが、車を降りると、
小走りに離れようとした。

この子も、単独行動である。

 

 


ニホンカモシカ(ウシ科)

2013年8月8日 志賀高原・長野

でも、完全に藪の中に逃げ込むことはしないで、
振り返って、こちらの様子をうかがっている。

危害を加えられないことを確認したのか、
車から降りて近づいても、それ以上は逃げない。

 

 

 

ニホンカモシカ(ウシ科)

2013年8月8日 志賀高原・長野

これで、多分10mほどの距離であると思う。

何か食べているようなそぶりを見せたが、
この直後、あっという間に姿を消した。

 


いつも行く、青森の白岩森林公園や矢立峠周辺でも、
ニホンカモシカを時々見かけるが、ほとんどが、
シャッターを押す前に、藪の中に隠れてしまう。

やはり、ニホンカモシカは、基本的に用心深いようだ。


しかし、もしかしたら、数十年後には、ニホンカモシカも、
ニホンザルやエゾシカのようになってしまうのだろうか?

 

 

       

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