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ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界

さりげなく撮った昆虫のデジカメ写真が、整理がつかないほど沢山あります。 その中から、ちょっとだけ不思議だなぁ~と思ったものを、順不同で紹介していきます。     従来のブログのように、毎日の日記風にはなっていませんので、お好きなカテゴリーから選んでご覧ください。 写真はクリックすると大きくなります。   

緊急報告!! 不思議なエカキムシ


まだまだ雪が沢山残っている青森県の弘前市から、
どこを探しても雪がない茨城のひたちなか市へやってきた。

・・・ちょっと前に開通したばかりの常磐道を通って!


 ⇒まだ、バイクは走行禁止であり、車も窓を閉めて走る。
  途中の何か所かに、リアルタイムで放射線レベルを示す看板がある。


  車窓には、異様な光景が・・・・

  黒い袋に入れられた除染廃棄物が、
  人の姿のない道路脇や畑に、並べられている。

  その整然と並んだ黒い袋が、ちょっとだけ不気味だ。

 

 

とりあえず、ひたちなか市内のお気に入りの場所へ行ってみた。


目につく緑色の葉っぱは、全て常緑樹のもので、
軽く虫を探しても、陽だまりにハエがチラホラ・・・


そんな常緑の葉っぱに、ちょっとだけ不思議なものを発見。

 

 


ハモグリバエ食痕!!

2015年3月10日 ひたちなか市・茨城

白い波線の模様がある葉っぱが見える。


こんな感じで、絵を描いたように食痕を残す虫たちは、
「エカキムシ」とか「ジカキムシ」とか呼ばれる。

犯人(虫?)は、チョウ目のハモグリガ類か、
ハエ目のハモグリバエ類の幼虫であることが多いようだ。


おそらくこれは ツバキの葉っぱに寄生した、
チャノハモグリバエ幼虫の食痕だろう。

幼虫が、葉の内部をトンネル状に食い進んでいくので、
緑色の葉に、あたかも白い線を描いたように見えるのだ。


どんだけ平べったいのだ!!!

 

近くには、全く食痕の見られない株も沢山あるので、
この付近だけが、産卵しやすい場所だったのだろうか?

それとも、1匹の雌が連続して産んだ卵なのだろうか?

 

 

 


ハモグリバエ食痕!!

2015年3月10日 ひたちなか市・茨城

これが、ハモグリバエ幼虫の典型的な食痕??


産卵場所(?)のスタート地点から細い部分が続き、
幼虫が葉の内部を食い進んで成長するにつれて、
だんだん太くなっていくのが分かる。

最終的には、終点部分で蛹になったのだろう。

 

 

 

 

ハモグリバエ食痕!!

2015年3月10日 ひたちなか市・茨城

この写真は、ちょっとだけアート??

でも、この食痕は、ただ事ではない。


軽く調べたネット情報では、
白い食痕は、一筆書きのように線が重ならないはずだが、
この写真は、そんなことはない。

しかも、同じ太さで描かれて、全く成長の跡が見られない!!


 ⇒じっくり見ても、どこが、スタート地点で、
  どこが、終点なのかも全く分からない!!

  一枚の葉に、何匹の幼虫がいたのだろうか?

 

 

 


しかし・・・・

 

 


ハモグリバエ食痕!?

2015年3月10日 ひたちなか市・茨城

これは、上の写真とは逆に、成長が早すぎる!!!

 

虫の種が違うのか?

それとも、植物側の発育状態が違うのか?

または、産卵時期の気温の違いで、成長速度が違うのか?

 


一方で、左側に見えるメガネのような細い食痕は、
行き場所がなくなって、迷走しているようにも見える。

 

 


・・・という訳で、今年最初の「不思議な虫たち」でした。

 

 

(お詫び)

タイトルを見てお分かりのように、
今回は「虫たちの親子シリーズ」ではありません。

したがって、チャノハモグリバエ成虫の写真はありません。


 ⇒もし仮に万が一、写真があったとしても、
  それがチャノハモグリバエと同定することは、
  私には、100%できないのだが・・・

 

 

    

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かなり不思議!! カゲロウの仲間


今月は、ブログ開設時の原点に戻って、
想定読者は、虫好きの高校生!!!


