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さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。 従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。
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個人的な感想だが、特に大型のカミキリは、真夏のイメージだ。
・・・・もちろん、例外もある。
キマダラカミキリ(カミキリムシ科)
2015年5月1日 県民の森・茨城
まだまだ、ほとんど飛んでいる虫を見かけない森林公園。
さりげなく、カメラ片手に歩いていると、
如何にも珍品臭(?)がするカミキリを見つけた。
何で、この時期に・・・?
キマダラカミキリ(カミキリムシ科)
2015年5月1日 県民の森・茨城
図鑑によると、成虫の活動時期は、6~8月となっている。
でも、まだ5月になったばっかり・・・
この子は、さりげなく早生まれ・・・(多分)
⇒早速、ネットでも調べてみると、
成虫越冬する個体もいるようなので、
もしかしたら、早生まれではないかも!?
キマダラカミキリ(カミキリムシ科)
2015年5月1日 県民の森・茨城
それにしても、この模様!!!
クヌギやコナラの樹皮に良く似ている。
君は、こんなところにいてはダメだろう。
キマダラカミキリ(カミキリムシ科)
2015年5月1日 県民の森・茨城
雄の触角はかなり長い!!!
触角の長さを強調して、撮影しようと思ったが、
・・・結果は予想できる。
こんな写真しか撮れなかった。
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この記事は、新ブログへの移行に伴い、写真を最新のものに入れ替えて、
サイズも大きくして見やすくし、説明文も加筆・修正を行っています。
お手数ですが、以下のURLをクリックして、新ブログ記事の方をご覧ください。
【不思議な白い泡(改定)】
↓ ↓ ↓
http://sallygenak.livedoor.blog/archives/2019-09-25.html
もちろん、そのまま下にスクロールしていただければ、
元の記事をご覧になることもできます。
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パソコンに保存されているアワフキの泡巣のような写真。
実は、撮影時からずっと正体不明のままで、
まさか、こんな風にブログネタになるとは・・・・
今回紹介する白い塊は、明らかに製造過程が泡でない。
でも、遠目には、アワフキの泡のように見える。
まずは、簡単なところから・・・
小さい白い粒々が見えるので、これは、明らかに、
宿主から脱出した寄生蜂の繭の集団である。
普通は、脱出しやすいように、平面に並ぶことが多いのだが、
こんな風に、お互い重なり合う場合もあるようだ。
⇒しかし、子供のころ、初めて飼育したモンシロチョウ幼虫から、
寄生蜂が脱出して、黄色い繭を作ったときの驚きは、忘れられない。
これは、いわゆる「クモの巣」ではなく、
間違いなく、雌が産卵した「卵のう」だ。
何故、こんなに断定的に書けるのかと言うと、
実はすぐ近くに、母クモ(?)がいたのを、
私自身が、さりげなく確認しているからである。
クモの卵のうの場合は、周辺部分を見ると、
糸で葉っぱに固定していることが多いので、分かりやすい。
虫えい(ヨモギハシロケタマフシ)
2014年10月5日 浅瀬石ダム・青森
これも、分かりやすい!!!
真っ白な毛の束に覆われている「虫えい」だ。
ヨモギには、ヨモギクキワタフシという虫えいもあるが、
こちらは、葉っぱにあるので、ヨモギハシロケタマフシだろう。
中には、ヨモギシロケフシタマバエ(タマバエ科)がいるはずだ。
そして、ここからは、正体不明!!
これは、もしかして「虫えい」か?
植物が枯れているので、情報不足だが、
表面の見た目は、すぐ上の写真に似ており、
○○○ワタフシ(虫えい)の可能性が、最も高いのだろうか?
全く正体不明??
2010年10月19日 白岩森林公園・青森
上の写真とは、見た目が全く異なるし、
雰囲気的に、虫えいではないだろう。
とりあえず、アワフキ類の泡巣ではない。
ヨフシハバチ類の泡巣でも、シオヤアブの卵のうでもない。
もちろん、産卵直後の白いカマキリの卵でもなさそうだ。
ネット検索で、コマユバチ類が集団で作る繭の可能性も、
もしかしたら、「有り!」なのかもしれない。
全く正体不明!!!
