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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

マイペースの甲虫たち 硬い? 柔らかい!!

昔は、全く気にも留めなかった存在であったが、
このブログを始めてから、ちょっと見直したぞ!!

我が道を行く甲虫類も、それなりに面白い!


みんな、精一杯(?)生きている・・・・

 


クロカタゾウムシ(ゾウムシ科) 硬い!!

 
2001年3月20日 石垣島・沖縄

学生時代、東京の大久保にあった科学博物館で、
昔の偉い先生が戦前の沖縄で採集した甲虫類の標本を、
まとめて作るアルバイトをしていた。

そして、この南方系のゾウムシの皮膚の硬さは、半端ではな。

普通の虫ピンでは、突き刺すことが出来なかったのである。

だから、甲虫分類学のやさしいN先生は、さりげなく、
三角台紙に貼りつけるように指示してくれた。

 

 

オバボタル(ホタル科) 柔らかい!!

 
2011年6月15日 東海村・茨城

見た目にも、柔らかそうな甲虫である!!

基本的に、ホタル類の皮膚は柔らかい。

ちょっと手でつかんだだけで、
苦い体液が簡単に出てくるので、
おそらく鳥も食べないのだろう。


(つづく)

 

 

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マイペースの甲虫たち 激ヤセ???

昔は、全く気にも留めなかった存在であったが、
このブログを始めてから、ちょっと見直したぞ!!

我が道を行く甲虫類も、それなりに面白い!


みんな、楽しく(?)生きている・・・・

 


ホソツツリンゴカミキリ(カミキリムシ科) 痩せすぎ!!

 
2011年8月2日 だんぶり池・青森

カミキリの中でも、ダントツに細い。

何なんだ、このくびれの全くない細さは!!


そういえば、昔、ミニスカートを世界中に流行らせた
ツイッギーという妖精のような細いモデルがいた・・・

ちなみに、最近見かけるのミニスカートの女性は、
下にジーパンなんか穿いちゃってるので、
ちょっとだけ ⇒⇒???

 

 

カメノコテントウ(テントウムシ科) 丸い!!

 
2011年8月2日 だんぶり池・青森

全く同じ日に、ほぼ同じ場所で、
今度は、まんまるの虫を見つけた。

テントウムシにしては、結構大きい!

じっと、動かないときは、こんな感じであり、
動き出すまで、どっちが前だか分からない(ウソ)。


虫の場合は、やせ過ぎも、太り過ぎも、
愛嬌があって、なかなかエクセレントであるが、

人間は、やっぱり良くないぞ・・・



(つづく)

 

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マイペースの甲虫たち 人気者!!!

昔は、全く気にも留めなかった存在であったが、
このブログを始めてから、ちょっと見直したぞ!!

我が道を行く甲虫類も、それなりに面白い!


みんな、いい感じに(?)生きている・・・・

 


ラミーカミキリ(カミキリムシ科) パンダだっ!!

 
2008年6月26日 丸亀城・香川

この配色と模様は、他に類を見ない!!

カミキリマニアの間でも、一番人気の絶品である。


特に、若く美しい女性昆虫愛好家は、
このカミキリを知ってからというものは・・・

 

 

アオカナブン(コガネムシ科) 泳ぐか?

 
2010年7月23日 だんぶり池・青森

虫だって、暑いときには泳ぐのだ・・・・(ウソ)

だんぶり池の水がもう少しきれいだったら、
同心円の波紋にマッチした、
もう少し「
いい感じ」の写真だったのに!!!


せっかくのキンキラキンの美麗種アオカナブンも、
この水ではちょっとなぁ~??


(つづく)


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ちょっとだけ不思議なアブたち【1】

昔は、全く気にも留めなかった存在であったが、
このブログを始めてから、アブもそれなりに面白いことを知った。

アブ君、ゴメン!!!

 


チャイロオオイシアブ(ムシヒキアブ科)
 
2011年5月25日 だんぶり池・青森

まず、じっくり写真を見てください。

何とも不思議なアブである。
体中のところどころに、色々なタイプの毛が生えているのだ。

顔の正面にある堅そうな白いヒゲのような毛、
胸にある白とうすい黄色の柔らかそうな毛、
お腹に見えるオレンジ色の派手な毛、
太いふくらはぎ(?)の先の黒い剛毛、
それに続く淡黄色のオシャレな毛!