今回のターゲット、カゲロウの仲間は、
色々な意味で、ちょっとだけ不思議な昆虫である。

 


まずは、下の写真をご覧ください。

 


フタスジモンカゲロウ(モンカゲロウ科)

2011年7月24日 だんぶり池・青森

弱々しい身体に、透明な翅と、長い3本の尾を持ち、
成虫の寿命の短さでも良く知られている昆虫だ。

寿命が短い成虫には、一応口はあるが、
おそらく、食物を摂取する機能は全くないのだろう。

止まるときは、ほとんどの種が、
このように、翅を背中合わせに垂直に立てる。


この雰囲気・生き方は、個人的にアートだと思う。

 

 

 


フタスジモンカゲロウ(モンカゲロウ科)

2011年7月7日 豊浦森林公園・北海道

水中生活をする幼虫が、十分に成長し、
羽化する前になると、水面に浮き上がり、
あっという間に(多分、数秒!!)に脱皮する。

初夏の夕方近く、水面から羽化したての成虫が、
次々に飛び立っていくのを見たことがある(テレビで!)。

実は、この水面から羽化して行くのは、亜成虫と呼ばれる【注1】

亜成虫は、飛び立った後、別の場所で改めて正式に(?)脱皮する。

そこで初めて、本当の成虫になるのだ。


上の写真の子は、貴重な(多分?)亜成虫だ。

 

 

 

カゲロウの仲間

2013年6月21日 矢立峠・秋田

信じられないかもしれないが、これは脱皮殻である。

普通の昆虫類の羽化時の脱皮殻は、
こんな風に、翅が伸びきった状態で残っていることはない。

何故、いったん羽化して翅が伸びた後に、
再び脱皮するような不経済なことをするのだろうか?

 

 

 


モンカゲロウ(モンカゲロウ科)

2011年5月31日 だんぶり池・青森

見た目でも明らかなように、軟弱な身体のカゲロウの仲間は、
外敵に対する防御手段を、全く持ち合わせていない。


理由は、明らかである。

防御手段を進化させるほど、成虫は長生きをしないからだ。

ただし、カゲロウの仲間には、別な意味で強力な防御手段がある。

 

 

 


モンカゲロウ(モンカゲロウ科)

2012年6月7日 芝谷地湿原・秋田

成虫の時代が、極端に短いカゲロウは、ほぼ一斉に羽化する。

もちろん、種や地域によって異なるが、
初夏の頃が最も多く、時間も夕方頃が多い。

このように大発生することは、短命のカゲロウにとって、
近くに交尾相手がたくさんいる状態となるので、理にかなっている。


そして、もうひとつ、重要な意味があるのだ。

ある地域に、大量のカゲロウが一斉に出現した場合には、
とても、そこにいる野鳥類やその他の捕食者が、
一網打尽に、食べきれるものではない。

必ず、ある程度の個体数が残って(生き延びて)しまうのだ。

この現象は「天敵からのエスケープ」と呼ばれ、
結構多くの種類が採用する、重要な防御手段のひとつなのだ【注2】

 


という訳で、ちょっとだけ不思議で、しかも、
突っ込みどころ満載のカゲロウの仲間でした。

 

 

【注1】カゲロウの仲間は、蛹の時代がない不完全変態であるが、
    卵→幼虫→亜成虫→成虫と「半変態」と呼ばれる特殊な変態を行う。

    亜成虫の期間は、数時間から1日以内であることが多く、
    成虫になってからの生存期間も、数時間ないし数日で、
    この間に、素早く(?)交尾し・産卵するのだ。

 

 