2010年10月20日 白岩森林公園・青森
植物がヨモギなので、上で紹介したように、
ヨモギクキワタフシやヨモギハシロケタマフシという、
有名な虫えいの可能性もあるが、見た感じでは、
表面の構造が綿のような雰囲気ではなさそうだ。
⇒左側のヨモギの茎に接した部分を見ると、
蛾の幼虫が、糸を吐いて作った繭かもしれない。
写真の左側の茎に接している部分の雰囲気が、
今回の2番目の写真のクモの卵のうの周辺部分に似ている。
だから、この塊も、クモの卵のうの可能性が、
最も高いのだろうか?
一方で、偶然ヒットしたネット検索の結果、
偶然見つけたアワノメイガタマゴバチの繭の集団にも、
良く似ていると思うのだが・・・
⇒被写体を、採集しなかったことが悔やまれるのは、
滅多にないことなのだが、今回だけは・・・・!?
今年からは、もう少し真面目に探して、
しかも、数が多ければ、現場で切り開いて、
内部を確認してみたい。
【良く似てるのに!! 葉っぱの白い塊(その3)】
↓ ↓ ↓
http://sallygenak.livedoor.blog/archives/2016-1020
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この記事は、新ブログへの移行に伴い、写真を最新のものに入れ替えて、
サイズも大きくして見やすくし、説明文も加筆・修正を行っています。
お手数ですが、以下のURLをクリックして、新ブログ記事の方をご覧ください。
【不思議な白い泡(改定)】
↓ ↓ ↓
http://sallygenak.livedoor.blog/archives/2019-09-25.html
もちろん、そのまま下にスクロールしていただければ、
元の記事をご覧になることもできます。
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林道をブラブラ歩いていると、様々な植物の葉っぱや茎に、
白い泡(?)のようなものが付着しているのが目に付く。
この時期(6~7月)に限って言えば、ほとんどの場合、
アワフキムシの泡巣だと思って間違いない。
たまに、前回のブログのように、モリアオガエルの卵のうや、
ツツジのもち病の可能性があるのだが・・・
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20150426/1/
ただし、季節が変わって、真夏以降になると、
ほぼ同じ場所で、目につく泡のような塊は、
間違いなく、アワフキの仕業ではなくなる!!!
でも、誰もが良く見ないで、アワフキだと思ってしまう??
⇒まあ、こんなものは、普通の人が立ち止まって、
詳細に確かめることは、まずないだろうが・・・
とりあえず、おなじみのアワフキ類の幼虫の泡巣から・・・
初夏のだんぶり池付近の林道を歩くと、
いたるところに、白い泡の塊が目につく。
これでもかというくらい、頻繁に見られるのだが、
個人的な感想を言えば、あまり気持ちの良いものではない。
柔らかい泡なので、木の枝で軽く突いてみると、
中からアワフキ類の幼虫が、さりげなく出てくる。
もちろん、種の同定はできないのだが・・・
アワフキの泡は、天然素材(?)の界面活性剤の泡である。
昆虫類のように気門(気管)で呼吸する場合には、
この泡は、空気の出入りを完全に遮断する。
だから、クモやアリなどの小型の捕食者に対して、
ほぼ完璧な防御効果が期待できるのだ。
自分自身は、大丈夫なのだろうか?
⇒アワフキ幼虫の腹面は、細長く陥没していて、
気門はこの内面に開口し、その先は、
尾端でシュノーケル状になっている。
だから、泡の中でも呼吸することができるようだ。
アワフキ類の泡巣ではない??
2011年6月10日 ひたちなか市・茨城
アワフキの幼虫は、口針を維管束(道管!)に差し込み、
そこを流れる液の中のわずかな栄養分を吸収し、
残りは全て排泄して、泡巣を形成する。
だから、ほとんどの場合、ひとつ上の写真のように、
植物体の「茎の部分」に、泡巣は形成される。
しかし、この泡巣は、何故か葉っぱに形成されている。
もしかしたら、アワフキの泡巣ではない可能性もあるのだろうか?
