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さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。 従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。
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スプリング・エフェメラルと言われる花たちは、
実は、「はかない命」といわれるほど「やわ」ではない。
この仲間は、広葉樹林の雑木林が、本格的な春を迎える前に始動(?)する。
だから、多くの木々が葉を広げる前に、
太陽の光が地面まで届いてくるのを独り占めすることができるのである。
そして、その多くが、虫媒花である。
そういえば、春の早い時期に活動を始める虫の代表である
ハナアブやハナバチ類を良く見かける。
当然、他の花が咲く前なので、これも独り占めできる。
多くは植物体に比べて大柄な花をつけるのは、
花を訪れる昆虫の目を引くためなのかもしれない。
今回の花も、【SEL4】★★★★☆である。
スズラン(ユリ科スズラン属)
2010年5月27日 弘前市・青森
スズランは、北海道の花というイメージがあるが、
弘前市内の民家の庭で、普通に見られる。
これだけ、どこにでもあると、やや興ざめ・・・
でも・・・・花の匂いは、カメムシの匂いの次に好きである。
エンレイソウ(ユリ科エンレイソウ属)
2010年5月18日 八甲田市・青森
この花も、東北地方では、いたる所で見られるが、
さすがに民家の庭先にはない。
雑木林の中では、一種独特の雰囲気を持つ植物である。
ツクバネソウ(ユリ科ツクバネソウ属)
2010年5月30日 西目屋・青森
山地の林内や林縁に自生する可憐な花である。
秋に、今はお正月でも、ほとんど見かけなくなったが、
ハネツキの羽子に似た黒紫色の実をつけるので、
この名前が付いたのだろう。
チゴユリ(ユリ科チゴユリ属)
2010年5月23日 梵珠山・青森
虫を探して林道を歩いていると、やや奥まった木陰に、
小さくて可愛らしい花を見かける。
別角度からの写真の方が良かったかもしれない。
サンカヨウ(メギ科サンカヨウ属)
2010年5月16日 梵珠山・青森
茎の先に、まあ、どこにでもあるような、
小さな白色の花を数個つける。
花も、まあ、どこにでも見かける。
葉っぱは、フキのような形をしているが、
花は、小さい葉の上に乗っているように見える。
スプリング・エフェメラルと呼ばれる植物は、
早春のごく短い一時期だけに、
大きな花、華やかな色彩を持って出現する。
いずれも小柄な草本でありながら、花が大きく、
独特の華やかな色彩を持つものが多く、
あっという間に姿を消してしまうことからも、
春の妖精とも言われている。
今回紹介する花も、さりげなく【SEL4】★★★★☆の、
そんな雰囲気が漂うものである。
背丈が低い(小柄)ということは、まだまだ寒い時期に、
もっと高く伸びると、寒気に耐え難くなる可能性があり、
まず花を咲かせることに力を注いだ結果とも考えられる。
スミレサイシン(スミレ科スミレ属)
2010年5月10日 西目屋・青森
この花も、雪が溶けるとすぐに咲きだす。
花の色は、白や淡紫色のものが多く、
他のスミレとの区別が難しい。
ミズバショウ(サトイモ科ミズバショウ属)
2010年5月5日 湯段温泉・青森
有名な尾瀬のミズバショウは、夏の花か?
江間章子の「夏の思い出」という歌の中のミズバショウは、
「夏が来れば思い出す~」と歌われており、
昔は、夏の花だと思っていた。
東北では、早春に雪が溶けると同時に咲きはじめる!!
基本的には、どこでも、雪が溶けるとすぐに咲きだすようだ。
ザゼンソウ(サトイモ科ザゼンソウ属)
2010年5月10日 湯段温泉・青森
花の形が、僧侶の座禅を組む姿に見えるらしい。
開花するとき、やや発熱し、周囲の氷雪を溶かすと言われる。
何故か、ミズバショウと同じ場所で見ることが多い。
ウラシマソウ(サトイモ科テンナンショウ属)
2010年3月28日 西伊豆・静岡
まるで、浦島太郎が持っている釣り竿の釣り糸のようにみえる?
それじゃ、浦島太郎は丸坊主ではないか?
面白いのは、この仲間の果実(?)である。
最初は緑色のトウモロコシ状であるが、
秋に成熟すると毒々しい真っ赤な色に変わる。
キクザキイチリンソウ(キンポウゲ科イチリンソウ属)
2010年5月2日 早坂峠・岩手
昨日紹介した白い花のものと同種である。
たいてい、どちらかの色の花が群生しているが、
たまに、両方が同じ場所で見られることもある。
日本の桜は、一本だけでも良いし、
一目で、数本~数100本の桜も良い。
もちろん遠景の千本桜も、また良いが・・・・
一本だけの桜は、背景が、何にでも良く似合う。
山でも、川でも、滝でも、湖でも、
お寺でも、神社でも、橋でも、灯台でも・・・
今回は、手持ちの写真の中から、
一本だけの桜を紹介したい。
個人的には、巨木から枝をしならせる滝のようで、
どこか妖艶なしだれ桜が好きである。
さすが北国、新緑の中に咲く満開の一本桜である。
山寺付近の不思議な3色の桜
2011年5月17日 山寺・山形
思わず車を止めたほどの不思議さ。
原因は、何となく人為的なものを感じるが・・・
空が晴れていたら最高の状況だったが、
雨男の私には、到底かなわぬ夢である。
さりげなく写真を撮っていると、何か動くものが・・・
良く見ると、メジロが上向きに・・・・
北国の桜は、(多分)待ち焦がれる期間が長いので、
その分、より美しく感じるのかもしれない。
それにしても、桜は「ちょっとだけ不思議」だ!
春になると、まず、一斉に花が咲き、
あっという間に散ってしまって、
それから、さりげなく葉っぱが出てくる。
桜は、花が咲くときも見事であるが、
散り際の美しさも、素晴らしい。
弘前城のお堀の水面は、すべてピンク色になる。
3月末から5月初にかけて、車で旅をすると、
道路沿いの桜の開花状況をみるだけで、
その地方の微妙な温度変化が確認でき、
それぞれの季節の変化を感じることができる。
桜が日本人に好まれる理由のひとつが、
こんなところにもあるのかもしれない。
今回は、弘前城の桜の写真を5枚選んだ。
ここは、全国各地から観光客が訪れる有数の桜の名所で、
老木が多いため、維持管理がかなり大変だそうです。
以下の5枚の写真に、野暮な説明はいらない??
2010年5月3日 弘前城公園
2009年4月24日 弘前城公園
2009年4月24日 弘前城公園
2011年5月4日 弘前城公園
2011年5月4日 弘前城公園
全国各地に、桜の名所は、かなりの数がある。
また、俗に言う「一本桜」も、有名箇所が少なくない。
そして、日本の桜は、背景が何にでも良く似合う。
山でも、川でも、滝でも、湖でも、
お寺でも、神社でも、橋でも、灯台でも・・・
手持ちの桜の写真は、多すぎて、なかなか整理できないが、
次回、さりげなく紹介したい。