【注2】オオカバマダラの集団越冬や、17年ゼミなどが、
    その代表的な例であり、教科書にも載っている。
    ↓   ↓   ↓
    http://kamemusi.no-mania.com/Date/20130215/1/

    捕食者の数よりも被食者の個体数が多すぎ(!!)て、
    捕食者が食べきれない現象を、「天敵からのエスケープ」と呼んだ。

    しかし、最近では、有名な大学の先生も含めて、
    単に、「ある個体が天敵から、何らかの手段で逃げ延びる」現象を、
    天敵からエスケープすると呼び、この語を使用しているようだ。

    もともとのエスケープという英語の意味から使っているのだろうが、
    我々のような古い人間にとっては、微妙な違和感を感じる。


    

 


 

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偶然と必然? ヒトツメカギバ他


前々回・前回と、(擬態ではないのに)、
類縁関係のない虫が、全く偶然に、
互いに良く似た姿かたちになっている例を紹介した。
↓  ↓  ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20141218/1/
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20141221/1/


特定のモデル種に似せるベイツ型擬態の場合とは違って、
姿かたちに関しては、自然淘汰が働かないと考えられるので、
両種の見た目が同じようになるのは、全くの偶然である。

だから、このような例は、かなり稀なことだと思う。

 

 

さらに、今回紹介する例は、ちょっとだけ不思議である。


以下、連続で4枚の写真をご覧ください。

 

 


ヒトツメカギバ(カギバガ科)

2010年8月29日 だんぶり池・青森

前翅に、眼のような紋を持つ普通の白っぽい蛾だ。

ただ、前翅にある模様の色が微妙で、これは鳥の糞の色だ。

 

 

 

マダラカギバ(カギバガ科)

2014年7月6日 トマム・北海道

この子は、上のヒトツメカギバと同じ科に属するので、
雰囲気が良く似てるのは、まあ当然である【注1】

単独で緑の葉っぱの上にいるときは、
多分、鳥の糞に見えないこともない。

 

 

次に、・・・・

 

 

ヒトツメオオシロヒメシャク(シャクガ科)

2013年8月2日 矢立峠・秋田

この子も、ヒトツメ~~と名付けられているが、
類縁関係のないシャクガ科に属する蛾である。

目玉模様の雰囲気もあるが、鳥の糞にも見える。

 

 

 

ウススジオオシロヒメシャク(シャクガ科)

2012年6月26日 万葉の里・群馬

微妙に模様が違うこの子も、同属の蛾である【注2】


これまで紹介した4種は、いずれも、
葉っぱの上で静止するときに、
左右前翅の前縁部分が、ほぼ一直線になり、
見た目が非常に良く似ている。

 

 

・・・と、ここまでは、前2回と同じように、
カギバガ科とシャクガ科の類縁関係のない2つのグループの蛾が、
互いに良く似た姿かたちになっている例の紹介である。

 

 

しかし、今回は、非常に興味深い事実がある。

最初のヒトツメカギバは、不思議な交尾行動をするのだ。

 

 

多くの虫たちが、色や形を鳥の糞に似せることで、
外敵の目を欺く「糞擬態」という防御戦略には、
宿命的な欠点があるのだ。

それは、蛾の左右対称の姿かたちである。

糞擬態は、隠蔽的擬態の範疇には入らない。

とりあえず、自分が鳥の糞であることを、
捕食者(鳥!)に知らせた後で、
餌ではないことを、認識させる必要があるのだ。

 

上で紹介した4種類の蛾は、いくら糞のような色でも
そのまま静止していれば、左右対称の明らかな蛾の輪郭なので、
野鳥類は、すぐに蛾であることが分かってしまうだろう。

 


ところが、・・・

 

ヒトツメカギバ交尾中(カギバガ科)