⇒すぐ近くに、間違いなくアワフキの泡巣があったので、
おそらく例外的に、葉っぱの道管に口吻を差し込んで、
作られたものなのだろう。
・・・問題は、ここからである。
ヨフシハバチ類の泡巣
2013年8月16日 だんぶり池・青森
最初は、かなり発育の遅いアワフキかと思ったが、
さすがに、だんぶり池の8月では、ちょっと遅すぎる!!
シダも多少枯れかかっているし・・・
よく見ると、泡が細かくクリーミーな感じなので、
間違いなく、これはアワフキの泡巣ではない。
こんな感じで、シダの茎に付く白い泡は、
一部のマニアの中では有名な、ヨフシハバチ類の幼虫の泡巣なのだ。
ただ、ネットのブログ記事でも、良く間違えている人がいて、
中に、アワフキの幼虫がいると書いてあったりする。
ハバチの幼虫なのに(?)、この子は、
シダの葉っぱを、モロモリと食べるわけではなく、
この泡巣の中で、葉茎から汁を吸っているのだろう。
⇒弘前周辺では、9月になると、頻繁に見られるようになる。
この泡巣の詳細については、写真も沢山あるので、
別の機会に紹介したい。
追記(20150710)
以下のページが確定しましたので、是非ご覧ください。
【シダの泡はアワフキの泡巣ではない!!】
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20150710/1/
・・・さらに!!!!!!
多分ムシヒキアブ類の卵のう
2014年8月21日 新発田市・新潟
これも、最初は全く正体不明だった。
見た目は、アワフキやヨフシハバチ類の泡巣のようだが、
完全に葉っぱの平面に存在しており、外部から作られたもののようだ。
だから、イメージとしては、モリアオガエルの卵のうにも見えるが、
季節は晩夏であり、結構しっかりした泡である。
さりげなくネット検索の結果、製造元は、
ムシヒキアブの仲間のシオヤアブの雌と推定された。
もちろん、この時点で、まだ内部に幼虫がいるかどうかは不明だ。
ムシヒキアブの仲間は、良く知られているように、獰猛な肉食である。
だから、幼虫は孵化後速やかに脱出・落下して、
落ち葉や土の中に潜り込み、他の虫を食べて育つはずだ。
⇒カマキリの卵のうのように、このまま越冬するわけではないのに、
何故、こんな立派な卵のうを形成して、卵を保護するのだろうか?
オオカマキリの卵のう
2011年9月29日 だんぶり池・青森
こちらが、越冬するために卵を保護するタイプ。
残念ながら、真っ白ではないのだが・・・
色、形状、時期などから、オオカマキリの卵のうだろう。
まるで、アワフキのように背丈の低い草の茎に産卵されたもので、
思わず、「今年は雪が少ないのか?」と笑ってしまう。
↓ ↓ ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20110611/1/
・・・・そして、最後の一枚は???
全く正体不明!!!!!!
2011年9月3日 白岩森林公園・青森
これは、タイトル通り、全く正体不明のお手上げ状態。
あまり出会ったことはないが、カビやキノコのよう?
こんな雰囲気のカビを、テレビで見たような気がするのだが・・・
もちろん、落下した花びらや鳥の糞でもなさそうだ!
まさか、ティッシュペーパー??
こんなに光沢がないだろう!
・・・という訳で、予想外に撮りためた写真が多いので、
さりげなく次回に続きます
類縁関係にない生物が、擬態ではないのに、
偶然(?)見た目が同じようになってしまう場合がある。
・・・今回で、さりげなく連続3回目
下の左側の写真、最初は「モリアオガエルの卵のう」に見えた。
近づいて、写真を撮ったときのことは、あまり覚えていないのだが、
「何だこれは?」という感じでシャッターを押した。
左: ツツジのもち病 ひたちなか市・茨城(20130606)
右: モリアオガエルの卵のう 蔦温泉・青森(20120714)
何かの蛹か、病死したイモムシ?
このときは、一人ではなかったので、数枚の写真を撮って、
現場では何も確認しなかった。
帰宅後にネット検索しても、なかなか正体が分からない。
ずっと、パソコンの正体不明ホルダーに残されたままだった。
・・・そして、ようやく見つかった。
まさか、ツツジのもち病だったとは・・・・?