一体、なんでこんなことになってるんだ!!
これは、ちょっとどころではない、かなり不思議である。


この子は、ムシヒキアブの仲間なので、
当然、この派手な恰好で、獰猛なハンターである。

葉っぱに静止しているときにも、空中を見つめる大きな目が、
かろうじて、それを想像させる。


近くを飛ぶ獲物を見つけると、一瞬のうちに飛び立ち、
俊敏な動きで、確実に捕獲する。

だんぶり池の林道でときどき見かけるが、
日本産のムシヒキアブ類の最大種であり、
個体数はそんなに多くないようである。

 

 

コムライシアブ(ムシヒキアブ科)
 
2010年6月15日 だんぶり池・青森

全身まっ黒のアブで、胸部の背中に金色の毛が生えている。

この子も、かなり不気味なイメージもある。
しかも、こんな恰好をしているが、
上のオオイシアブと同じ獰猛なムシヒキアブの仲間である。

そういえば一度、甲虫類(おそらくカミキリの成虫だと思う)を、
さりげなく食っているのを見かけたことがある。

ところで、この子の名前であるが、

多分コムラ・イシアブだと思うが、
コ・ムライシアブなのか、
まさか、コム・ライシアブなのか?

だんぶり池で見かけたのは、この子だけなので、
個体数はそんなに多くないと思う。

 

 

ニトベナガハナアブ(ハナアブ科)
 
2011年7月3日 白岩森林公園・青森

どう見ても、(飛んでても、止まってても)ハチである。
撮影直後に保存するパソコンのホルダーも、しっかりとハチであった。

下のクロスズメバチの写真と、見比べてください。

かろうじて、お腹の黄色の線の数と、触角の違いが分かります。
最大の目安である翅の数(アブが2枚、ハチが4枚)では、識別不能です。


これは、このブログで勝手に命名した「ミラクル擬態」の範疇に入るだろう。

 

 

クロスズメバチ(スズメバチ科)
 
2011年10月11日 白神・青森

かなり寒くなった白神山地(の入り口)の橋の欄干で見つけた。
太陽の熱で、暖かくなっていたが、確実にその場所を見つけて、
飛んでくるのがちょっと不思議である。

しかし、クロスズメバチは、外敵に襲われないのだろうか?

 

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ちょっとだけ珍しいトンボ

今回は、多分普段あまり見ることのない、
ちょっとだけ珍しいトンボを紹介する。

実は、トンボの種類を見分けるのは、
写真だけでは難しい・・・、というか不可能である。

そんなわけで、以下のトンボは、
写真だけで、何とか同定ができた種である。

 


ハッチョウトンボ(トンボ科)
 
2011年7月25日 酸ケ湯温泉・青森

写真では全く分かりにくいが、日本最小のトンボである。
体長は20mm程度であり、まさに一円玉の直径と同じである。

北国には、あまり生息していないのかもしれない。

高知のトンボ王国で見て以来、生涯2回目の出会いであった。

 


カオジロトンボ(トンボ科)

2011年7月25日 睡蓮沼・青森

胴体の赤い点の模様が、マダニが寄生しているように見えた。

しかし、近づいて良く見ると、全くイメージが違って、
ちょっとオシャレ!!!

 


ハグロトンボ(カワトンボ科)
 
2011年7月30日 だんぶり池・青森

以前紹介したチョウトンボと違って、
こちらは真っ黒な翅である。

何故か夕方しか見かけない印象があり、
フワフワと弱々しく飛ぶ姿は、何となく不気味である。

子供のころは、関東周辺で良く見られたが、
今は、2~3年に一回しか会えない。

 


ヒメクロサナエ(サナエトンボ科)
 
2010年6月12日 だんぶり池・青森

とりあえず、サナエトンボの仲間は、同定が難しいが、
ヒメクロサナエには、胸部の側面に、黒い帯が一本ある。

ネットで調べると、日本特産種であるらしい。

だんぶり池では少なく、今回初めて撮ることができた。

 


ウチワヤンマ(サナエトンボ科)
 
2011年8月12日 ひたちなか市・茨城

尻尾の先がウチワのように広がっているヤンマ(?)。

表題の科の名前が、ヤンマ科ではないのにお気づきだろうか?

名前を付けた人が、少年たちを混乱させようとしたのか?
何故か、この子は、サナエトンボ科に属するのである。

 


オオルリボシヤンマ(ヤンマ科)
 
2011年8月3日 だんぶり池・青森

だんぶり池では、比較的多い。

じっと待っていれば、池の上で、ホバリングしてくれるので、
飛行中の写真が必ず撮れる!!

しかし、百枚近く撮ったと思うが、見るに堪えるのは数枚程度。

⇒デジカメに感謝!!!

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