2012年9月13日 芝谷地湿原・秋田

このように2匹が協力(?)し合えば、
左右対称ではなくなり、蛾の輪郭は、
完全に消されてしまうのだ。

場合によっては、交尾が終わっても、
そのまま、雌雄が重なっていることもある。


しかも、これこそが偶然か必然か、
垂直に近い葉っぱにいるときには、
まるで柔らかい鳥の糞が、垂れ下がっているように、
細長く重なっていることもあるのだ。

その「衝撃的な写真」があるので、
是非、以下のページをご覧ください。
↓  ↓  ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20120918/1/

 


そこで、興味深いのは、ヒトツメカギバ以外の種の交尾だ。

彼らもまた、間違いなく、単独でいるよりも、
交尾しているときの方が、鳥の糞に見えるはずだ。

擬態を完成させるには、雌雄が交尾をして、
蛾の輪郭を消す必要があるのだ。


はたして、ヒトツメカギバと同じような交尾行動が、
必然となるのだろうか?

 

 

 

【注1】ネット情報では、日本産のカギバ科には、
    他に2種の良く似た蛾がいるので、以下の4種が、
    鳥の糞に擬態していると思われる。

     ヒトツメカギバ  Auzata superba superba
     マダラカギバ  Callicilix abraxata abraxata   
     モンウスギヌカギバ  Macrocilix maia
     ウスギヌカギバ  Macrocilix mysticata watsoni

    もちろん、この4種は近縁種であり、
    互いに良く似ているのは、共通祖先が同じなので、
    偶然ではないだろう。

 

【注2】ネット情報では、日本産のシャクガ科には、
    他に2種の良く似た蛾がいるので、以下の4種が、
    鳥の糞に擬態していると思われる。

     ヒトツメオオシロヒメシャク Problepsis superans superans
     ウススジオオシロヒメシャク    Problepsis plagiata
     フタツメオオシロヒメシャク    Problepsis albidior matsumurai
     クロスジオオシロヒメシャク    Problepsis diazoma
     

    もちろん、これら4種は同属なので、
    似ているのは当然であろう。




     

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偶然と必然? ヨツメトビケラとシロモンヒメハマキ


前回、どちらかが擬態しているわけではないのに、
類縁関係のない虫が、全く偶然に、
互いに良く似た姿かたちになっている例を紹介した。
↓  ↓  ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20141218/1/


特定のモデル種に似せるベイツ型擬態の場合とは違って、
姿かたちに関しては、自然淘汰が働かないと考えられるので、
両種の見た目が同じようになるのは、全くの偶然である。

だから、このような例は、かなり稀なことだと思う。


・・・もちろん、私が知らないだけかもしれないが・・・

 

 


今回、写真が撮れた、もう一例だけ紹介しよう。

 

 

まずは、福井県の瓜割の滝で見つけた、
よく目立つ模様のこの子から・・・

 

ヨツメトビケラ(フトヒゲトビケラ科)

2014年5月25日 瓜割の滝・福井

真っ黒な翅に、よく目立つ黄白色の三日月。


実は、この写真では、三日月紋が、
左右に1個ずつしかないように見えるが、
前翅と後翅に、それぞれ1個ずつあるので、
名前の由来通り、四つ目である。

 

 

 

ヨツメトビケラ(フトヒゲトビケラ科)

2014年5月25日 瓜割の滝・福井

だから、翅を開いて飛んでいると、
鮮やかな4つの紋が、はっきり見える。

ただ、あまりトビケラ類は、有毒であったり、
他の防御手段を持っているとは、考えにくいので、
警戒色ではなさそうだ。


⇒ この紋は、雄にしかないので、
  もしかしたら、交尾行動に関係しているかもしれない。

 

 

 

そして、酸ヶ湯温泉で見つけたこの子は、
チョウ目のハマキガの仲間であるが、
見た目の雰囲気が、上のトビケラと良く似ている。

 

 


シロモンヒメハマキ(ハマキガ科)