こんな雰囲気で、ツツジのもち病は、白くなった葉っぱが、
膨らんで(カール?)いるだけなのだ。
だから、近づいて確認すれば、違いは一目瞭然なのだが・・・
ネット情報では、葉裏の表皮が剥離して、
白色粉状の子実層が露出するとされているので、
少なくとも、見た目は葉っぱではなくなる。
このように、菌の感染によって、
植物体が変形するのであれば、
虫えい(ゴール)に近いのかもしれない。
こちらが、本家のモリアオガエルの卵のう。
確かに似てはいるが、表面の状態が全く違う。
しかも、多くの場合、真下には池や小川がある。
⇒産卵したコナラの葉っぱが小さすぎたのか?
危うく落下するところで、微妙に持ちこたえているようで、
ちょっと笑ってしまう??
・・・・と、話はここで終わらない!!!
実は、これまでの3回分の記事は、序章にすぎないのだ。
普通に見られる「葉っぱの上の白い泡(?)」は、
アワフキムシの仕業だけではない。
今回のように、モリアオガエルの卵のうや、
ツツジのもち病の可能性も、さりげなくその候補だ。
しかし・・・・!!!
さすが、「ちょっとだけ不思議な昆虫の世界」には、
まだまだ、恐ろしい事実が隠されているのだ。
次回予告・・・2回分??
『良く似てるのに! 葉っぱの白い泡』
個人的には、捕食者としてのクモしか興味がなかったが、
写真を撮るようになって、改めてクモを間近に見ると、
予想外に、美麗種がいることに気付く。
⇒さすがに、左欄のカテゴリーを、
昆虫の種類にすることはできない???
今回の写真で、無意味な「クモ嫌い」を解消!!!
ワカバグモ雄(カニグモ科)
2011年6月5日 だんぶり池・青森
この微妙な色合いと、静止姿勢は秀逸だ。
雌は明るい緑色なのだが、雄は日本的(?)な美しさだ。
前の2対(4脚)は、根元が紫紺色で、先端が薄緑色なのに、
後の4脚は、何故かその逆である。
しかも、その静止している場所は、葉っぱの先端部で、
誰も、彼の彼の背後を、そっと通り過ぎることはできない!!!
ウロコアシナガグモ(アシナガグモ科)
2012年6月7日 芝谷地湿原・秋田
まるで単色のステンドグラスのような腹部の模様が素晴らしい。
緑色と薄緑色の組み合わせで、こんな雰囲気の模様は、
もしかしたら、昆虫類にはないかもしれない。
多分カバキコマチグモ(ツチフクログモ科)
2014年6月4日 猿羽根山・山形
半透明(?)の長い脚が、独特の雰囲気を持っている。
黒と赤と黄色の3食葉、警戒色の典型だが、
他の昆虫類に見られるような毒々しさは全く感じない。
いわゆる警戒色ではないのかもしれない。
この姿勢は、おそらく、お尻から糸を出して、
空を飛ぶ前兆なのだろう・・・?
アズチグモ(カニグモ科)
2012年8月20日 東海村・茨城
薄紫色の花(多分園芸種のスミレ?)で見つけた白い雲(?)。
⇒パソコンの漢字変換ソフトは、
「しろいくも」と打つと、これしか出ない!
・・・・でも、訂正はできるだろう
白さの感じは、腹部と頭胸部とは微妙に違う。
この静止姿勢は、ちょっとだけ不思議だ。
これでは、花の上を歩く小昆虫を、
待ち伏せしているようには見えない。
花に飛んでくる小さな虫を待ってるのか・・・
サツマノミダマシ(コガネグモ科)
2012年8月7日 小泉潟公園・秋田
腹部がきれいな緑色のクモ。
何故、こんな名前がついたのだろうか?
⇒もちろん、「薩摩ノミ騙し」ではない?
ネット情報では、その姿がハゼノキの果実に似ており、
これが、京都府や福井県の一部で「サツマの実」と呼ばれるので、
サツマノミダマシと名付けられたようである。
⇒えっ!! ハゼの実????
小さな実が、房のようになるイメージしかない。
サツマノミダマシは、一度にこんなに沢山は、
絶対に見ることが出来ない珍品ではないのか?