2014年6月21日 酸ヶ湯温泉・青森

すぐ上の写真と比較すると、全体の雰囲気が、
非常に良く似ていることが分かる。

しかも、良く目立つ模様なので、
捕食者に発見されやすいような気がするのだが・・・

 

 

 

シロモンヒメハマキ(ハマキガ科)

2014年6月21日 酸ヶ湯温泉・青森

ネット情報では、幼虫の食草はサクラなどで、
成虫が、有毒成分を体内に持っているとは考えにくい。

 

 

という訳で、今回の両種が良く似ているのも、
擬態関係ではなく、偶然の結果だろう。


もちろん、未知の(単に私が知らないだけ!!)の、
モデルとなった不味成分を体内に持つ3番目の種が、
いるかもしれないのだが・・・

 

    

 

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偶然と必然? ヨモギネムシガとシロズオオヨコバイ


類縁関係のない虫が、全く偶然に、
互いに良く似た姿かたちになることは、
自然界では、良くあることだ。

両種とも、良く目立つ色彩である場合には、
どちらか一方に、何かしらの適応的な意味があることが多く、
その関係を、擬態(ベイツ型擬態)と呼ぶ。


このような擬態という概念は、非常に興味深い現象が多く、
このブログでも、しばしば紹介してきた。
↓  ↓  ↓
http://kamemusi.no-mania.com/Date/20110114/1/

 

ところが、(多分)モデルと擬態者の関係ではなく、
全く偶然に、互いに良く似ている場合もあるようだ。

 

 


まずは、だんぶり池のヨモギの葉っぱで見つけた、
前衛的な模様のこの子から・・・

 

 


ヨモギネムシガ(ハマキガ科)

2013年7月12日 だんぶり池・青森

茶色の前翅に、あまり見かけない白い模様がある。

中央の茶色の部分だけに注目すると、
スカートをはいた女の子のようにも見える。
⇒(最近流行のだまし絵のようだ)

ただ、この白い模様の形は、かなり変異が多いようで、
残念ながら、写真が悪くお見せできないのだが、
先端部分が、オーム(Ω)型に繋がった模様も多い。

 

 

 

 

ヨモギネムシガ(ハマキガ科)

2013年7月12日 だんぶり池・青森

名前が示すように、ヨモギの葉っぱで良く見かける。

私は、ハイイロセダカモクメ幼虫の関係もあって、
ヨモギの葉っぱにいる虫(幼虫も!)を、
必死に探すことが多いのだが、
それらしい、この子の幼虫は見たことがない。

もしかしたら、葉っぱを巻いて、
その中に潜り込んでいるのかもしれない。


いずれにしても、寄主植物のヨモギには、
有毒物質は含まれていないはずだ。

 

 

 

そして、酸ヶ湯温泉で見つけたこの子は、
カメムシ目のヨコバイの仲間であるが、
姿かたちが、上のハマキガとそっくりである。

 

 

 

シロズオオヨコバイ(オオヨコバイ科)

2013年10月10日 酸ヶ湯温泉・青森

最初に見つけたときは、上のヨモギネムシガを思い出した。

この子のオーム(Ω)の色は、赤褐色であるが、
多くは、真っ黒のようである。


おそらく、カメラレンズの特徴からか、
写真で見ると、明らかに違って見えるのだが・・・

 

 

 

 

シロズオオヨコバイ(オオヨコバイ科)

2013年10月10日 酸ヶ湯温泉・青森

ネット情報では、雌雄で模様の雰囲気が違うようだ。

また、雌雄の差ではないようだが、
オーム型が真っ黒な個体も、ときどき見かける。

個人的は、オームが赤いタイプの方が好きだ。


寄主植物はヤナギなので、おそらく有毒植物ではない。

 

 


という訳で、今回の両種が良く似ているのは、
擬態関係ではなく、偶然の結果だろう。


もちろん、未知の(単に私が知らないだけ!!)の、
モデルとなった不味成分を体内に持つ3番目の種が、
いるかもしれないのだが・・・

 

   

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